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2021.11.28

【事例つき】瓦屋根のリフォームの費用と工事の種類

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「瓦屋根のリフォームはいくらかかるの?」
「屋根リフォームにはどんな種類があるの?」

とお悩みの方へ。瓦屋根の住宅は築30年を過ぎていることも多く、リフォームを検討する人が増えています。最近の屋根材は機能性も高く、また和風住宅にマッチするデザインも豊富です。

瓦屋根から新しい屋根へとリフォームすれば、家の外観が美しくなるだけではなく、耐震性機能性もアップしますよ。

この記事では瓦屋根のリフォームを検討している方に向けて、一般的な工事の種類とおすすめの屋根材、費用を含めた実績をご紹介します。

瓦屋根リフォームでは葺き替え工事が多い

既存屋根が瓦屋根の場合、屋根リフォームでは葺き替え工事が一般的です。その理由は、瓦屋根の劣化状態と重さが挙げられます。

瓦屋根の住宅は築20~30年を過ぎているケースも多く、雨漏りなど劣化が激しい状態も少なくありません。

また瓦屋根は重量が重く、耐震性や機能性を考慮しても、瓦屋根の場合は葺き替え工事をご提案しています。

葺き替え工事とは?

屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去して、新しい屋根材に張り替える工法です。下地部分も補強しますので、内部もすべてリフォームします。

葺き替え工事は屋根部分を全て取り替えますので、内部劣化も補修したり機能性を高めたりといったメリットがあります。その反面費用は高額になり、期間も長くなる点がデメリットです。

葺き替え工事のメリットとデメリットは後ほど詳しくご紹介します。

瓦の葺き替え工事の材料別の工事種類

瓦屋根の葺き替え工事では、主に以下の3つの屋根材をご提案しています。

  • ルーガ
  • ガルテクト
  • スレート屋根

順番にご紹介します。

瓦屋根からルーガへの葺き替え

ROOGA(ルーガ)とは、屋根材の大手メーカーケイミュー社が製造販売する屋根材です。気泡を無数に含ませることで軽量化を図っており、重さは陶器平板瓦の半分程度となっています。

ルーガの大きな魅力といえばそのデザインで、和風・洋風どちらの住宅にも合います。瓦屋根の住宅は全体的に和風であることが多く、最新の洋風デザインの屋根材が合わないケースも少なくありません。

より和風を意識するならルーガ「雅」、すこし洋風の要素を取り入れるなら「鉄平」とデザインに幅もあります。ブラックやブラウン、グリーンなどカラーバリエーションもあるので、家全体の雰囲気を見て決められます。

瓦屋根からガルテクトへの葺き替え

ガルテクトはアイジー工業が製造販売する金属製の屋根材です。近年の金属屋根といえば「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる、薄い鋼板にアルミニウムや亜鉛といった合金をメッキした素材が人気となっています。

またアイジー工業ではガルテクトがさらに進化した「スーパーガルテクト」もあり、機能性を高めたい方におすすめです。

ガルテクトは次でご紹介するスレート屋根よりも軽く、さらに丈夫で耐用年数が30年と大変長い点が魅力です。瓦屋根からガルテクトへと葺き替え工事を行えば、次のリフォームではカバー工法にすることもできます。

瓦屋根からスレート屋根への葺き替え

スレート屋根はスレートという粘土板岩を使用した屋根材で、様々なメーカーが販売しています。コロニアル屋根やカラーベストといった商品もスレート屋根の1つです。

スレート屋根の大きなメリットは、瓦よりも軽い点デザインやカラーが豊富な点が挙げられます。裁断しやすい素材なので、複雑な形の屋根にも対応可能です。金属屋根よりも厚みがあるので、ある程度の衝撃を受けても凹みません。

スレート屋根は金属屋根よりは重く、寿命も10年と短めです。定期的な塗装メンテナンスが必要で、経年劣化が進むと再度リフォームが必要になります。

瓦屋根リフォームのメリット、デメリット

瓦屋根を葺き替え工事でリフォームする時のメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

  • 屋根内部の劣化も補修できる
  • 屋根の機能性がアップする

デメリット

  • リフォーム費用が高額になる
  • 大規模工事となり工期が延びる

順番に解説します。

屋根内部の劣化も補修できる

屋根瓦の住宅は築20~30年以上経過しているケースも多く、基本的に葺き替え工事となります。

葺き替え工事は屋根全体を作り変えるため、内部の劣化も補修できます。防水シートの劣化や下地の歪みがあれば、葺き替えリフォームによって美しくなり、見た目も新築同様となります。

既存屋根をそのまま使うカバー工法は表面のみのリフォームとなり、内部のお手入れができません。内部の補修をせずカバー工法を行えば劣化が進み、結果的に雨漏りが起きるリスクもあるのです。

屋根の機能性がアップする

葺き替え工事では、重たい和瓦から軽量の新しい屋根へとリフォームします。その結果屋根の軽量化耐震性断熱性といった機能性が大幅にアップするのです。また屋根を内部から新しくする葺き替え工事は、屋根の寿命も延ばせます。

前述したように、ルーガ・ガルテクト・スレート屋根など日々新しい屋根材が登場しており、自然素材の和瓦よりも断熱性や軽量性といった機能性も優れています。

例えばアイジー工業の「スーパーガルテクト」という屋根材はガルバリウム鋼板を進化させており、重さはなんと和瓦の1/10ほど。屋根が軽くなると家全体への負担も軽くなり、耐震リフォームとしても大変有効です。

リフォーム費用が高額になる

葺き替え工事では屋根部分を全て撤去しますので、古い屋根材の撤去廃棄に別途費用が発生し、費用が高額になります。葺き替えを行う屋根の面積や素材によって費用は大きく変わりますが、高額なのでつい工事を先延ばしにしてしまう…という方も少なくありません。

葺き替え工事は、屋根リフォームの中でも最も高額です。しかし前述したようなメリットを考えれば、その価値は十分にあります。

ゼファンで行った葺き替え工事事例については後ほど費用とともに詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

大規模工事となり工期が延びる

葺き替え工事は既存の瓦を1枚ずつはがし、下地の撤去や不陸調整、廃材の撤去なども行う必要があります。他の屋根リフォームと比較しても最も大きな工事で、工期が伸びる点はデメリットです。

また大規模な工事であり、埃が出たり騒音が気になったりします。そのため、近隣住民への挨拶や説明が必要です。

ゼファンでは屋根工事を行う場合、担当する職人がきちんと責任をもってご近所へご挨拶を行います。施工内容の説明やどのような影響があるのかを説明して回りますので、ご安心ください。

ゼファンの瓦屋根リフォームの実績と費用相場

ゼファンにご依頼いただいた瓦屋根のリフォーム実績について、実際にかかった費用と合わせて3つご紹介します。

実績1:大阪府守口市 和瓦からルーガ雅(ケイミュー社) 屋根葺き替え工事

「瓦がずれている」とお問合せを頂き、和瓦からケイミュー社の「ルーガ雅」で葺き替え工事を行った事例です。過去には台風で瓦が飛んでしまったこともあるそうで、台風被害や地震対策を考えて全面葺き替え工事をご提案しました。

屋根材は和風のイメージを壊さないルーガ雅をご提案。一枚一枚カラーを絶妙に変化させた雅専用のオリジナル塗装で、和瓦のような重厚感あるデザインが魅力です。和風の屋根材を採用して、家全体の雰囲気を壊さない屋根へと生まれ変わりました。

  • 施工費用  406万
  • 施工面積  182㎡
  • 屋根の形  切り妻
  • 工期    18日

大阪府守口市 和瓦からルーガ雅(ケイミュー社) 屋根葺き替え工事

実績2:大阪府茨木市 セキスイU瓦からルーガ鉄平へ 屋根葺き替え工事

瓦屋根からルーガ鉄平へと全面葺き替えを行った事例です。20年前に和瓦から「セキスイU瓦」という屋根材で葺き替え工事を行ったそうですが、劣化が激しく、屋根に乗ると割れてしまうレベルでした。

長持ちする軽い屋根材をご希望でしたので、ルーガ鉄平をご提案。ルーガ雅よりも平面的ですが鉄平石のような重厚感のある美しさが魅力で、洋風・和風どちらのイメージにも合います。

屋根材のカラーはお客様のご希望により、「ストーンブラウン」を採用しました。全面葺き替えリフォームで、見違えるように美しくなっています。

  • 工費用  170万
  • 施工面積  80㎡
  • 屋根の形  切妻
  • 工期    10日間

大阪府茨木市 セキスイU瓦からルーガ鉄平へ 屋根葺き替え工事

実績3:大阪府大東市 和瓦からガルテクトへ屋根葺き替え・庇工事・雨樋掛け替え工事

和瓦からガルテクトへ葺き替えた事例です。既存屋根の劣化やズレが多く、ゼファンおすすめのアイジー工業「スーパーガルテクト」による葺き替えをご提案しました。

家全面に足場を組むので、雨樋の交換や庇板金、庇板金回りの木破風部の工事も同時に施工しています。「シェイドチャコール」というカラーを採用し、青系の瓦屋根からシックな黒系になり、板金や雨樋と統一感を持たせた仕上がりになりました。

屋根リフォームでは足場を組む費用がかかります。雨樋の交換なども同時に行うと、将来のリフォーム代を抑えることができるのでおすすめです。

  • 施工費用  144万円
  • 施工面積  42㎡
  • 屋根の形  切妻
  • 工期    4日

大阪府大東市 和瓦からガルテクトへ屋根葺き替え・庇工事・雨樋掛け替え工事

実績4:大阪市東住吉区 屋根漆喰塗り替え工事

屋根漆喰塗り替え工事

大阪市東住吉区で屋根の漆喰塗り替えの工事をご依頼頂きました。陶器瓦の寿命は長いですが漆喰は瓦ほど長く持ちません。そのため10年に一度くらいのペースで漆喰塗り替えが必要です。

  • 施工費用  10万円
  • 施工面積  20㎡
  • 屋根の形  切妻
  • 工期    1日

大阪市東住吉区 屋根漆喰塗り替え工事

実績5:大阪府門真市 和瓦修繕工事(鬼復旧 地瓦差し替え 棟積み直し)+雨樋工事

和瓦修繕工事

災害により多く被害を受け瓦の復旧・修繕と雨樋の交換工事のご依頼を頂きました。
工期は約1週間ほどで完工致しました。

  • 施工費用  174万円
  • 施工面積  ー
  • 屋根の形  入母屋 下屋あり
  • 工期    10日

大阪府門真市 和瓦修繕工事(鬼復旧 地瓦差し替え 棟積み直し)+雨樋工事

まとめ

瓦屋根のリフォームについて、葺き替え工事の概要やおすすめの素材、実績をご紹介しました。この記事をまとめます。

  • 瓦屋根のリフォームは、既存屋根を撤去する葺き替え工事がメイン
  • 葺き替える屋根材は、ルーガ・ガルテクト・スレートがおすすめ
  • 葺き替え工事は屋根内部の補修ができたり寿命が延びたりといったメリットがある

屋根の状況やご希望によって最適なリフォーム方法は変わりますので、まずは一度専門業者に現地調査をお願いしましょう。

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪、京都、奈良、滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!

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