こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は屋根工事の豆知識として屋根工事の種類についてご紹介したいと思います。皆さんは屋根工事の種類と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが、一言に屋根工事と言っても工法や施工条件、工事場所などによってその種類は様々です。因みに真っ先に思い浮かべそうな『雨漏り補修』などは屋根工事の種類とはいえません。
要は『雨漏り』などの屋根トラブルを直すためにどのような工事を行うのか?といった具合に分類しているもので、屋根トラブルの症状は関係ありません。もちろん、分類されている屋根工事は工法なども違う為、メリットやデメリットはそれぞれ違います。
屋根工事の種類を知っておくことで、ご自身のお住まいに屋根工事が必要になった時、どの工事で行うのが一番いいのか予想できるようになるので、是非覚えておきましょう。
そもそも屋根工事はどんな時に踏み切る?
それではまず、一般的に屋根工事に踏み切るタイミングについてご紹介したいと思います。屋根は高所にある場所でもあるので、普段はあまり注目もしない場所ですよね。しかし、日々、紫外線や風雨にさらされ続けている場所でもあるので、徐々に劣化は進んでいます。以下に一般的な屋根工事のタイミングをあげてみます。
- 近所の家が屋根工事をしていて自宅も必要かなと思った
- 訪問営業の人に指摘され気になったから
- 屋根の汚れが目立つから
- 外壁塗装のついでに屋根も直そうと思った
- 何度も雨漏り補修したけど直らないから
- 台風等で屋根にダメージを受けたから思い切って屋根工事をしようと思った
- 屋根の軽量化が耐震対策として効果的と聞いたから
屋根工事のタイミングは人それぞれなので他にも理由はありますが、上記のような理由が多いです。屋根は外壁や内装と違い、普段は目につかない場所なので定期的な点検・メンテナンスの重要性をあまり考えていない人も多いものです。その為、大きな屋根トラブルを抱えてから初めて屋根工事の必要性を感じると言う人も多いのですが、この場合は建物自体にも悪影響を与えている可能性が高くなります。屋根のメンテナンスは建物の寿命を延ばすことにもつながりますので、是非、定期的に行いましょう!
様々な屋根工事をご紹介します。
それでは、様々ある屋根工事の種類をそれぞれご紹介したいと思います。屋根工事はどのような建物にも必要になる物なので覚えておきましょう。
POINT.1屋根の葺き替え工事
屋根葺き替え工事は、築年数が経過した屋根や、劣化の激しいスレート屋根の場合に行われる屋根工事です。
工事内容 | 既存屋根材及び既存屋根の下地を一度全て撤去した後に、新しく下地から施工する工法です。 |
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施工期間の目安 | 一般的に4~7日 |
施工費用の目安 | 60万円~200万円(屋根面積や使用材料によります) |
葺き替え工事は、屋根工事の中で最も高額な工事ですが、下地からやり替えが出来るので、簡単に言えば屋根を新築したことになります。その為、建物の寿命を延ばすことにつながります。しかし、業者によってはルーフィング・下地(野地板)などのやり替えを行わず、屋根材だけを葺き替える業者があり、この場合は早期の雨漏り被害が発生する恐れがあるので注意しましょう。
POINT.2屋根のカバー工事(重ね葺き工事)
カバー工事は、生涯にかかる屋根メンテナンスの費用を抑えたい場合にお勧めの方法です。ただし、屋根の状況によっては採用できない場合があるので注意が必要です。
工事内容 | 既存屋根の上から新しい屋根材を重ねるように施工していく方法です。既存屋根を撤去しないので施工期間の短縮ができ、施工費を抑える事が出来ます。 |
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施工期間の目安 | 一般的に4~7日 |
施工費用の目安 | 70万円~120万円(屋根面積や使用材料によります) |
カバー工事の大きなメリットは、既存屋根材の上からそのまま施工する為、余計な廃材も出ないので施工期間を短縮でき、全体の施工費用を抑える事が可能です。ただし、既存屋根の劣化が進行している場合にはカバー工事はできません。
POINT.3屋根塗装工事
屋根塗装は、既存屋根材の塗装が剥げ、防水機能がなくなっている場合や見栄えが悪くなっている場合などに必要になります。
工事内容 | 既存屋根材を一度キレイに洗浄してから専用の塗料で塗装をします。屋根塗料には断熱性に優れた物、耐候性に優れたものなど種類も様々なので、欲しい性能によって選びましょう。 |
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施工期間の目安 | 一般的に10~12日 |
施工費用の目安 | 40万円~80万円(屋根面積や使用材料によります) |
屋根塗装に良くあるトラブルで、塗装後の『縁切り』が行われていないことにより雨漏りが発生する事です。また、塗装を1回や2回で終わらせる業者も少なくないので注意が必要です。塗装工事は基本的に3回塗りだという事を覚えておきましょう。
POINT.4漆喰補修工事
和瓦の屋根で使用されている漆喰は10~15年程度に1度メンテナンスが必要です。漆喰の劣化は雨漏り原因としても多いので必ず行いましょう。
工事内容 | 漆喰は経年劣化で崩れていきます。漆喰の劣化は瓦のズレ等を引き起こし、雨漏りの原因になるので定期的に塗り直しを行います。 |
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施工期間の目安 | 一般的に1~4日 |
施工費用の目安 | 10万円~50万円(屋根面積や足場の有無によります) |
POINT.5雨樋交換(補修)工事
経年劣化で雨樋が破損したり、雨樋にゴミが溜まり排水がうまくできなくなると雨漏りの原因となります。その為、定期的に雨樋の点検・メンテナンスを行いましょう。
工事内容 | 雨樋交換の場合は既存の雨樋を全て撤去し、新しく雨樋を設置します。他にも雨樋の角度調整、ゴミの撤去、破損個所の補修などがあります。 |
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施工期間の目安 | 一般的に1~4日 |
施工費用の目安 | 0.5万円~10万円(工事内容により変動) |
庭に大きな木があるお宅や、山に面しているお宅などは雨樋に落葉が溜まりやすい為、雨樋が詰まるという事が多くあります。雨樋の詰りは雨漏りにつながりますので、定期的に雨樋清掃を行いましょう。
屋根工事は場面によって必要な工事が違います
今回は、屋根工事の種類に分けて、それぞれの工事を簡単にご紹介しました。上述した工事は全て屋根工事の中に含まれるのですが、それぞれの工事内容が大きく違い、必要な場面も全く違うと言うのが分かっていただけたのではないでしょうか?もちろん、細かく考えれば上述した以外にも様々な工事があります。
屋根工事は、屋根に起きたトラブルによって必要となる工事も大きく異なります。例えば『雨漏り』が発生した場合、雨樋の詰りが原因なのに屋根の葺き替え工事を行っても意味はありませんし、屋根の下地が劣化しているのにそれを放置してカバー工法で施工してしまうと、逆に状況を悪化させてしまい、早期に葺き替え工事が必要になるといった場合もあります。屋根工事は、なぜその工事が必要なのか、なぜその工事を行うのか、きちんと業者さんに質問し、納得してから進める事をオススメします。
屋根は建物の中でも最も過酷な環境にさらされづけている部位である為、日々劣化が進んでいくのを止める事はできません。しかし、定期的に点検を行い最適なタイミングでメンテナンスを行う事で屋根の寿命を延ばすことは可能です。それが結果的に建物自体の寿命を延ばすことにつながりますので、是非、屋根の点検・メンテナンスは定期的に行いましょう。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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