屋根のリフォームを検討するにあたって、まず気になるのは「相場(費用)」のことではないでしょうか?
屋根リフォームの相場は、どんな工事を行うのかによって、大きく変わります。
屋根リフォームの種類には、
- 屋根塗装
- 屋根カバー工法(重ね葺き工事)
- 屋根葺き替え工事
などがあります。
今回の記事では、「なるべく簡潔に屋根リフォームの相場を知りたい!」という人に向けて、屋根リフォームのプロ『ゼファン』が、工事別にかかる費用の相場をお伝えします。
また記事の後半では、屋根リフォームの見積書の見方についても、解説します。
なお、以下で紹介する各工事の相場は、「屋根の広さが一般的である(50~80㎡)こと」を想定しています。
屋根リフォーム「屋根塗装」の費用相場
屋根リフォームにおける「屋根塗装」の費用相場は、20~35万円です。
※屋根の広さは一般的な(50~80㎡)を想定
屋根塗装を行うと、屋根の寿命が大きく延びることはありませんが、美観を改善することができます。
屋根リフォーム「屋根カバー工法」の費用相場
屋根リフォームにおける「屋根カバー工法」の費用相場は、80~120万円です。
※屋根の広さは一般的な(50~80㎡)を想定
屋根カバー工法を行うと、屋根の寿命を20年程度、延ばすことができます。
屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工事のことで、「重ね葺き」や「カバールーフ工法」「屋根かぶせ工法」とも呼ばれます。
後述する「屋根葺き替え工事」と比較して、工事費用を安く抑えられる・工期が短いといったメリットがあるため、屋根材のみの破損で下地に問題がない場合にはオススメできる工法です。
元の屋根材が瓦屋根である(凹凸があり重たい)など、屋根材の種類によっては、屋根カバー工法を行うことはできません。
<以下のコラムも参考になります>
⇒ 屋根のカバー工法とは?葺き替え工事との違いや費用を徹底解説!
【屋根カバー工法の事例1】総額73万円(約52㎡)の屋根カバー工法
- 工事概要:屋根カバー工法(スーパーガルテクト)
- 施工費用:総額73万円(税込)
- 施工面積:約52㎡(屋根)
- 屋根の形:切妻
- 工期 :3日間(屋根工事)
大阪府東大阪市で、総額73万円で屋根カバー工法を行いました。
屋根の広さは、約52㎡でした。
既存の屋根材は『パミール』というもので、パミール特有のめくれ・ひび割れなどが見られました。
<詳しくはコチラ>
⇒ 大阪府 東大阪市 屋根重ね葺き工事(スーパーガルテクト)
【屋根カバー工法の事例2】総額74万円(約46㎡)の屋根カバー工法
- 工事概要:屋根カバー工法(スーパーガルテクト)
- 施工費用:総額74万円(税込)
- 施工面積:約46㎡(屋根)
- 工期 :1日間(屋根工事)
大阪市西区で、総額74万円で屋根カバー工法を行いました。
屋根の広さは、約46㎡でした。
既存の屋根材に被せる新しい屋根材には、『スーパーガルテクト』を採用しました。
『スーパーガルテクト』は、高耐久かつ軽量で、コストパフォーマンスにも優れる屋根材です。
<詳しくはコチラ>
⇒ 大阪市 西区九条 屋根重ね葺き(スーパーガルテクト)
屋根リフォーム「屋根葺き替え工事」の費用相場
屋根リフォームにおける「屋根葺き替え工事」の費用相場は、120~200万円です。
※屋根の広さは一般的な(50~80㎡)を想定
屋根葺き替え工事を行うと、屋根の寿命を40年程度、延ばすことができます。
屋根葺き替え工事とは、古い屋根材を取り除いて、新しい屋根材を取り付ける工事のことです。
- 屋根から雨漏りを起こしたことがある
- 長く住み続ける予定がある
上記のようなケースでは、先述した屋根カバー工法よりも、屋根葺き替え工事のほうが適しています。
また、元の屋根が瓦屋根である場合は、屋根カバー工法ができないため、屋根葺き替え工事を行うことになります。
【屋根葺き替え工事の事例1】総額190万円(約57㎡)の屋根葺き替え工事
- 工事概要:屋根葺き替え工事(ルーガ雅)・雨樋交換工事
- 施工費用:総額190万円(税込)
- 施工面積:約57㎡(屋根)
- 屋根の形:寄棟+下屋根
- 工期 :3日間(屋根工事)
大阪府守口市で、総額190万円で屋根の葺き替え工事などを行いました。
屋根の広さは、約57㎡でした。
工事を行わない庇(ひさし)の瓦と違和感がないように、「防災瓦」とも呼ばれる『ルーガ雅』を提案して、工事に至りました。
<詳しくはコチラ>
⇒ 大阪府 守口市 屋根葺き替え工事(ルーガ雅)・雨樋交換工事
【屋根葺き替え工事の事例2】総額105万円(約52㎡)の屋根葺き替え工事
- 工事概要:屋根葺き替え工事(スーパーガルテクト)
- 施工費用:総額105万円(税込)
- 施工面積:52㎡(屋根)
- 屋根の形:切妻
- 工期 :2日間(屋根工事)
大阪府東大阪市で、総額105万円で屋根の葺き替え工事を行いました。
屋根の広さは、約52㎡でした。
コストパフォーマンスに優れた『スーパーガルテクト』を採用したため、費用を抑えられています。
<詳しくはコチラ>
⇒ 大阪府 東大阪市 屋根葺き替え工事(スーパーガルテクト)
ここでもう1度、各工事の費用相場について、まとめておきましょう。
- 屋根塗装 :20~35万円
- 屋根カバー工法 :80~120万円
- 屋根葺き替え工事:120~200万円
屋根リフォームの見積書の見方
屋根リフォームの費用を具体的に知るためには、屋根リフォーム業者に見積もりを依頼し、提出された見積書を正しく見る必要があります。
以下では、屋根リフォームの見積書の見方について、簡単に説明します。
上記の屋根葺き替え工事の見積書には、10項目以上の内訳が記載してありますが、大まかに分けると、
- 既存の屋根を撤去する費用
- 新しい屋根材と工事の費用
- 足場のレンタル・設置費用
3つから成っていることが分かります。
例えば屋根葺き替え工事では、まず既存の屋根材を撤去しなければいけません。
瓦屋根は1つずつ丁寧にめくって撤去しており、工事代金だけでなく廃棄費用も必要となります。
また屋根リフォームは高所作業ですので、足場の設置が欠かせません。
どんな工法であっても、足場の設置代金が発生します。
見積書の内容に疑問や不安がある場合は、遠慮せず担当者に質問しましょう。
屋根リフォームの見積書を見る時の注意点
屋根リフォームの見積書を受け取ったら、以下の6つのポイントに注意してみましょう。
- 工事の詳細がきちんと記載されているか
- よく分からない費用が重複していないか
- 使用する建材の名称・型番などが分かるか
- 数量や面積が間違っていないか
- よく分からないキャンペーンで割安感を出されていないか
- 見積書ではなく契約書になっていないか
【1】工事の詳細がきちんと記載されているか
見積書を受け取ったら、まずはその項目を見ましょう。
例えば屋根葺き替え工事であれば、「屋根下地の補修」や「防水シートの取り換え」といった工事も必要です。
これらの項目がきちんと分けて記載されているほうが、信用度は高くなります。
逆に注意すべきなのは、「○○一式」ばかり書かれたシンプルな見積書です。
これは「どんぶり勘定」のようなもので、説得力に欠けますので、相見積もりをしている場合は候補から除外したほうがいいでしょう。
【2】よく分からない費用が重複していないか
シンプルすぎる見積書は要注意ですが、あまりに複雑な見積書も注意が必要です。
例えば、屋根葺き替え工事の「既存屋根の撤去費用」について、
- 運搬費
- 撤去費
- 処分費
- 諸費用
などと似た項目が並んでいたら、見積書を受け取った側は何が違うのかよくわかりません。
担当者に何が違うのか、きちんとした説明をお願いしましょう。
【3】使用する建材の名称・型番などが分かるか
屋根材や下地材には、必ず名称や型番が存在します。
型番によって費用は違いますので、それが見積書にきちんと反映されているほうが、信用度は高いです。
例えば屋根塗装であれば、上塗り・中塗り・上塗りと3つの工程があり、それぞれで使う塗料の名称・型番が異なります。
上記がひと目で分かる見積書であることに、越したことはないです。
【4】数量や面積が間違っていないか
見積書を受け取ったら、まずは「自分の家の屋根の面積が記載されているか?」を確認します。
採寸の結果、多少の誤差が出ることは珍しくありませんが、「10㎡以上違う場合」は見積書が間違っている可能性が高いので、担当者に確認しましょう。
自分の家の屋根の面積は、家を建てた時の図面で確認することができます。
図面が手元にない場合は、あくまで概算になりますが、緩勾配の屋根の場合は「床面積×1.1」、急勾配の屋根の場合は「床面積×1.2」の計算をしてみましょう。
【5】よく分からないキャンペーンで割安感を出されていないか
「足場無料!」などと謳って、大幅な値下げを演出して、契約を取り付ける悪徳業者は少なくありません。
実際は見積もりを複雑にしたり、「○○一式」というようなどんぶり勘定にすることによって、うまく帳尻を合わせています。
よく分からないキャンペーンで大幅に値引き、不明瞭な見積もりを提示する業者とは、後々トラブルになりやすいため、注意が必要です。
【6】見積書ではなく契約書になっていないか
本来、「見積書」と「契約書」は別物です。
ところが、見積書にお客様確認印などの欄を作り、“見積書にサインすること=契約すること”として、話を進める悪徳業者の手口があります。
上記は、特に高齢者を狙う悪徳業者に多い手口で、見積書に署名や捺印欄があれば注意しなければいけません。
また、「相見積もりを取らないお約束で、これだけ値引いた見積書を出します」という業者もいます。
しかし、相見積もりは一般的なことですので、契約者は気にする必要はありません。
まとめ
以上、屋根リフォームの相場や、見積書の見方について、解説しました。
<屋根リフォームの相場>
※屋根の広さは一般的な(50~80㎡)を想定
- 屋根塗装 :20~35万円
- 屋根カバー工法 :80~120万円
- 屋根葺き替え工事:120~200万円
<見積書を見る時に注意すべきポイント>
- 工事の詳細がきちんと記載されているか
- よく分からない費用が重複していないか
- 使用する建材の名称・型番などが分かるか
- 数量や面積が間違っていないか
- よく分からないキャンペーンで割安感を出されていないか
- 見積書ではなく契約書になっていないか
屋根リフォームは、相場から外れすぎていない(安すぎず・高すぎない)業者に依頼することが基本です。
相見積もりを依頼して、各社から見積書をもらい、1番納得できる・信頼できる業者に、工事を依頼しましょう!
⇒ 大阪の屋根リフォームなら実績豊富な『ゼファン』にお任せください!