こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁材を決めるときには知っておきたい素材によるポイントをご紹介したいと思います。当たり前のことですが、建物にとって外壁はデザインを決める為に非常に重要なポイントで、外壁次第で建物の印象が大きく変わります。皆さんも、通りすがりに見つけた綺麗な建物をみて「この建物の外壁良いなぁ」「外壁の色が素敵だなぁ」と自分のマイホームの参考にしようと考えたことはあるのではありませんか?
多くの人が自分の将来のマイホームを考えた時には、上にあげたような『デザイン』を重視しますよね。しかし、これは少し考え物です。確かに建物にとってデザインは非常に大きなポイントになりますが、実際に自分が住む建物と考えると、単に見た目だけではなく、外壁材の特徴やコスト、将来のメンテナンス性も考えて総合的に選択すべきです。
その為にはまず、様々ある外壁材によるメリット・デメリットを知っておく必要があります。そこで今回は一般的な建物に使用される外壁材のメリット・デメリットや特徴についてご紹介したいと思います。
外壁材と言ってもその素材は様々です。
皆さんは、そもそも『外壁材』に様々な種類があるという事は知っていますか?一般的に多くの人は、出来上がった建物を「綺麗な建物だな」と漠然と見ているだけで、その素材がどのような物でどのような特徴があるのかなどあまり考えませんよね。しかし、外壁材には素材からして様々な物があり、それぞれ特徴が違います。その為、外壁材によって将来必要になるメンテナンスも変わってきますので、その辺りも十分考慮して外壁選びする必要があります。それでは一般的な外壁材を紹介していきましょう。
POINT.1窯業系(ようぎょう)サイディング
まずは外壁材の代表と言える『窯業系サイディング』です。この外壁材は、セメント質と繊維質を原料に板状に成型したものです。窯業系サイディングは「コスト・デザイン性・機能性」など、総合的に優れた素材のため、現在の木造新築では7割以上のシェアを占めていると言われています。窯業系サイディングのメリットや注意点は以下です。
窯業系サイディングのメリット
- 豊富なデザイン性
窯業系サイディング最大のメリットはそのデザイン性の豊富さです。多くのメーカーからも販売されており、デザインの種類はカラーバリエーションも含めれば3000種類以上あるとも言われています。 - コストパフォーマンスが高い
窯業系サイディングは製品グレードも多く、もちろん高額な商品も存在します。しかし、総合的に考えた場合、その他の外壁材と比較すると安価で施工費も抑える事が可能です。
また、断熱性・耐久性など機能性も非常に高いので、外壁材としてのコストパフォーマンスは非常に優秀です。
窯業系サイディングの注意点
窯業系サイディングは7~10年程度で定期的なコーキング材のメンテナンスを必要とします。近年ではコーキングを必要としないサイディングや耐用年数の長いコーキング材も販売されていますが、その分高価になります。また、サイディング自体に防水性が無い為、定期的な塗装が必要です。
POINT.2金属サイディング
金属サイディングとは、その名前の通り金属板と断熱材を組み合わせた外壁材です。この素材は、窯業系サイディングと比較すると、初期導入費が高額になりますが、スタイリッシュなデザインが洋風建築に合う為、近年採用される事が増えている外壁材です。
金属サイディングのメリット
- 軽量で耐震性が有利
金属サイディングは「金属なので重い」と思うかもしれませんが、逆で非常に軽量な素材です。その為、建物に掛かる負担も減り、地震の時などは揺れ幅を抑えてくれる効果もあります。尚、素材的特徴もありひび割れや脱落がしにくいのもメリットです。 - 近年人気のスタイリッシュな建物には最適
金属サイディングはシンプルでスタイリッシュなデザインをしており、近年人気のモダンな雰囲気の建物には最適です。
金属サイディングの注意点
金属サイディングは薄い素材な為、少しの衝撃で傷や凹みが生じる場合があります。また、長年利用していると錆が発生しますので、メンテナンスには注意が必要です。
POINT.3ALC
ALCとは気泡コンクリートと言われる特殊コンクリートの一種です。ALCの中には鉄筋と一緒に気泡が入っているので、通常のコンクリートよりも軽量になり機能性の高い外壁材を実現しています。ALCはへーベルハウスが採用している事で有名です。
ALCのメリット
ALCは中高層ビルでも採用されている外壁材で、機能性が非常に高く、耐久性・断熱性・遮音性・防火性など総合的に優れた素材です。そのため、ALCの導入は高額になる事が多いですが、機能性を重視したいと言う方にはオススメです。
ALCの注意点
ALCは非常に耐久力が高く60年の耐久も可能と言われています。しかしこれは、再塗装などのメンテナンスを前提とした話であり、定期的なメンテナンスは欠かせません。その為、初期費用も高額になる事を考えればコストパフォーマンスが高いとは言えません。
外壁はデザインだけでなく機能性も考えましょう
今回は建物の外壁選びのために様々ある外壁材の特徴をご紹介してきました。外壁材は建物の外観デザインを決める大きなポイントになる物のため、デザイン性を重視して選ぶと言う方が非常に多くいますね。しかし、外壁材は使用する素材によってその機能性やコストなど大きく違うものです。
特に建物は、長く住むことを考えて使用する材料を選択しなければ、メンテナンスに予想以上の費用が発生してしまって後悔する等といった事も少なくありません。したがって、施工業者さんとの最初の打ち合わせの時にでも、採用する外壁材がどのようなメンテナンスが必要で、どのような間隔で行う必要があるのかしっかりと確認することをオススメします。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!