こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は重量のある和瓦を使った屋根を『ルーガ鉄平』に葺き替える工事の施工事例をご紹介します。近年の家づくりは東日本大地震や熊本震災の記憶もまだ新しく『屋根の軽量化』が盛んに叫ばれています。和瓦は古くから日本国内で利用されてきた伝統的な屋根材で非常に耐久性が強いと言うメリットを持っていますが、反面『重い』という弱点を持っています。対して『ルーガ』などの最新の屋根材は『軽量化』が進み耐震性の面で考えれば非常に有用な屋根材になります。特に築年数の経過した古い建物では現在の耐震基準を満たしていないものも多く、そういった建物では屋根の軽量化は非常に有効な耐震対策ともなります。
現在、屋根のリフォームなどをお考えであれば『屋根の軽量化』を考えて見てはいかがでしょうか？
屋根の重量と地震の関係とは？
それではまず、屋根の重量と地震の関係について簡単に紹介したいと思います。上の動画は『ルーガ』を販売しているケイミュー社が行った屋根の重量が違う建物で地震が起こった場合、建物の揺れがどれだけ違うのかを示した実験動画です。この動画を見て頂いてもわかる通り、建物の屋根が『重い』方が大きく揺れる事がわかりますね。屋根が重い場合『建物の重心』が上にいき、地震などの横揺れが起こった場合には軽量な屋根の建物に比べ、建物が大きく振られてしまうのです。建物が大きく揺れるという事は『倒壊』のリスクが大きくなるという事はわかっていただけるのではないでしょうか？このような理由もあり近年の屋根選びでは『軽量』というのは重要なキーワードとなっています。
住宅は耐震基準をしっかりと考えられて建てられています。重い和瓦を利用する場合は基本的にそれに沿った構造計算をされているため和瓦だから地震に弱いという訳ではありません。ただし新耐震基準が作られた1981年より前の建物の場合は現在の耐震基準を満たしていない事が多い為、耐震診断を行うことをオススメします。
実際のルーガ鉄平への葺き替え工事施工事例をご紹介！
それでは古くなった和瓦屋根を『ルーガ鉄平』に葺き替える工事の施工事例を画像と共にご紹介します。ケイミュー社のルーガは素材自体が粘り強く割れにくい為、非常に衝撃に強い屋根材です。その上、火災にも強く、断熱性も高い素材なので快適な住空間を作ることもできます。ルーガは、このような優れた性能を持った上に『軽量』という特徴も備えているため建物の耐震性能を考えた時には非常に理想的な屋根素材です。現在、屋根の軽量化をお考えであればお気軽にご相談ください。
ルーガの詳細はコチラをご覧ください。
STEP.1施工前
上の画像が施工前の屋根の状態です。瓦の状態などはそこまで悪くはありませんね。陶器瓦は非常に耐久性が高い事が有名で100年以上持つとも言われています。しかし『重い』という弱点を持っており、築年数が古いものは現在の耐震基準に満たない建物も多くあります。そういった建物における屋根の軽量化は耐震対策として非常に有効です。
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STEP.2【撤去工】屋根材の撤去
まずは既存瓦屋根の屋根材を撤去します。瓦の下に施工されている屋根土やルーフィングも丁寧に撤去します。
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STEP.3不陸調整・下地施工
既存屋根材の撤去後、不陸調整を行います。そして不陸調整完了後に下地の施工を行います。下地はコンパネ下地（12㎜）を丁寧に施工します。
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STEP.4ルーフィング施工
下地の施工が完了後、その上にルーフィングの施工を行います。ルーフィングはゴムアスファルトルーフィングです。ケイミュー社のルーガは下地材、ルーフィングなどの材料もメーカー指定の物を使用する必要があります。
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STEP.5施工完了
最後に新しい屋根材『ルーガ鉄平』を施工し葺き替え工事完了です！ルーガ鉄平は一般的な陶器平板瓦の半分以下の重量と超軽量なのに重厚感のある見た目を実現できる非常にオススメの屋根材です。
施工期間と施工にかかった費用
| 施工面積 | 約40㎡ |
|---|---|
| 施工費用 | 60万円 |
| 施工期間 | 3日 |
今回は重量のある和瓦から軽量な『ルーガ鉄平』への葺き替え工事をご紹介しました。今回の施工面積は40㎡で施工期間3日、施工費用60万円でした。築年数の経過した建物では現在の耐震基準を満たしていない建物が多く存在します。地震などの天災はいつやってくるかわからないものでもありますので、万が一に備えて屋根の軽量化から始めて見てはいかがでしょうか？
屋根と外壁塗装を同時に行う方が経済的？
今回は葺き替え工事の施工事例として和瓦から『ルーガ鉄平』への葺き替え工事を画像と共にご紹介しました。『屋根の軽量化』は地震での建物の倒壊リスクを考えた場合には非常に有効な方法であると言えます。特に築年数の経過した建物の場合であれば現在の耐震基準を満たしていない住宅も多くあります。そういった場合にはまず屋根の軽量化から始めるのもいいかもしれませんね。もちろん重量のある屋根材がダメという訳ではなく、しっかりと耐震計算をされた住宅であれば陶器瓦は非常に素晴らしい屋根材でありますので問題ありません。
ご自宅の屋根の状態など、細かな部分でも心配事がありましたらお気軽にゼファンまでお問い合わせください。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円で屋根のお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください！
