こんにちは、大阪の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は外壁材の主役と言っても過言ではない『窯業系サイディング』についてご紹介したいと思います。家を新築する時や外壁のリフォームを行う時に、外壁材として窯業系サイディングを進められたけど、窯業系サイディングってどんな外壁材なのだろう?等と疑問に思った事はありませんか?
実は、窯業系サイディングは、日本国内の住宅の外壁材では70%以上と圧倒的なシェアを誇る外壁材なのです。この窯業系サイディングは、施工性の高さやデザイン性の良さなどから多くのメーカーから様々な商品が販売されており、消費者にとっては選択肢も多く非常にうれしい外壁材です。
しかし、自宅の外壁に窯業系サイディングを採用する場合には、「この外壁材はメンテナンスを前提にした外壁材」という事を忘れてはいけません。窯業系サイディングには上述の通り、非常に多くの製品が販売されている為、自宅に使用されている外壁材はどの程度の耐用年数があるのか、どういった劣化が起こり、どんなメンテナンスが必要なのか知っておく必要があるでしょう。そこで今回は『窯業系サイディング』の基礎知識やメンテナンスについての解説もさせていただきます。
窯業系サイディングの特徴
それでは最初に『窯業系サイディング』の特徴をご紹介します。窯業系サイディングは上述の通り、日本国内の住宅の外壁材では70%以上のシェアを誇る外壁材の主役と言えるものです。では、この窯業系サイディングはどのような特徴を持っているのでしょうか?以下で見てみましょう。
POINT窯業系サイディングの主成分は「セメント」
窯業系サイディングは様々なデザインの物もあり、近年ではそのデザイン性の高さが人気の秘密でもあります。それだけのデザイン性を持つので、さぞ特殊な素材が使われているのだろうと思うかもしれませんが、実は原料の約80%はセメントです。残りの20%は繊維質や増量材等で構成されます。
窯業サイディングは、主成分は『セメント』という事もあり、実はサイディングボード自体には防水機能を持っていません。その為、各メーカーの工場で製造される際に防水機能を持たせるため、表面に塗料を吹き付けて出荷されます。このことからも分かる通り、窯業系サイディングは経年劣化で塗装の防水能力が失われてしまった場合、再塗装などのメンテナンスが定期的に必要になります。
POINT窯業系サイディングのメリット・デメリット
次に一般的に言われる窯業系サイディングのメリットと・デメリットを見てみましょう。
窯業系サイディングのメリットは?
- 多くの種類がある為、デザインが非常に豊富
- 施工性が非常に高く、工事期間も短縮できる
- 価格帯も幅広いので、予算に最適な物を選ぶことが出来る
- 耐震性・防火性・遮音性などが高い
窯業系サイディングのデメリットは?
- サイディングボード自体に防水機能を持たない
- 蓄熱性が高い
- ボードの隙間を埋めるために施工されるシーリングのメンテナンスが必要
窯業系サイディングのメリットと・デメリットは上記の様な物があげられます。この素材は、多くのメーカーが販売しているので、その商品幅は非常に多く、デザイン性や価格帯など消費者からすれば自分に最適な物を探すことが出来るのは非常に大きなメリットと言えます。
反面、ボード自体に防水機能がないため、定期的な再塗装が必要になる事や、サイディングの目地に施工されているシーリングも定期的にやり替えが必要など、メンテナンスコストは頭に入れておく必要があります。
窯業系サイディングのメンテナンスについて
冒頭でもご紹介した通り、窯業系サイディングは定期的なメンテナンスを前提とした外壁材です。ではどのような状態の時にメンテナンスを入れればいいのでしょう?ここでは、窯業系サイディングの状態によって必要なメンテナンスは何かという事についてご紹介します。
シーリングのメンテナンス | ・シーリングにひび割れがある ・シーリングが痩せて凹んでいる箇所がある ・シーリングが切断、脱落している箇所がある |
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外壁塗装 | ・外壁を手でさわるとチョーク尾様な粉が付く ・外壁に色あせが見える、ツヤがなくなる ・塗膜にヒビがあったり、剥がれている箇所がある ・外壁にコケやカビが繁殖している |
ボードの貼り替え、重ね貼り | ・ボードが破損している、脱落している箇所がある ・経年劣化でボードが反り返ったり、歪んだりしている ・ボードに大きなヒビ割れ、穴があいている |
外壁材に上記の様な劣化が見られる場合には、それに適したメンテナンスをしてあげる必要があります。「そのうちメンテナンスしよう!」などと、メンテナンスを先延ばしにしてしまうと、症状はどんどん悪化し、外壁からの雨漏りなど、生活に支障が出る様なトラブルにつながりかねません。こういったメンテナンスは、症状がまだ軽いうちに施すことで費用も低価格ですみますので、何か気になる点を見つけた時には早めにプロに見てもらうようにしましょう!
外壁からの雨漏りも忘れてはいけません!
今回は、様々ある外壁材の中でも窯業系サイディングにスポットを当て、その特徴などをご紹介しました。窯業系サイディングは、記事中でもご紹介した通り、現在の日本国内の外壁では70%以上のシェアを誇る『外壁材の主役』と言ってもいい素材です。
この窯業サイディングは、非常に施工性が高い事や、様々なメーカーが販売している事から非常に豊富なデザイン性がある事などが大きな特徴としてあげられます。様々な種類がある事から、価格幅も非常に広いので、自宅の外壁に窯業系サイディングを採用しようと思った場合には選択肢も多く、自分の要望に最適な物を見つける事も比較的簡単にできます。
しかし、窯業系サイディングは再塗装やシーリングの塗り替えなど、メンテナンスの頻度などが比較的に高い外壁材と言えます。また、素材のランクによりメンテナンスのタイミングは大きく違う物なので、ご自宅の外壁に使用しているサイディングがどの程度でメンテナンスが必要かは頭に入れておくようにしましょう。
尚、意外と忘れられがちなのですが、雨漏りには外壁の劣化を原因とする場合も非常に多いという事を覚えておきましょう。サイディングのヒビや、塗装の劣化などで雨漏りするという事は非常に多いので、外壁の点検・メンテナンスは欠かさないようにしましょう!
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!