こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、屋根修理や屋根補修が必要になる屋根の劣化について、屋根素材別にご紹介していきたいと思います。屋根という物は、日々私たちを風雨の影響から守ってくれているものです。その屋根は、建物の中でも最も過酷な環境にさらされ続けている部位でもあるので、様々な原因で劣化が進行してしまう物なのです。
皆さんもご存じの通り、屋根という物は、一生そのままあり続ける様な物ではなく、定期的にメンテナンスを必要とするものです。さらに屋根は、メンテナンスが必要な時期が近付くと、様々な補修サインを自ら出してくれるものです。しかし、高所と言う事もあり、見逃してしまう事もしばしばで、また、屋根に使用される屋根材には、様々な種類がある為、素材によって出てくるサインも異なり、知らない人であれば気付けない事も多いでしょう。
そこで今回は、屋根材毎に、屋根が出してくれる補修サインをご紹介していきます。皆さんも、本稿を参考に定期的に屋根のチェックをしてみてはいかがでしょうか。もちろん、一般の方であれば、見ただけでは判断できない場合もある為、判断に迷う場合はお気軽にゼファンまでご連絡ください!
瓦屋根が出す補修サイン
まずは、日本国内で古くから利用されている『瓦屋根』についてみていきましょう。瓦屋根は、『瓦』と言う素材が非常に高い耐久力を持っている為、『瓦屋根=メンテナンスフリー』だと勘違いしている人も多いものです。もちろんこの考えは間違えですよ。
Sign1棟が歪んでいる
『棟』とは、屋根の頂上部分にある棟瓦です。この部分は、建物の中でも一番高い場所になる為、地震や台風などの強風によって歪んでしまう事があるのです。したがって、自然災害の後には、この棟が真っ直ぐなっているか、確認する必要があります。万が一、歪んでいるのであれば、棟瓦の積直しなど、補修する必要があります。
Sign2瓦が割れている、ズレている
本来『瓦』は、非常に高い耐久力を持っている為、多少の衝撃などで割れるようなことは少ないです。しかし、台風などの強風で飛来物がぶつかってしまう等の原因があると、割れてしまう事もあるのです。また、地震時などは、瓦がズレてしまう等の被害も頻繁にあります。こういった事が原因で、屋根に隙間が出来ると、雨漏りの原因となってしまうので、早急に補修の必要があります。
Sign3漆喰にひびが…漆喰が崩れている
漆喰は、瓦ほどの耐久力がないため、10年を過ぎたあたりからヒビが発生したり、崩れ落ちてしまったりする事が多くなります。漆喰の劣化は、棟の固定が緩み、歪みの原因にもなりますし、最悪の場合、棟瓦が落下し、下の人が怪我をしてしまう恐れなどもあります。もちろん雨漏りの原因にもなるので、庭などに漆喰が落ちていた時などは、早急に補修しましょう。
スレート屋根が出すサイン
次は近年人気の、スレート屋根が出す補修サインについてみていきましょう。スレート屋根は、ケイミュー社が販売しているカラーベストシリーズ等が有名ですね。
Sign1棟板金が浮いている、棟板金の釘が緩んでいる
『棟板金』とは、スレート屋根の最上部にある棟に施工する板金の事です。この棟板金は、釘などを利用して固定しているのですが、経年劣化や強風が原因で緩んでしまう事があるのです。そうすると、板金自体が浮いてしまい、最悪の場合は、強風で棟板金が飛ばされてしまう等があります。板金が浮いていないか、きちんと固定されているか定期的に確認してみましょう。
Sign2棟板金の色褪せ、錆
棟板金は、その名前からわかるように金属ですので、経年劣化で錆びてしまう物です。その為、塗装などによって、錆びてしまうのを防ぐものなのですが、その塗装も経年で劣化します。例えば、棟板金の色が褪せてきたな…と思えば補修サインです。放置してしまうと、棟板金が錆びてしまい、見た目にも悪影響がありますし、最悪の場合、板金に穴が開き雨漏りの原因となります。
塗装の劣化を感じたら、出来るだけ早期に補修しましょう。
Sign3スレート材の割れ、反り
台風などの強風時には、飛来物がぶつかってスレート材が割れてしまう事もあります。これは、雨漏りの原因となるので、見つけた時には早期に補修しましょう。また、年数の経過したスレート材は、何度も『水を含む⇒乾燥』を繰り返すものですので、角の方から反り返ってしまう事が見られるようになります。これも補修サインなので見つけた場合は、補修しましょう。
Sign4スレート屋根の色あせ、カビや苔
スレート材の表面には塗装が施されています。この塗装は、数年から十数年で劣化してしまい、効果が切れてしまう物で、見た目から色あせてきたなと思った時には補修のサインと思ってください。色あせが見えたからと言って、すぐに雨漏りなどはありませんが、早期の再塗装が必要でしょう。尚、塗装の効果が完全に失われてしまった場合には、屋根にコケやカビが繁殖してしまう場合があります。ここまで劣化が進行している場合は、早急に補修工事が必要になります。
金属屋根が出す補修サイン
それでは最後に金属屋根が出す補修サインをご紹介していきましょう。金属屋根は非常に軽量な事もあり、耐震対策を考えた屋根リフォームが増えている近年では、非常に人気の高い屋根材となっています。
Sign1屋根表面が色あせている
金属屋根もスレート屋根と同様に、表面に塗装が施されています。その塗装が色あせてきたなと感じる場合は、塗装の効果が切れてきたと言う証拠です。金属屋根の場合、この色褪せを放置してしまうと、屋根全体が錆びてしまうので、早めに再塗装などの補修を行いましょう。
Sign2屋根表面に錆が見える
金属屋根は、上述の通り表面に塗装が施されています。この塗装の効果が切れてしまったり、何か飛来物がぶつかって屋根材に傷が入ってしまった場合には、屋根材が錆びてしまう可能性が高いです。近年主流のガルバリウム鋼板等は、錆びにくい等と言われますが、何のメンテナンスもしなければ、普通に錆びてしまいます。屋根材が錆びてしまうと、耐久力も一気に落ちますので、錆びた部分に穴が開き、雨漏りの原因となってしまいます。雨漏りする前に、修理が必要でしょう。
Sign3屋根材の浮き、切れ、剥がれ
瓦棒屋根は、複数の金属板を繋げて作る屋根ですので、固定部分が経年劣化で緩んでしまった場合、屋根材が浮き上がってしまう事があります。浮き上がった金属屋根は、台風などの強風の影響で捲れてしまったり、吹き飛ばされてしまう事があるので、見つけた場合は早期に修理を行いましょう!
早期の補修でメンテナンスコストを下げましょう!
今回は、屋根が自ら劣化を教えてくれる、屋根材毎の補修サインをご紹介してきました。本稿でもご紹介しているように、建物の屋根という物は、紫外線や風雨などの影響を常に受け続けているものなので、様々な要因によって劣化が進行してしまう物です。
その為、ふと下から見上げただけでは、特に問題がなさそうに思えたとしても、注意深く見てみると、様々な補修サインを私たちに伝えてきてくれているのです。屋根が出してくれる補修サインは、劣化が進行していると言う証拠ですので、出来るだけ早期にメンテナンスをすることをオススメします。もし、このようなサインを無視してしまうと、早期に雨漏りの発生を招いてしまう可能性も高いですし、早めの対処であれば低コストで補修できたものが、屋根の葺き替え工事まで必要になり、予想外の出費を強いられてしまう可能性も高くなってしまいます。
もちろん、上述したような屋根の補修サインは、一般の方が一目見ただけでは判断できない物もあるかと思います。したがって、どうしても自分では判断できない…等といった場合には、プロの屋根業者に点検に来てもらう事をオススメします。特に、地震や台風などの自然災害があった後には、目に見えない劣化が屋根に発生している可能性も非常に高いため、少しでも心配なことがあれば見てもらうようにしましょう!
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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