こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
いよいよ6月に入り、梅雨時期を過ぎるとすぐに本格的な夏がやってきますね。夏と言えば海や山でのレジャーや、全国各地で行われる花火大会など、明るい話題も多くなんだか気持ちも前向きになれる時期ですね。
しかし、7月、8月となると日差しも非常に強くなり、外気温も急激に上がって来ます。そんな夏のいい天気の日には、室内の暑さが気になってしょうがない…という方も多いのではないでしょうか?毎年、夏になると、エアコンをつけていても室内が暑く、何とかならないかと悩んでいると言うお話はよく聞きます。そんな時に、業者に相談したところ「屋根の遮熱をすると室内の暑さは軽減されますよ。」と言われたけど、屋根の遮熱って何なのだろう?と疑問に思う方も多いはずです。
屋根の遮熱対策は、基本的に「遮熱機能付きの屋根材を採用する」「遮熱塗装をする」「遮熱シートを貼る」の3つの方法があり、自分の家にはどれが最も適しているのか選択しなければいけません。
そこで今回は、暑くなりやすい建物の理由は何か?またそれぞれの遮熱方法についてご紹介したいと思います。
そもそも室内が暑くなるのはなぜ?
そもそも、夏場に室内が暑くなるのはどのようなメカニズムになっているのかご存知ですか?普段、風雨から私たちを守ってくれている屋根ですが、実はほとんどの屋根は遮熱機能を持っていません。その為、夏場の強い直射日光を建物の中で最も近い位置で受け止める屋根は、どんどん表面温度が上昇してしまうのです。そして、日光を反射する機能を持っていない屋根を熱が通過することにより、建物内にも暑さが伝わってしまうのです。
夏場の室内の暑さをどうにかしようと思えば、冒頭でご紹介した、いずれかの遮熱対策をする必要があります。例えば、ケイミュー社が販売している遮熱機能を持った屋根材『遮熱グラッサ』を採用すると、上図の試験結果からも分かる通り、屋根の表面温度が20℃近く下がります。
もちろん、これは屋根の表面温度の話なのですが、遮熱グラッサを採用することにより年間の冷暖房エネルギーを削減できたと言う結果も出ています。
POINT暑くなりやすい建物ってどんなの?
それでは、実際に室内が暑くなりやすい建物がどのような物なのかご紹介しましょう。自宅で過ごしている時は暑くてたまらないのに、友人の家だと同じエアコンの温度設定でも暑さを感じなくて不思議に思った事がある人もいるのではないでしょうか?実は、建物はその造りによって暑くなりやすい家というのがあるのです。以下で、一般的に暑くなりやすいと言われる家をご紹介しますので、毎年暑さにお悩みの方で以下に該当する方は、屋根の遮熱対策を考えてみましょう!
金属屋根の家 | 軽量だという特徴がある事で近年人気の金属屋根。しかし、金属屋根は熱伝導率が高く、全屋根材の中でも屋根の表面温度が最も高くなる屋根材です。また、金属屋根材は、『薄い』という特徴もある為、屋根の裏側に熱が伝わりやすいのです。その為、室内の温度も上がりやすいと言えます。 |
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スレート瓦の家 | 近年、屋根材として非常に人気の高いスレート瓦ですが、屋根材の厚みが基本的に4~5mm程度と非常に薄い素材です。その為、遮熱効果のないスレート材は、かなりの熱が屋根裏に侵入し、室内の暑さにつながります。 |
吹き抜けの建物 | 天井が吹き抜けになっている建物も最近多いですね。高い天井は家も広く見え、デザイン的なメリットは非常に大きいですが、部屋の容積が増えるという事は、その分熱い空気も溜まってしまうという事なので冷房が効きにくい構造なのです。また、1階、2階と部屋が分断されていない為、2階の窓などから入る日光等も部屋を暖める原因となります。 |
室内が暑くなりやすい建物は上述の様な建物です。他にも、2世帯住宅で2階や3階にリビングを作っているお宅は、天窓などがある事も多く暑さが気になると言う人は多いみたいです。上記に当てはまる人で、暑さが気になるといった場合は、屋根の遮熱を考えてみましょう。
屋根の遮熱(断熱)方法をご紹介
それでは次に、それぞれの屋根の遮熱対策についてご紹介しておきます。採用する手法によって効果や費用が大きく異なりますので、ご予算や必要な機能によって選択すると良いでしょう。自分ではよく分からないと思う場合は、素直に業者さんにアドバイスを貰いましょう。
- 遮熱機能を持つ屋根材を利用する
現在使用している屋根材を、上述したようなケイミュー社の『遮熱グラッサ』等の遮熱効果を持つ屋根材に替えてしまう方法です。
この方法は、新築で今から家を建てる人や、屋根材が既に劣化しており塗装工事が出来ないといった建物には最適でしょう。費用面は遮熱塗装などより高くなるという点がデメリットになりますが、その分、耐久年数も長くメンテナンスコストが安くなるため、最終的にはコチラの方がお得なのではないでしょうか。 - 遮熱塗装を行う
塗装だけでは、そこまで効果はないんでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、塗料によっては、体感で室内温度が15℃~20℃も下がる場合もあると言われています。実際に、現在は室内温度に悩みはないと言う方でも、再塗装の際には遮熱効果を持つ塗料を選ぶ人が増えています。
遮熱塗装は、屋根の劣化が進行しすぎていると施工が出来ませんので、その場合は葺き替え工事やカバー工事で遮熱機能を持つ屋根材を採用する方が良いでしょう。
しかし、そこまで築年数が経っていなく、屋根材の状態もまだまだ良いといった場合など、外壁塗装と合わせて行うといった時にはお勧めです。 - 遮熱シートを利用する
遮熱シートは、屋根表面や屋根裏に貼る事で遮熱効果をもたらすものです。遮熱シートを利用すると、体感で『屋根裏-10℃』『室内-5℃』程度の変化があると言われており、エアコンの稼働率が減ったと言う実績もあるそうです。
屋根の遮熱で光熱費の削減も可能!
今回は、本格的に暑くなる夏場を前に、屋根の遮熱対策についてご紹介してきました。夏場の室内気温の上昇は、上述のように屋根の表面温度が上昇し、その温度を遮断できずに室内に伝わってしまう事が原因です。
屋根の役割は、雨や風などから住人を守る為に様々な機能を持っているものですが、一般的に遮熱機能を持たせた屋根というのは多くありません。その為、直射日光を浴び続ける夏場の屋根は、皆さんが考えているよりもずっと高い温度になっているもので、金属屋根などになると触ると火傷してしまうほどでしょう。
しかし、今回ご紹介したような遮熱対策によって室内温度が驚くほど下がるという事はあまり知られていません。上でご紹介したような遮熱対策を屋根に施すだけで、夏場のエアコンの稼働率を下げる事も出来、電気代の削減にもつながるので、非常に有効な方法としてオススメです。また、エアコンの稼働を下げると言う事は、地球温暖化の原因とも言われる二酸化炭素の減少にもつながります。少しの対策で、住まいの省エネや地球温暖化に貢献できるものなので、本格的な夏が来る前に屋根の遮熱対策を導入してみてはいかがでしょうか!
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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