こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、「季節の違いによる外壁塗装のメリット・デメリット」をご紹介したいと思います。外壁塗装や屋根塗装などの塗装工事には『雨』が天敵だという事は皆さんもイメージできると思います。では、その他の季節による違い等は塗装工事に影響するのか疑問に思った事はありませんか?
ゼファンのある大阪府などでは、1年中どこかしらで塗装工事が行われている事もあり、塗装工事には季節は何も影響しないのだと思っている方もいるかもしれませんね。しかし、塗装工事には季節によってそれぞれメリットとデメリットがあるのです。
今回は、そんな季節による外壁塗装の違いについてご紹介したいと思います。
まずは外壁塗装工事について知っておきましょう!
まずは外壁塗装とはどのような流れで行われるものなのか、どの程度の費用感なのか?といった外壁塗装工事の基本についてご紹介していきたいと思います。新築後、初めて外壁の再塗装を行う場合には、どの程度の期間、費用で工事が完了するのか気になる物ですよね!
POINT.1一般的な外壁塗装工事の流れをご紹介
それでは、実際に外壁塗装工事を行う場合の一般的な流れをご紹介したいと思います。
- 建物の周囲に必要に応じて足場を組む。塗料が掛かってはいけない場所を養生する
- 塗装工事を行う外壁を綺麗に洗浄する
- 塗装工事を行う外壁の下地調整や金属部分に錆止めを塗布する
- 下塗り(1回目塗装)をし、乾かす
- 中塗り(2回目塗装)をし、乾かす
- 上塗り(3回目塗装)をし、乾かす
- 3工程の塗りが完了後、施工業者と依頼者で確認し問題なければ完了
外壁塗装は基本的に上記の流れとなります。塗装工程は基本的に3回塗りで、乾いてから次の工程に進むため、天候によっては初期に設定した工程より延びる可能性がある事を頭に入れておきましょう。
POINT.2外壁塗装工事に必要な期間と費用について
外壁塗装工事を行う期間は、上記の様に様々な工程と塗料の乾く時間などもあり、比較的日数がかかる物です。例をあげると、一般的に約30坪の建物の外壁工事で8~14日の工期が必要と言われます。もちろん、途中で雨が降った場合や面積が広い家の場合は、より多くの日数がかかります。
また、費用に関しては、使用する塗料によって施工費用が大きく変わり、施工費用を抑えたい場合は安い塗料を使ってもらう事で安価な工事に出来るでしょう。一般的な施工費用を使用塗料毎にご紹介しますので参考にしてみてください。
- 約30坪の建物をアクリル塗装:65万円程度
- 約30坪の建物をウレタン塗装:75万円程度
- 約30坪の建物をフッ素塗装:80万円程度
- 約30坪の建物を無機塗装:90万円程度
- 約30坪の建物を光触媒(しょくばい)塗装:100万円程度
施工費用に関しては上記の様な感じです。もちろん塗装面積や足場の有無などにより施工費は大きく変わりますので注意が必要です。
外壁塗装工事を行う場合の注意点
外壁塗装工事は、上記の通り少なくとも数日間の日数がかかります。そして、外壁塗装工事には塗料の臭いや工事車両の出入りなどで必ず近隣住宅に影響を及ぼす工事です。工事期間が決まり次第、ご近所にご挨拶と工事の通知をしっかり行いましょう。
外壁塗装の季節によるメリット・デメリット
それでは季節による外壁塗装の違いについて見ていきましょう。まず最初に言っておきますが、外壁塗装は気候条件が大きく影響する工事です。
外壁塗装は「塗料を乾かす工程」が絶対条件なので、湿度が極端に高い場合や、気温が低過ぎる状態では施工できない場合があります。したがって、雨天の場合は施工できませんし、豪雪状態でも塗料を塗る事が出来ません。このことからも外壁塗装における気候条件の大切さも分かりますね。それでは、時期による外壁塗装のメリット・デメリットも見てみましょう。
PATTERN.1春に行う外壁塗装について
春は基本的に外壁塗装が行いやすい気候条件が整っていると言えます。気温や湿度も外壁塗装に適した条件の日が続くことが多いのが、春の外壁塗装のメリットと言えるでしょう。
しかし、爆弾低気圧と呼ばれる突然の豪雨がある事や、元々「三寒四温(さんかんしおん)」と言われるように天候が変わりやすい面があるのはデメリットです。
春に外壁塗装をお考えであれば天気予報をよく確認する必要がありますね。
PATTERN.2夏に行う外壁塗装について
夏は高温多湿になる日も多い為、外壁塗装に向かない日も多いです。特に梅雨時期は連日雨が続くので、塗装工事の予定を立てる事すら難しいのが大きなデメリットです。しかし、梅雨が明けたころのカラッとした天候の時期は外壁塗装に最適な季節になるのがメリットです。
PATTERN.3秋に行う外壁塗装について
秋は、気温・湿度共に塗装工事に非常に向く季節と言えます。秋雨前線や台風に気をつけておけば、基本的に好天が続く季節ですので工事日程もスムーズに決まるのがメリットです。ただし、地域によっては秋でも極端に低温になり施工が出来ない場合があるのはデメリットです。
PATTERN.4冬に行う外壁塗装について
冬は気温が低く塗装工事には向かない時期だと言われますが、穏やかな天候が続く場合には、空気が乾燥しているので塗料が乾きやすいという事が大きなメリットになります。ただし、地域によっては雪で施工できない事や、凍結や霜が降りる事によって塗装が流れてしまう場合があるなどのデメリットがあります。
どうしても冬に塗装工事をしたい場合には、好天が続くという事が最低条件になります。
塗装に向く季節は?
上記をふまえて「塗装に向く季節は?」という事を考えた場合、春と秋になるでしょう。塗装工事は基本的に雨が降っていなければ春夏秋冬どの季節でも行える工事ですが、気温や湿度、好天が続く日が多いという事を考えれば春や秋に塗装工事の計画を立てる事をオススメします。
ただし、この時期は外壁塗装や屋根塗装などを行いたいと言う方が非常に増える時期でもありますので、早めに計画を立てる事をオススメします。
外壁塗装工事は妥協できません!
今回は、外壁塗装の季節による違いをご紹介しました。外壁塗装や屋根塗装などの塗装工事が気温や湿度の影響を受けるという事は事実です。その為、外壁塗装を計画する場合には、出来るだけ季節も意識して、塗装工事に適した条件が多い季節を選ぶという事はとても大切な事と言えるでしょう。
ひとたび外壁塗装をおこなった場合、最低でも数年間はその塗装の状態で建物の維持を行わなければならないので、外壁塗装工事は妥協できません。外壁塗装工事が施工不良等になってしまうと、外壁の防水機能も発揮できず、外壁からの雨漏りなど、建物にとって大きな問題に発展しかねないものです。是非、今回ご紹介したポイントも踏まえて塗装工事の計画を立てて見てはいかがでしょうか。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!