こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、台風から屋根を守るために注意しておきたいポイントについてご紹介します。今年も9月に入り、これからいよいよ本格的に台風が増加する季節に入ってきました。実際にこの記事を執筆する直前、9月8日深夜には、関東地方に大型の台風が上陸し、広範囲に甚大な被害をもたらせたというニュースが連日続いています。中には、ゴルフ練習場のネットが強風で倒れてしまい、住宅がネットの支柱によって潰されてしまった…などと言う衝撃の被害まで発生しているのです。
元々関東地方は、大型の台風が直撃することも少ないですので、想定もしていなかった強風で建物の屋根が吹き飛ばされてしまったなどと言う被害も多くあったようです。実際に、台風の後から大阪の屋根修理会社ゼファンのサイトに関東地方からのアクセスが急増しています。関西地方の方であれば、昨年台風21号の上陸があり、何とか今回は助かった…などと安心した方も多いかもしれませんね。しかし、台風の季節はまだまだこれからと言えますので、屋根に不安がある方は、今のうちに点検・メンテナンスを入れておくことがオススメです。
そこで今回は、台風によって引き起こされる屋根被害を、できるだけ軽減するために、事前にやっておきたい対策についてご紹介します。
台風が屋根に与える影響について
日本は、毎年必ず台風が上陸する国です。もちろん、台風以外にも春一番や木枯らしなど強風が吹く季節もあるのですが、長時間猛烈な強風が建物を襲う台風は、特に屋根被害が多く出る自然災害と言えるでしょう。ちなみに、気象庁による「風の強さと吹き方」の定義によると、平均風速が15m/s(風に向かって歩くのが困難な状態)を超えると、さまざまな屋根被害が出てしまう可能性が現れるとされています。
そう考えると、先日関東地方を襲った台風15号は、最大瞬間風速で50m/sを超えていたとされ、ここまで大きくない台風でも30m/s程度の強風が普通に吹きますし、台風がどれだけ建物にとって危険なのかということがわかります。ここではまず、強風によってなぜ屋根被害が出てしまうのか?ということや、どのような被害が出てしまうのか?ということについて簡単に触れておきます。
POINT01台風で屋根に被害が出てしまう理由は?
そもそも台風が多い国として有名な日本ですから、屋根はちょっとやそっとの強風で被害が出るような作りになっていません。それでは、毎年襲来する台風によって、なぜこれほどの屋根被害が出てしまうのか?と不思議に思う人も多いのではないでしょうか?
実は、台風によって屋根被害が出てしまう最も多い原因は、その住宅に住んでいる人が、定期的なメンテナンスを怠っていたため、台風が襲来する前から劣化が進行していた…ということに気付けていなかったということがあげられます。屋根材のメーカーサイトなどを見てみると、近年の屋根材は非常に高性能化しており、風速65m/sの状況下に置く試験でも全く問題がないような性能を持っています。もちろん、これは万全な状態を保っている屋根に言えることで、劣化が進行しているのであれば、本来屋根が持つはずの性能を発揮することが出来ないのです。
屋根というものは、24時間365日、常に外気にさらされ、風雨からそこに住む人を守ってくれています。したがって、日が経つにつれて、徐々にですが劣化が進行してしまい、それを放置してしまうと、ちょっとした強風でも屋根に被害が出てしまうことになるのです。例えば、屋根にコケやカビが繁殖している…などと言った状態は、かなり屋根の劣化が進行していると考えられます。
したがって、屋根を台風から守るためには、定期的に点検を行い、さまざまな衝撃に耐えられる状態を保たなければいけないのです。
POINT02台風でどんな屋根被害が出る?
それでは、台風によって引き起こされる建物の被害にはどのようなものが考えられるのかもご紹介しておきましょう。台風による強風は、屋根だけでなく、外壁にもさまざまな被害をもたらしますので、注意しましょう。
- 屋根材が飛ばされる…
屋根材を固定している釘などが緩んでしまっている場合、強風によって屋根材が吹き飛ばされることがあります。 - 棟板金が飛ばされる…
屋根の頂上部分に施工されているのが棟板金です。棟板金は、釘やコーキングで固定されているのですが、経年劣化などで固定が緩んでいる状況に強風が当たれば、意外と簡単に飛ばされてしまいます。 - 飛来物によって屋根が破損…
台風の時には、強風に煽られてさまざまなものが飛来してきます。そういった飛来物が屋根材に衝突した場合、穴が開いてしまう…塗装が剥がれる…など、屋根が破損してしまいます。 - 雨樋が破損…
雨樋は、屋根に落ちた水を適切に排水するためのものです。台風の強風によって、雨樋が外れてしまったり、支持金具が歪んで傾斜がズレるなど、さまざまな被害が出る可能性があります。 - 外壁材が飛ばされる…
外壁周りで使用している構造材が、台風による強風で損壊して飛ばされてしまう場合があります。 - 窓ガラスが割れる…
強風による飛来物が窓ガラスに当たって割れてしまうことも多いです。 - 飛来物によって外壁材が破損…
窓ガラス同様、飛来物によって外壁周りの構造材が破損してしまうことも多いです。また、破損した箇所が原因となり、外壁材ごと吹き飛ばされてしまう原因ともなります。
上記のように、台風による強風は、建物にさまざまな被害をもたらします。当然、屋根が破損してしまった場合には、雨水の侵入を許してしまいますので、侵入した水によって構造部分の木材を腐食させてしまうなど、さらなる被害拡大の危険性も考えなければいけません。
台風の前にチェックしておきたいこと
それでは、台風による被害をできるだけ減らすために必要となる事前準備を簡単にご紹介しておきましょう。答えから言ってしまいますが、台風から建物を守るための事前準備は『定期的な点検・メンテナンスを行う!』という手法です。定期的な屋根のメンテナンスは、きちんと屋根の状態をチェックでき、万一、屋根材の劣化や棟板金の浮きなどがあったとしても、早期に気付くことが出来ますので、台風による被害リスクを大きく引き下げることができます。
もちろん、毎月業者さんに点検を依頼するなどとすれば維持コストがかかりすぎてしまいますので、台風が増加する時期の前などと決めて、以下のような部分を確認しておきましょう。
- 屋根材がズレていないか?
- 屋根材にひびが入っている箇所はないか?
- 屋根材の表面が色あせていたり、コケ・カビが繁殖していないか?
- 棟板金の固定が緩んでいないか?
- 金属屋根の場合、傷やサビが無いか?
- 雨樋にゴミが詰まっていないか?また、外れている箇所や傾斜のズレが無いか?
こういった屋根の点検は、屋根に登って点検する必要があるため、一般の方の場合転落してけがをしてしまう危険があります。さらに、細かな屋根の劣化は、知識がない人が見ても判断できない場合が多いので、専門業者に依頼するのがオススメです。
まとめ
今回は、台風による強風で屋根に被害を出ないよう、事前にどのような対策が必要になるのか?ということをご紹介しました、本稿でもご紹介したように、屋根の台風対策を考えた場合、台風が襲来する前にどれだけ万全な屋根状態に戻しておけるのかということが非常に重要になります。もちろん、想定以上の強風が吹いてしまった、飛来物が屋根にぶつかってしまった…などと言った場合であれば、いくら万全な状態でも完全に屋根被害を防げるわけではありません。しかし、本稿でご紹介したように、きちんと屋根の点検を行い、不具合のない屋根状態で台風を迎えれば、被害を最小限に食い止めることはできると思います。
特に、台風による被害は、雨漏りに直結する問題となってしまうことが多いため、破損個所に関係のない場所まで劣化をさせてしまう危険があります。日本は、1年のうち数回は台風が上陸する国ですので、台風は来るものとして対策を建てる必要があるでしょう。
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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