こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
皆さんは屋根リフォームや屋根の点検・メンテナンスは定期的に行っていますか?住宅の屋根は、使用されている屋根素材も様々で、それぞれの屋根材によって特徴やメリットも違います。もちろん、素材の違いから耐用年数や必要になるメンテナンスなども屋根によって違いが出てきます。その為、多くの方が疑問に思う事は「屋根の寿命っていつ?」「メンテナンスはどういったタイミングで行えばいいの?」という事ではないでしょうか?
特に、屋根は高所にある物なので、その状態が現在どうなっているのかなど普段から注目していると言う方はあまりいませんよね。そのせいでという訳ではありませんが、屋根のリフォームなどは、「雨漏りしてしまったから工事をしなければ…」や「強風で瓦が飛ばされてしまった…」など、屋根に何か不具合があった時にお問合せを受ける事が多いものです。しかし、雨漏りが発生した場合などは関係のない部位まで傷めてしまうなど、建物にとって大きな問題になる物なので、できれば『屋根の不具合』が出る前に対処できるようにした方が良いでしょう。
そこで今回は、屋根素材ごとのメンテナンスのタイミングやポイントをご紹介したいと思います。
和瓦(陶器瓦)の耐用年数とメンテナンス
日本国内で古くから利用されている屋根材『和瓦』。この素材は非常に耐久力が高く耐用年数が長い事が特徴です。近年では、素材的に『重い』という事や、初期導入費用が他の素材より高額な事でシェアを落しています。ただし、洋風建築に適合したF型瓦は新築現場で再評価を受けているようです。
和瓦のリフォーム時期って?
和瓦自体の耐用年数は100年以上持つ物もあるなど全ての屋根素材の中でも最長です。
和瓦は基本的に色あせすることも無い為、再塗装の必要もなく、破損した箇所や飛散した部分を入れ替える事により長期間屋根を維持することが可能です。
上述のように非常に耐久力がある素材なので、メンテナンスについては台風の後や地震があった場合などに瓦の破損やズレがないか確認を行いましょう。
ただし、副材として使用されている漆喰などは瓦ほどの耐久力は無い為、数年ごとに点検することをオススメします。
和瓦のポイント
- 和瓦は重量がある為、耐震対策として軽量な屋根素材に葺き替えする屋根リフォームが増えています。
- 旧耐震基準で建築された和瓦の建物は一度耐震検査をしましょう。
- 瓦の耐用年数は長いですが、その反面、重みで建物の老朽化が進んでいる場合があります。その場合は葺き替えした方がいいでしょう。
スレート系(コロニアル、カラーベスト等)のリフォーム時期は?
スレート屋根とは、コロニアルやカラーベスト等とも呼ばれる屋根で、現在の屋根市場ではケイミュー社の製品が90%以上のシェアを誇っています。
この屋根の特徴は、施工性が高くデザインも豊富、軽量で瓦などに比べ安価で導入できる事です。
スレートのリフォーム時期って?
スレート屋根の耐用年数は一般的に25年~30年と言われています。その為、この25年~30年を目安にカバー工事や葺き替え工事等の屋根リフォームをする事をメーカーも推奨しています。
メンテナンスについては10年ごとの屋根塗装などを実施することが望まれ、それ以外にも台風などの強風で屋根材が飛ばされていないかの点検を行う事がオススメです。
スレートのポイント
- アスベスト規制が始まった当初に販売されていた素材に関しては、耐用年数の短いものがあるので気をつけましょう。
- スレート材には同じメーカーの物でもグレードの違いがあります。その為、正確な耐用年数はグレードによって違います。
- 劣化が進んだスレート屋根はカバー工法が適用できない為、葺き替え工事が必要になります。
ガルバリウム鋼板を使った屋根のリフォーム
ガルバリウム鋼板を利用した屋根では25年~30年を目安に屋根塗装や葺き替え工事を行う事をメーカーが推奨しています。また、メンテナンスは10年や15年ごとに実施することがオススメです。
ガルバリウム鋼板は旧来使用されていたトタン等と比較すると非常に耐久性が高いですが、施工業者の腕によって早期に錆が発生する場合があるので、注意が必要です。
ガルバリウム鋼板のポイント
- ガルバリウム鋼板の施工は一見簡単に見えますが、施工中の小さな傷から錆が拡大してしまいます。施工は屋根専門業者にお願いすることをオススメします。
- ガルバリウム鋼板はグレードによって価格、耐用年数が変わります。
屋根素材以外の劣化にも注意を!
今回は屋根素材の違いによる耐用年数やメンテナンスについてご紹介しました。上述した通り耐久力という点においては和瓦が圧倒的に高いです。しかし屋根材はそれぞれ特徴やメリットが大きく違う為、どの屋根素材を使用するのかはどういった建物にしたいのか、どういった点を重視するかを良く考えて決める必要があります。
また、意外と忘れがちなのが上述したような屋根本体以外の耐用年数やメンテナンスの事です。例えば瓦屋根の場合であれば漆喰や谷樋板金等は瓦ほどの耐久力はなく、10年程度でメンテナンスが必要になる事でしょうし、屋根材の下に施工されている防水用のルーフィングなどは8年程度で大幅に性能が低下する物などもあります。
屋根は日々雨や紫外線などに晒され続ける、建物の中でも最も過酷な部位と言っていい場所です。その為、劣化原因となる物も様々な要因がある為、定期的に点検し雨漏りなどが発生する前にしっかりとメンテナンスを行えるようにしましょう。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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