こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
夢の一軒家を建てるときに屋根に『天窓(トップライト)』を取り付けたいなと考えている人は多いのではないでしょうか?『天窓(トップライト)』は室内に天然の光を取り入れ、夢のある空間を作れると憧れる人がとても多いものです。天窓のある部屋では室内にいながら日光浴もでき、風の通り道にもなる為、健康面を考えた場合でも快適に過ごせるとも言われています。
しかし、天窓は何もいいこと尽くしという訳ではなく、夏などは暑い・まぶしいなどといった不満が出ることもあります。屋根のプロから見た時の『天窓(トップライト)』のデメリットをご紹介すると、なんといっても『雨漏りのリスク』が増大するという事です。天窓は単純に言うと屋根に『穴』をあけて窓を設置する物なので、穴がない屋根よりリスクが増大すると言うのは理解できるのではないでしょうか。
今回は憧れる人が多い『天窓(トップライト)』とはどのような物なのか?そしてどのようなリスクが出てくるのかをご紹介したいと思います。
『天窓(トップライト)』とは?そのリスクは?
天窓とは上述の通り屋根に穴を開けて取り付けた窓の事を言います。建築基準法でも部屋に取り入れる光を決めているほど住居の採光は重要な物で、天窓はその光を取り入れるために取り付けられています。住宅展示場などに行って光の差し込む素敵なリビングを見て天窓に憧れるという方はとても多いのではないでしょうか?
しかし、天窓は屋根に穴を開けて設置する物で、屋根にあるという事は天窓も必ず雨を受ける部分になるという事です。雨が降ると窓のガラス部分はもちろん天窓の出っ張った部分等には水が溜まったり、水が回り込んだりして雨漏りする危険性は高くなります。もちろん雨漏りなどしないようにメーカーさんの方で様々な工夫が施された設計がされていることは間違いありませんが、ない場合とある場合では天窓がある方がやはりリスクは高くなります。しかも住宅というのは数十年にわたって住み続けることを考えなければなりません。雨や雪の影響を10年、20年と受け続けると様々な劣化が起こりどうしても雨水の侵入を防ぐことは難しくなります。
『天窓(トップライト)』のメリットとデメリットは?
天窓の設置を考えた場合、消費者にとってはできれば取り付けたいものなのではないでしょうか?しかし、屋根の専門家の間では賛否両論で、雨漏りやメンテナンスを主眼に置くなら、ない方が良いと言う考えの方が多いです。ここでは天窓を取り付けた時のメリットとデメリットをご紹介します。
Merit『天窓(トップライト)』のメリット
天窓を取り付けることの大きなメリットと言えば健康面に良い影響がある事や都市部での採光ができる事です。天窓から暖かい自然光を取り込むことで子供の健康的な発育やストレスの解消などにいい影響があるとも言われています。他にも都市部などの建物が立て込んでいる地域などで隣接する家側の壁に窓をつけたくない場合には天窓を取り付けることでプライバシー保護や防犯にもなります。
- ●開放感がある
- ●プライバシー確保、防犯
- ●人体に良い、子どもの成長に良い
- ●健康的な自然光
- ●省エネ
- ●採光性が3倍
- ●通風性最大4倍
- ●建物のデザイン性の向上
Demerit『天窓(トップライト)』のデメリット
次に天窓を取り付けることによるデメリットをご紹介します。まず天窓を取り付けた場合に多くある不満として、『夏暑く、冬寒い』『雨音が大きく聞こえる』『まぶしい時間帯がある』など居住性の問題があげられます。ほかにも雨漏りのリスクが高くなることや清掃が難しいなど屋根のメンテナンス性の低下も大きいです。
- ●雨音が大きく聞こえる
- ●夏暑く、冬寒い
- ●まぶしく感じる時間帯がある
- ●雨漏りリスクが高くなる
- ●清掃が難しい
雨漏りリスクを考えた場合は取り付けない方がいい?
今回は夢の一戸建てを立てるときに憧れる方の多い『天窓(トップライト)』についてご紹介しました。家を建てるときには『天窓(トップライト)』をつけようと考えていた方にとっては結構衝撃的な内容になっているかもしれませんね。もちろん『天窓(トップライト)』には多くのメリットがあり、絶対に取り付けない方が良いと言っているわけではありませんので、そのあたりは勘違いしないでいただきたいです。しかし、日々『雨漏り工事』など屋根の工事に携わるプロの目からすると特別な理由がない限り『天窓(トップライト)』を取り付けることはオススメできません。天窓を取り付けるという事は屋根に穴を開けると言うことでもありますし、それだけで雨漏りのリスクは増大します。また、天窓自体に使用されている『ガラス面の防水パッキン』や『防水シート』の劣化も雨漏りの原因となります。屋根は定期的に点検が必要になる部位ですが天窓を取り付けることによってメンテナンスの頻度は上がる可能性もあります。また、天窓からの採光を十分に受けようと思うと定期的な清掃も必要になるのでメンテナンス費用はどうしても高くなってしまうことでしょう。天窓の取り付けはそういった『ずっと住み続けること』を頭に入れて計画することをオススメします。
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