こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、最近大型商業施設やマンションなどで取り入れられている『屋上緑化』について、「その効果はいったいどのようなものがあるのか?」という事をご紹介していきたいと思います。
近年、大都市圏などで進められる再開発では、『緑化』が大きなキーワードとなっているのはご存知でしょうか?例えば、ゼファンのある大阪でも、JR大阪駅の北側で、長年にわたって再開発が進められています。この地域は「うめきた」と呼ばれる再開発地域となっており、1期の再開発ではグランフロントや駅と大型商業施設が高架橋で直結される等、大きな話題となりました。そして、2018年7月に2期の再開発が決定したのですが、そのコンセプトは『みどり』で「うめきたの森」として生まれ変わらせる計画になっています。
このような自然や緑化がキーワードになる背景には、現在世界中で課題とされている様々な環境問題があるのでしょうか、屋根や屋上を緑化するのにはどのようなメリットがあるのか気になってしまいますよね。
そこで今回は、『屋上緑化』を進める事で得られるメリットを考えていきたいと思います。一般住宅ではなかなか難しい『屋上緑化』ですが、知識として持っておいて損はないですよ。
屋上緑化の持つ様々なメリット
それでは『屋上緑化』を進めることで得られるメリットについてご紹介していきましょう。近年、大都市圏では自然がどんどん減少していますし、屋上緑化を進める事には非常に多くのメリットがあると言われているのです。
Merit01ヒートアイランド現象の緩和が期待できる
近年ビルや大規模商業施設に囲まれている大都市圏では『ヒートアイランド現象』が問題となっています。これは、アスファルトやコンクリートは熱がこもりやすいという特徴で、夏場などに夜になっても気温が下がりにくくなっているのが原因と言われています。さらに、気温が下がりにくい夏の熱帯夜などには、エアコンを稼働させる人も多く、エアコンから排出される熱で、余計に熱帯夜が続くという悪循環が出来上がってしまっています。
今年の夏を思い出してもらえばわかりやすいですが、年々日本は高温化しているように思えますね。屋上緑化は、この対策として有効と言われているのです。屋上緑化を進めると、植栽や土壌面から水分が蒸発されるため、気温の上昇を抑える効果を持つのです。
Merit02夏場の省エネ効果を期待できる
屋上緑化は、気温上昇を抑えるとともに省エネ効果を持っていると言われます。屋上に植栽を作るという事は、気温上昇を抑えるだけでなく、屋根の遮熱効果を高めることが出来るのです。したがって、室内に熱が伝わるのを抑えることが出来ますので、室温も下がり冷房の消費電力を抑えることが期待できます。
Merit03建物を保護してくれる
屋上緑化は、遮熱効果以外にも建物を保護してくれる効果があります。例えば、紫外線や酸性雨といったものは、建物の劣化を進める大きな原因となるのですが、屋上緑化を進めると、これらから保護してくれる効果が期待できるのです。また、屋根面が直接外気に触れることがなくなる為、温度変化による膨張や収縮が少なくなるなど、建物の劣化スピードを抑える効果があると言われています。
Merit04空気の浄化効果
都市圏では、自動車から排出される排気ガスや、冷暖房設備による大気汚染が深刻です。エコカーやLED電球など、環境面を考えた技術の開発が進んでいますが、まだまだ都心部の大気汚染は減っていないのが現状です。昔から、街路樹を植樹することによって、二酸化炭素の吸収や有害物質の除去を行っていたのですが、屋上緑化が進めばこの効果がさらに得られる事となるのです。
Merit05防火効果
乾燥させていない生木は耐火性が非常に高いという事は皆さんご存知でしょう。この耐火性の高さから、屋上緑化を進めることによって、大きな防火効果を得ることが出来るのです。もちろん、植物によって発火を抑えることも出来ますので、万一の火災時にも、火災が広がる事を大幅に減少させ、建物を保護する効果も期待できるでしょう。
Merit06癒し効果
自然の植物の『緑』には、精神を安定させ、癒しの効果があると言われます。皆さんもストレスがたまった時に、大自然の中に旅行などに行くと、不思議と心が軽くなったなどと言う経験があるのではないでしょうか?
現在、都心部などでは自然を感じることが出来る場所が大きく減ってしまっています。その為、屋上緑化などを進めることで、大都市圏の中に気軽に行ける『憩いの場』が出来るのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
屋上緑化を進めるならしっかり雨漏り対策を!
今回は、近年注目されている『屋上緑化』のメリットについてご紹介してきました。本稿でもご紹介した以外にも、本当に多くのメリットがあると言われ、今後も大規模施設では屋上緑化が進められていくことでしょう。もちろん、一般住宅で考えた場合、通常の切り妻屋根などで緑化を進めることは難しいでしょうが、屋根が平らになる陸屋根であれば屋上部分で植物を育て、緑化を進めていくことも可能だと思います。
地球温暖化が世界中で問題視される中、温室効果ガスと言われている二酸化炭素の排出削減は、個人でも取り組むべき課題だとされています。植物は光合成を利用して二酸化炭素を削減してくれるものですので、個人で行える範囲から進めてみるのも良いかもしれませんね。
ただし、一般住宅などで屋上緑化やガーデニングを進める場合、雨漏り対策は万全に行っておかなければいけません。当たり前のことですが、植物を育てるには水やりが必要不可欠となりまし、長時間水分を含んだ土が屋根の上に載っているようなものです。したがって、屋根内に水が侵入しない対策や、余計な水分がしっかりと屋外に排水されるような作りなど、しっかりと屋根屋さんと相談して進めるようにしましょう。屋上緑化を進めた結果、雨漏りが頻発し建物がダメになってしまったなんて話では目も当てられませんよ!
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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