こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は京都府大山崎町で行った屋根の葺き替え工事を画像と共にご紹介したいと思います。今回行った工事は和瓦の屋根からケイミュー社が販売する金属屋根素材スマートメタルへ葺き替える工事でした。
スマートメタルは近年金属屋根素材として大注目のガルバリウム鋼板がさらに塩害や錆への耐食性が強化されたエスジーエルと呼ばれる素材が採用されており、その耐食性はなんとガルバリウム鋼板の3倍以上と言われる非常に高性能な屋根素材です。スマートメタルはカラーベスト等のスレート系屋根の重ね葺き(カバー工法)に最適な素材として注目されている屋根素材だけあって非常に軽量で屋根の耐震対策としてもとても有効な屋根素材です。
今回は重ね葺き(カバー工事)ではなく葺き替え工事で使用しましたが、和瓦の屋根をスマートメタルに葺き替えると、材料の名前の通り非常にスマートな外観になりますよ!
スマートメタルの特徴
まずはスマートメタルがどんな屋根素材なのか簡単に特徴などをご紹介します。スマートメタルは屋根のトップメーカーケイミュー社が2016年10月より販売開始したまだまだ新しい屋根素材です。ケイミュー社と言えばカラーベストシリーズやROOGAなどが有名で金属屋根素材はこのスマートメタルの販売開始までラインナップにありませんでした。しかし、満を持して販売開始したこのスマートメタルは、最新技術と最新素材がふんだんに使用されており、非常に軽量で薄いのにその耐食性の強さと施工性の高さで屋根リフォーム市場では大人気の屋根素材となっています。
スマートメタルは今回の様な葺き替え工事や新築工事での屋根素材としても採用されることが多いですが、その施工性の高さや軽量な素材という部分は、カラーベスト等の重ね葺きリフォームに採用する屋根材として非常にオススメです。現在、屋根リフォームをお考えの方はスマートメタルを候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか?
スマートメタルの詳細な性能などは以前記事にまとめていますので是非、そちらもご覧ください。
京都府大山崎町の屋根葺き替え工事施工事例をご紹介!
それでは京都府大山崎町で実際に行った葺き替え工事を画像と共にご紹介したいと思います。今回葺き替え工事を行った屋根は和瓦を使用した屋根でした。和瓦自体は非常に耐久性の高い屋根材ですが、『重い』というデメリットを持っています。近年の耐震性を考えた屋根リフォームではどのように屋根の重量を軽減させるかという事も素材選びの一つになります。
STEP.1施工前
上画像は施工前の屋根の状況です。瓦はとても耐久性が高い素材なので瓦自体に大きなヒビや割れなどの劣化は見られません。しかし、漆喰等の副材は瓦ほどの耐久力が無い為、定期的なメンテナンスが必要になります。
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STEP.2既存屋根材の撤去
まずは、既存屋根材をすべて撤去します。屋根土なども全て撤去し、屋根の下地施工を行う前に不陸調整をします。
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STEP.3下地施工
既存屋根材の撤去・不陸調整が完了したら、コンパネ下地を施工していきます。葺き替え工事は屋根の下地ごとやり替え出来る事がメリットです。下地は屋根の基盤となる物なのでここをやり替える事は建物の寿命を延ばすことにもつながります。
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STEP.4ルーフイング(防水シート)の施工
下地の施工が完了したらその上にルーフィング(防水シート)を施工していきます。ルーフィングの施工により二次防水もバッチリですね!
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STEP.5スマートメタル施工⇒施工完了
最後に新屋根材のスマートメタルを施工して工事は完了です。和瓦からスマートメタルへの葺き替え工事で建物の外観は一変しましたね。名前の通りスマートな屋根となりお客様にも満足して頂けました。スマートメタルは非常に軽量な為、屋根の耐震対策としてもオススメの屋根材です!
屋根の隙間は早急に対応しましょう
今回は京都府大山崎町で行った屋根葺き替え工事の施工事例を画像と共にご紹介しました。今回の葺き替え工事に使用したスマートメタルは非常に高性能な屋根素材で軽量なうえに耐食性も強い屋根材として非常にオススメです。
和瓦を使用した屋根は、耐久性がとても高い瓦の特性上、屋根材のメンテナンスは基本的に必要ないと言うメリットがありますが、建物全体として考えると屋根が重くなるという事がデメリットとしてあげられます。建物上部の重量が重くなってしまうと地震などがあった場合、建物が大きく揺さぶられることになる為、倒壊の危険性が高くなるといった事がある為です。その為、近年の屋根リフォーム市場では軽量な屋根材が採用されることが多くなっています。もちろん、そういった軽量な屋根材も研究・開発が進み、以前と比較すると耐久性や性能などもどんどん伸びていると言うメーカーの頑張りも採用の理由の一つにはなっています。
ここで勘違いしてほしくない事は『和瓦が地震に弱い』という事ではないという点です。和瓦などの重量のある屋根材を使用する場合はそれに合った設計がされるので新築時などでは全く問題がありません。和瓦は日本建築らしい重厚感のある建物の外観を作るにはとても良い屋根材ですし、耐久性の面では群を抜いているとても素晴らしい屋根材という事も覚えておきましょう。
因みに新耐震規格が制定される1981年以前に建築された屋根の場合は、現在の耐震規格に耐えられないと言う場合もあるので一度耐震検査を行う事をオススメします。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!