こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁塗装や屋根塗装で非常に重要になる塗料選びのポイントをご紹介していきたいと思います。近年の塗装工事においては、様々な塗料が登場しており、それぞれに特徴やメリット・デメリットが異なりますし、さらには価格も大きく違う為、どの塗料を使用するのが自分の家にとって最適なのか、非常に迷ってしまうと言う事が多いのではないでしょうか？
その中でも、近年特に人気が高い塗料が『遮熱塗料』と言われるものです。遮熱塗料とは、最近の塗装工事でよく耳にするようになってきた『機能性塗料』と呼ばれるものの一種で、遮熱塗料を使用して塗装した外壁や屋根は、熱を跳ねのけて、建物に省エネ効果をもたらせる等、非常に注目を浴びています。実際に、近年の塗装工事市場を見てみると、遮熱塗料の知名度も右肩上がりになっており、この塗料は、ここ数年の間で約5倍以上の売り上げとなっていると言われています。
しかし、遮熱塗料は、機能性塗料と呼ばれる塗料の一種ですので、外壁塗装や屋根塗装の際に採用する場合、どういった性能を持っているのか、きちんと把握しておくべきでしょう。そこで今回は、近年の塗装業界で大注目の遮熱塗料について、そのメリットやデメリットをまとめてご紹介していきたいと思います。
遮熱塗装のメリットって何？
それではまず、遮熱塗料が持つメリットについてご紹介していきましょう。機能性塗料と言われるだけあって様々なメリットがあるのです。
Merit1遮熱効果が高い
当たり前のことですが、遮熱塗料の最大のメリットは、高い遮熱効果を持つ塗膜です。遮熱塗料を施した外壁や屋根は、太陽光を跳ねのける効果を持ち、太陽光による暑さを塗膜の中に浸透させない効果を発揮します。その為、今年の夏の様な猛暑であっても、太陽光の影響を大きく減じる為、室内の温度差は遮熱塗料の有無で2~3℃も違ってくると言われています。
2~3℃と聞くと、「たいしたことないな…」と思うかもしれませんが、実際にはこの温度差は体感でかなり異なりますよ！
Merit2節電効果がある
上述の遮熱効果によって、室内温度を下げてくれるため、夏場に必要不可欠なエアコンなどの光熱費を下げてくれます。
Merit3塗料の効果が長い
遮熱塗料は、一般的な塗料よりも少し割高な価格になっていますが、塗膜の寿命は15年~20年程度と非常に長い間効果が持続します。効果が長く持続すると言う事は、メンテナンスの頻度を下げる事を意味しますので、メンテナンスコストが安く済むことにもつながります。
Merit4屋根材や外壁材の寿命が長くなる
遮熱塗装を施すと言う事は、外壁や屋根の塗布面の温度を下げると言う事を意味し、外壁材や屋根材への熱による影響を低くすることが出来ます。太陽光や熱の影響という物は非常に大きいため、遮熱塗料を塗布することで外壁材や屋根材の寿命はかなり変わってくる場合もあります。
特に温度差によって熱膨張する金属素材に関しては、遮熱塗料によって熱膨張を防ぐこともでき、金属だけでなく塗膜にヒビが入ったり割れたりするのを防ぐことにもつながります。
Merit5ヒートアイランドなどの環境問題にも有効
地球温暖化問題の原因とも言われているヒートアイランド現象ですが、これは建物に蓄積した熱が熱放射として発する為、起こる現象です。そこで、遮熱塗料を施した建物であれば、熱の蓄積自体が減少するのでヒートアイランド現象の抑制に繋がるのです。
外壁塗装や屋根塗装で、遮熱塗料を採用するだけで地球環境に優しいとは驚きですね。
遮熱塗装のデメリットって何？
ここまでは、遮熱塗料のメリットについてご紹介してきました。それでは、逆に遮熱塗料にはどのようなデメリットがあるのでしょうか？メリットだけ見ると、是非採用したい塗料だと思う物ですが、いくつかデメリットもあるのです。
Demerit1導入コストが高い
まず遮熱塗料を採用する場合で、最も大きなデメリットと言えるものが「導入コストが高い！」と言う点でしょう。一般的なシリコン塗料であれば2000円/㎡ぐらいなのですが、これが遮熱塗料となると4000円/㎡程度と、約2倍程度の価格になってしまいます。もちろん、上述した寿命の長さやメンテナンスコストを考えると、決して高くないのですが、やはり初期費用はデメリットになってしまいます。
Demerit2定期的な掃除が必要不可欠
遮熱塗料の遮熱効果は、塗膜表面が綺麗でなければ高い効果を発揮できません。しかし、外壁や屋根は、埃や砂が付着してしまい、表面が汚れるなど当たり前にありますね。こうなってしまうと、塗料の持つ遮熱効果を最大に発揮できないのです。したがって、遮熱塗料を使用する場合には、定期的に塗膜の洗浄が必要になると考えておきましょう。
Demerit3塗料の扱いが難しい
遮熱塗料は、一般的なシリコン塗料などと比較すると、取扱いが難しいものだと言われています。その為、施工を行う職人の間でも塗りにくいものだと言われ、あまり遮熱塗料を取り扱った事が無い職人の場合、塗りムラが多くなってしまう可能性が高い物です。
遮熱塗料を利用して外壁塗装や屋根塗装を進める場合は、遮熱塗装の施工実績がきちんとあるか確認してから依頼した方が良いでしょう。
地震対策なら屋根の軽量化を考えましょう！
今回は、外壁塗装や屋根塗装を行う場合に、近年人気が高くなっている機能性塗料『遮熱塗料』の特徴についてご紹介してきました。
本稿でご紹介しているように、遮熱塗料を採用した外壁や屋根は、太陽光の熱を反射してくれるため、夏場の猛暑でも快適な住空間を作ってくれる非常に優秀な塗料です。もちろん、導入コストが、一般的な塗料と比較すると高額になると言うデメリットもあるのですが、塗膜の寿命の事を考えて長い目で見れば、コスト的にも非常に有利な物だと言えるでしょう。
近年は、モダンな外観の建物が好まれる傾向があり、外壁や屋根材にとして金属素材のものが採用される事も非常に多くなっています。金属系の素材は、軽量と言う特徴がある為、建物への重量的な負担を大きく減らすことが出来る物です。しかし、素材的特徴で、熱を室内までダイレクトにつたえてしまうと言うデメリットもある為、こういった建物には遮熱塗料が非常にオススメです。また、吹き抜けがある建物や、濃い色をした外壁の建物などにも、遮熱塗料は大きな効果を発揮する物ですので、オススメと言えるでしょう。
現在、屋根塗装や外壁塗装を考えていて、どういった塗料が良いのか迷っていると言う方は、お気軽にゼファンまでお問い合わせください。ゼファンでは、お客様のご要望やご予算に最適な工法・材料をご提案させていただきます！
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！
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