
積水ハウスの屋根は、雨に強く、耐久性能が高いことで知られていますが、やはり定期的なメンテナンスは必要です。
立地条件などにもよりますが、10年ごとに塗装・30年目以降には屋根カバー工事あるいは葺き替え工事が必要でしょう。
そんな積水ハウスの屋根リフォームについて考える時、まず気になるのは「費用」のことではないでしょうか?
今回の記事では、積水ハウスの屋根リフォームにかかる費用について、当社『ゼファン』での施工事例を交えながら、紹介していきます。
また記事の後半では、屋根のリフォーム費用を安く抑える方法についても、解説します。
積水ハウスの屋根リフォームにかかる費用(目安)

平均的な広さ(30~40坪/屋根の面積50~80㎡)の積水ハウスの場合、屋根リフォームにかかる費用の目安は、以下の通りです。
- 屋根塗装:50万円前後
- 部分補修:60~80万円
- 屋根葺き替え工事:120~200万円
なお、積水ハウスに使われている屋根材は、「瓦」であることが多いです。
※足場工事やその他工事は含まれておりません。
積水ハウスの屋根リフォームの費用事例
以下では、当社『ゼファン』が行った屋根リフォーム事例を2つ、ご紹介します。
【1】総額380万円で積水ハウスの屋根を葺き替え 四條畷市

- 工事概要:屋根葺き替え工事(ルーガ鉄平)
- 施工費用:総額380万円(税込)
- 施工面積:167㎡(屋根)
- 屋根の形:寄棟
- 工期 :12日間
大阪府四條畷市で、総額380万円で、積水ハウスの屋根の葺き替え工事を行いました。
(屋根が平均よりもかなり広いため、費用もそのぶん多くかかっています。)
お客様からは、「屋根がひび割れたり、コケが生えたりしている」「耐震性が気になる」と、お問い合わせをいただきました。

既存屋根はセラウッディーという屋根材になります。
耐震性が気になるということで提案したのが、『ルーガ』という屋根材を使った葺き替えです。
『ルーガ』はスレートと同等の軽量さで、「防災瓦」とも呼ばれており、
- 割れにくく、飛ばされにくい(台風に強い)
- デザイン性が高い(昔ながらの建築にも合う)
- 色あせにくい(再塗装までの間隔が長い)
- 断熱効果がある(お家の中で過ごしやすくなる)
といった、複数のメリットがあります。
(当社『ゼファン』は、『ルーガ』を販売するケイミュー社主催のコンテストで、「6年連続施工実績No.1」です。)
<事例を詳しく見る>
⇒ 大阪府 四條畷市 屋根の葺き替え(ルーガ鉄平)
【2】総額205万円で積水ハウスの屋根を葺き替え 高槻市

- 工事概要:屋根葺き替え工事(ルーガ鉄平)
- 施工費用:総額205万円(税込)
- 施工面積:88.5㎡(屋根)
- 屋根の形:寄棟+切妻
- 工期 :6日間(屋根工事)
大阪府高槻市で、総額205万円で、積水ハウスの屋根の葺き替え工事を行いました。
お客様からは、「過去に瓦のズレなどを直してもらっているため、現状不具合はなさそうですが、今後のことを考えると葺き替えがオススメだと提案されたので、工事を検討している」とお問い合わせをいただきました。
新しい屋根材に採用したのは、先ほどの例と同じく『ルーガ』で、お家の雰囲気に合うように「鉄平」という種類を選びました。
『ルーガ』には大きく分けて2つの種類(雅・鉄平)があり、和風住宅には「雅」が、洋風住宅には「鉄平」がオススメです。
<事例を詳しく見る>
⇒ 大阪府 高槻市 屋根葺き替え工事【ルーガ鉄平 同質仕様へ】
積水ハウスの屋根リフォームでは屋根勾配と下地が大切

積水ハウスの屋根リフォームに限りませんが、大切なことが2つあります。
- 屋根の勾配チェックをしっかりすること
- 下地の状態チェックをしっかりすること
「屋根の勾配」によって、どんな屋根材が施工できるのかが決まります。
屋根の勾配を考慮せずに、不適切な屋根材を選んでしまうと、後から雨漏りなどの原因になります。
また「下地の状態」については、下地が傷んだまま屋根カバー工事をしてしまうと、屋根材を固定するネジ・釘が抜けてしまい、強風で屋根が剥がれる原因になります。
なお、積水ハウスは「メーターモジュール(1m)」で作られており、在来工法の「尺モジュール(91cm)」で作られた家とは、作りが異なります。
屋根材については、積水ハウスに直接依頼すれば、メーターモジュールに対応した寸法の屋根材を用意してくれますが、(通常の屋根リフォーム専門業者に依頼するよりも)工事費用が高くなる傾向にあります。
在来工法の寸法に合わせて作られた屋根材を、メーターモジュールに対応させることができるノウハウを持った、屋根リフォーム専門業者に依頼することがオススメです。
積水ハウスの屋根リフォーム費用をなるべく安く抑える5つの方法

- マッチングサイトを経由せず、直接依頼する
- 屋根工事を「外注」している業者を避ける
- 最低でも2社から「相見積もり」を取る
- 補助金・助成金を利用する
- 火災保険を利用する
積水ハウスに限りませんが、屋根のリフォーム費用を安くするためには、5つの方法があります。
【1】マッチングサイトを経由せず、直接依頼する
最近、屋根のリフォーム業者を紹介するマッチングサイトが増えています。
マッチングサイトには、「たくさんの工事業者を無料で紹介してもらえる」というメリットがあるのですが、「工事費用が高くなることが多い」というデメリットもあるため、利用は慎重になるほうがよいです。
<マッチングサイト経由だと、なぜ工事費用が高くなる?>
マッチングサイトが紹介した業者とお客様が契約すると、業者は“紹介料”として、「工事金額の10~15%」を、マッチングサイトの運営会社に支払います。
よって業者は、上記紹介料を上乗せした価格で見積書を作成する必要があり、結果として工事費用が高くなってしまうのです。
【2】屋根工事を「外注」している業者を避ける
外壁塗装業者・訪問販売業者・家電量販店・ホームセンターなどでは、基本的に屋根材を直接購入したり、職人さん(板金工・瓦葺工)を雇い入れることはありません。
つまり、上記の業者が葺き替え工事を引き受ける場合、下請け業者に工事を外注することがほとんどです。
下請け業者に外注工事を依頼する契約では、中間マージンが発生するため、工事費用が高額になりがちです。
また、下請け業者が間に入ってしまうと、「相談しにくい」「意見・要望を伝えにくい」といったデメリットもあります。
よって、屋根の工事は、「完全自社施工」の業者に頼むほうがよいでしょう。
なお当社『ゼファン』も、「完全自社施工(当社で雇用した職人が打ち合わせや設計・施工・アフターフォローなど、工事のすべての工程を担う)」の業者です。
【3】最低でも2社から「相見積もり」を取る
1社に相談するだけで工事を契約すると、比較対象がなく、適正価格が分からないままで、工事を行うことになってしまいます。
最低でも2社、できれば3社から「相見積もり」をとって、適正価格を把握したうえで、契約するほうがよいです。
相見積もりをすればするほどいいというものでもなく、多すぎる(5社~)と、情報が増えすぎて混乱してしまうので、やはり2~3社に留めておきましょう。
相見積もりのメリットや、相見積もりの注意点などについては、下記コラムをご参照ください。
⇒ 失敗しない屋根工事の相見積もり!見積もり業者を選ぶ基準や手順について解説
【4】補助金・助成金を利用する
スレート屋根の葺き替え工事を進めるにあたって、国もしくは地方自治体が用意している、補助金・助成金制度を利用できる場合があります。
例えば、築年数が経過した住宅において、「耐震対策」として屋根の葺き替えに補助金が出ることがあります。
国や地方自治体の補助金・助成金制度は常に変わりますので、最新の情報をチェックしておきましょう。
【5】火災保険を利用する
- スレート屋根が台風または突風で被害を受けた
- スレート屋根が雹(ひょう)で被害を受けた
という場合では、火災保険が使えることがあります。
保険会社(もしくは共済)から保険金請求に関する資料を入手し、必要書類を提出すれば、保険金が下ります。
難しい手続きではないので、風災補償の特約が付いている火災保険に加入しているなら、ぜひ活用しましょう。
まとめ
以上、積水ハウスの屋根リフォームにかかる費用について、解説しました。
- 屋根塗装:50万円前後
- 部分補修:60~80万円
- 屋根カバー工事:80~120万円
- 屋根葺き替え工事:70~180万円
なお、当社に積水ハウスの屋根リフォームをご依頼いただくメリットは、「完全自社施工」のため、
- 安心して工事を任せられる点
- (マージンが発生しないぶん)低価格な点
などです。
⇒ 大阪などで積水ハウスの屋根リフォーム工事を行うなら、実績豊富な『ゼファン』にお任せください。
