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2019.05.10

台風で崩れてしまった棟瓦の補修工事。屋根の頂上部分は強風の影響をもろに受けます!

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪府大阪市で行った屋根の補修工事の流れをご紹介します。今回工事を行った屋根は、台風の影響を受けてしまい、棟瓦が崩れてしまったとのお問い合わせを受けたものです。瓦屋根の中でも棟部分は、高所に位置するため強風の影響を受けやすく、台風などがあった際には棟瓦が飛ばされる、崩れるなどといった被害が非常に多いです。
今回の屋根も、経年劣化が進行していた棟が、強風の影響で崩れてしまい、一部の棟瓦は落下しているような状態でした。当然、棟瓦が崩れてしまっている場合には、屋根に隙間ができることとなりますので、そこからの雨水の侵入を招き、雨漏りしてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。また、棟は、施工されている屋根瓦を固定する役割もあるため、瓦のズレが生じてしまうリスクが出てきますので、早急に補修しなければなりません。
今回は、棟部分を崩れる前よりも強化するため、新しく強化金具と人工木材を下地として利用し新たな棟を作り直しました。今回の工事で、台風被害を受ける前よりも、さらに屋根を強化することができました。どうせ屋根修理するのであれば、その後何十年もそこに住み続けることを考えて修理するのがオススメですよ。

自然災害による棟への被害はとても多い!

日本は、諸外国と比較しても自然災害が多い国として有名です。最近では、全国のいろいろな場所で地震が発生していますし、夏の終わりから秋口には連続して台風が襲来するような年も珍しくありません。そのため、こういった自然災害から大切な建物を守っていこうと考えた場合、定期的に屋根や外壁の点検・メンテナンスを進めていなければいけません。
特に、建物の中でも屋根の頂上部分にある『棟』は、強風や地震の揺れの影響を非常に受けやすいという場所となり、小さな劣化を放置していただけでも、突然の自然災害で棟が崩壊してしまった…なんてことになりかねないのです。実際に、昨年ゼファンのある大阪では6月に大阪北部地震、夏から秋にかけて巨大台風の襲来があり、棟が崩れてしまった…という被害がとても多くありました。
ここでは、自然災害が発生した場合、建物にどういった被害が出やすいのかを簡単にご紹介しておきますので、覚えておきましょう。

  • 地震や台風で棟瓦が崩れる、飛ばされる
    屋根の頂上部分の棟瓦や棟板金は、地震や強風の影響を受けやすく、自然災害で崩れる・飛散するといった被害が非常に多いです。瓦屋根であれば、漆喰の劣化、棟が歪んでいないかなどをチェックし、メンテナンスを入れるポイントと考えましょう。スレートや金属屋根は、棟板金の固定が緩んで隙間ができていないかを定期的に確認しておきたいですね。
  • 地震で瓦が落下する。強風で屋根材が飛ばされる
    屋根が万全な状態であれば、地震や強風で屋根材が落下・飛散するなどの被害はあまりありません。しかし、経年劣化で固定力が緩んでいる場合、簡単に屋根材が飛ばされてしまうのです。屋根材にズレやひび割れが見える場合、早急にメンテナンスしましょう。
  • 外壁が破損してしまう。目地部分から雨漏りする
    台風の強風は、横殴りの雨となりますので、外壁のクラックや目地部分のコーキングの劣化から雨漏りが発生することがあります。また、風に飛ばされてきたものが外壁に当たり、破損することもあります。外壁は、定期的にコーキングが劣化していないか、窓枠などに隙間ができていないか、外壁塗装が劣化していないかを確認して、劣化を感じたらすぐに点検してもらいましょう。

大阪府大阪市で行った屋根補修工事をご紹介!

それでは、大阪府大阪市で行った屋根補修工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回の工事は、台風の影響によって棟瓦が崩れてしまったとお問い合わせを受けてのものです。棟は、屋根の頂上部分に位置しますので、強風の影響を受けやすく、台風の際には被害が最も出やすいと言える場所です。したがって、台風後、目に見える被害が無いように見えても、念のため、小さなズレなどが発生していないか、プロの屋根業者に点検してもらうのがオススメです。

STEP1施工前

まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。画像を見ても分かるように、一部の棟瓦は強風によって吹き飛ばされ、屋根土がむき出しになっている状況です。このままでは雨漏りの心配だけでなく、その他の瓦にズレが生じる恐れもあるため、今回の補修工事となりました。

STEP2既存棟の撤去

まずは既存の棟瓦を全て撤去していきます。瓦と屋根土をサンドイッチのように交互に施工していますが、全て撤去していきます。

STEP3棟下地の施工

既存棟の撤去完了後、新たな棟の下地を施工します。今回は、台風被害を受ける前よりも強化するため、強化金具と人工木材で下地を作ります。人工木材は、樹脂製ですので、雨水で濡れても腐食することもなく、長期間棟を維持することが可能です。

STEP4南蛮漆喰の施工

棟下地の準備ができたところで南蛮漆喰を施工します。

STEP5施工完了

最後に7寸丸棟をビスでしっかりと固定し、今回の棟補修工事は完了です。今回の工事で、台風被害を受ける前の棟よりも、自然災害に強い棟を実現することができました。屋根の棟部分は、元々災害に弱い箇所ですので、こういったタイミングで強化したうえで修理するのがオススメですよ!

棟の小さなズレも決して馬鹿にできません!

今回は、大阪府大阪市で行った、棟瓦の補修工事をご紹介しました。上述したように、棟は屋根の頂上部分に位置するため、台風による強風や、地震による揺れがあった際、被害が出てしまいやすい場所です。特に、下から屋根を見ただけでは、棟瓦のズレ、漆喰の劣化など、棟に生じている問題を発見することが難しいものです。そのため、知らず知らずのうちに劣化が進行してしまい、台風や地震などの自然災害が発生した場合、一気に問題が表面化してしまうのです。
瓦屋根にとって棟部分は、飾りの意味だけでなく、屋根瓦自体を固定し、正常な屋根の機能を果たさせるためにとても重要な部分です。したがって、特に問題が無いように見えている場合でも、定期的にプロの屋根業者に点検してもらうことがオススメです。なお、築10年以上経過している建物で、今まで一度も点検したことが無いといった場合、何らかの問題が発生している可能性が高いと思いますし、一度プロの屋根業者に点検・メンテナンスを依頼するのがオススメです。
ゼファンでは、葺き替え工事やカバー工事などの大規模屋根リフォームから、瓦1枚の交換や棟のメンテナンスなど、細かな補修工事まで行っております。お客様の建物の寿命をのばすためには、正常な屋根の機能を保てるよう、定期的に点検・メンテナンスすることがオススメです。屋根補修工事のことなら、お気軽にゼファンまでご相談ください!

ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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