「雨漏りを修理したいけど、できるだけ安く抑えたい」
「雨漏り修理の費用相場がわからない」
自宅の屋根が雨漏りしていると、日常生活を送るのにも支障が出てしまいます。
早急に直したいと思っても、修理にかかる費用相場がわからずどこに依頼すべきかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は雨漏りの修理費用がどのように決まるのか解説します。
原因箇所別の費用相場や雨漏り修理に取り入れられる工法、修理費用を安く抑えるコツも紹介しているので、雨漏りの修理を依頼するうえでの参考にしてください。
雨漏りの修理費用はどのように決まる？
雨漏りの修理費用は、補修箇所の広さや劣化具合によって異なります。
屋根の一部を補修する場合と、屋根全体を補修する場合だと、当然後者の費用の方が高額です。
また、屋根材を張り替えることになる場合、用意する屋根材の種類によって費用相場が異なる場合もあります。
そもそも、雨漏りの原因箇所別に費用相場は異なるため、一概に「いくら」と言い切れないのが現状です。
次の項目からは、ゼファンで提案している屋根の雨漏り修理費用相場を、原因箇所別に紹介します。
自宅の屋根が雨漏りしている、雨漏りしそうなぐらい屋根が劣化したと感じている方は、現状と照らし合わせながら参考にしてください。
原因箇所別の雨漏り修理費用の相場
雨漏りは屋根に多い印象がありますが、外壁やベランダなどにも起こることがあります。
ここでは、ゼファンで実施している雨漏り修理費用の相場を紹介します。
ゼファンでの雨漏り修理は、原因箇所別により以下の費用相場で実施可能です。
屋根の雨漏り修理相場
| 修理箇所 | 修理費用相場 ※施工費込み |
| 漆喰の補修 | 3,500円（税抜）～／m 35,000円（税抜）～／箇所 |
| 棟板金の修理 | 3,500円（税抜）～／箇所 |
| その他板金の修理 | 3,500円（税抜）～／箇所 |
| 一部屋根材の交換 | 35,000円（税抜）～／箇所 |
| 棟瓦の積み替え | 15,000円（税抜）～／m ※瓦材により異なります |
| 天窓の撤去・交換 | 15～25万円程度 ※屋根材によっては施工できない場合がございます |
※足場費用は別途になります
外壁・窓枠の雨漏り修理相場
| 修理箇所 | 修理費用相場 |
| 外壁のヒビ割れ補修 ※補修箇所の大きさにより異なります | 15,000円～35,000円（税抜）／箇所 |
| 目地のコーキング打ち替え | 950円（税抜）～／m 商品： 高耐候（約30年） ・サンライズ H100 ・オート化学 オートンイクシード 耐候年数約10～15年 ・サンライズ S70 |
| 外壁全体のリフォーム（張り替え・カバー工法） | 80万円～ ※平米や商品により異なります |
※足場費用は別途になります
いずれも、補修箇所や実施する施工内容によって、費用相場が異なります。
どのような工事が必要になるかで、費用が変動する場合もあるので覚えておくと良いでしょう。
雨水の溜まりやすいベランダや屋上などは、少しの劣化で雨漏りが発生する可能性があります。
定期的な防水塗装やクラックの補修が必要だと考えておきましょう。
部分補修などの場合、劣化状態や形状により施工方法が異なります。
費用もそれに合わせて上下しますので、上記費用相場をご参考にしていただければと思います。
実際に掛かる金額に関しては、工事会社に問合せし、見積をとることによって判明します。
見積は大半の業者で無料ですので、工事会社に問合せしてみましょう。
雨漏りの修理には、屋根カバー工法・屋根葺き替え工法といった抜本的な修理方法を取る必要がある場合も
雨漏りを修理する際「屋根カバー工法」や「屋根葺き替え工法」が取り入れられることもあります。
これまで紹介した補修は屋根の部分的な補修であったり、屋根以外の部分が対象でしたが、屋根の劣化具合によっては「屋根カバー工法」や「屋根葺き替え工法」を取り入れるほうが適しているためです。
先程紹介した原因箇所別の補修よりも費用が高くなってしまう場合があるものの、補修範囲の広さや屋根の劣化具合によってはこれらを実施しなければ補修できないため、選択肢として挙げられることを覚えておきましょう。
屋根カバー工法の費用相場
屋根カバー工法（重ね葺き工法）とは、既存の屋根材に新しい屋根材を重ねる工法のことです。
既存屋根を解体しないため、後ほど紹介する屋根葺き替え工事と比べて手間と費用がかからないメリットがあります。
屋根が重くなってしまうデメリットはあるものの、屋根葺き替え工事よりも施工期間を短く設定できるのも特徴です。
また、これまで紹介してきた部分的な補修と比べ、屋根全体が施工対象となることも覚えておきましょう。
ゼファンで実施している屋根カバー工法の費用相場は、使用する屋根材によって異なります。
| 使用する屋根材 | 平米あたりの費用相場（税抜） |
| ガルテクトフッ素 | 11,000円～／㎡（税抜） |
| ガルテクト | 10,000円～／㎡（税抜） |
※足場費用は別途になります
屋根葺き替え工法の費用相場
屋根葺き替え工法とは、既存の屋根材を取り外して新しい屋根材に葺き替える工法です。
屋根カバー工法と比べて手間と費用がかかるものの、雨漏りをはじめとした屋根の問題を根本から解消できます。
こちらも屋根カバー工法と同様、これまで紹介してきた部分的な補修と異なり屋根全体が施工対象となります。
既存屋根材の劣化具合が進行していたり、屋根材の劣化している範囲が広かったりする場合は、屋根葺き替え工法を選択します。
ゼファンで実施している屋根葺き替え工法の費用相場は、以下を参考にしてください。
| 屋根材別の葺き替え内容 | 費用相場 |
| 和瓦屋根からガルバリウム鋼板 | 17,500円～20,000円/㎡（税抜） |
| 和瓦屋根からスレート瓦 | 12,500円～15,000円/㎡（税抜） |
| スレート瓦からガルバリウム鋼板 | 15,000円～16,000円/㎡（税抜） |
※足場費用は別途になります
雨漏りの修理費用を安く抑えるコツ
雨漏りの修理費用を安く抑える際は、以下に挙げるコツを意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 相見積もり
- 火災保険の適用
- 事前の応急処置
- 業者に依頼する
補修箇所の広さや雨漏りの状態によっては、一部のみの補修だとかえって時間と費用がかかる場合もあります。
その場合は、一部の補修にとどまらず、全面的に屋根葺き替え・外壁張り替えを実施するのがおすすめです。
建物の寿命を考えると、結果的に安くなることもあるでしょう。
相見積もり
相見積もりとは、複数業者の見積もり金額や施工内容を比較し、依頼する業者を決めることです。
雨漏りの費用相場は、業者ごとに異なります。
一社のみの依頼では、より安い施工を実施してくれる業者に気づかないまま高い費用を払うことになってしまうでしょう。
雨漏りの修理費用をできるだけ安く抑えたいのであれば、相見積もりをとって費用を比較することが大切です。
相見積もりの詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
失敗しない屋根工事の相見積もり！見積もり業者を選ぶ基準や手順について解説
火災保険の適用
自然災害が原因の雨漏りであれば、火災保険が適用できます。
火災保険を利用できれば、すべての費用を自己負担するよりも安く雨漏りを修理できるでしょう。
ただし、単に屋根材が経年劣化して雨漏りが発生している場合は、火災保険は適用されないため注意してください。
火災保険の適用に関する詳細は以下を参考にしてください。
事前の応急処置
以下に挙げる応急処置を事前に行うことで、被害範囲を抑え、修理費用も安くすることが可能です。
- ビニールシートで雨漏りしている箇所を覆う
- 防水テープを貼り付けて補修する
- バケツなどに雨水を溜めて二次災害を防止する
これらの応急処置を実施すれば、業者が修理する範囲が広くなる可能性が少なくなり、必要以上の工事を回避することにもつながります。
ただし、雨漏りしている箇所がどこか判断できないのに感覚で補修したり、自己判断で釘を打ったりすることは避けてください。
また屋根など高い場所に登っての作業は、非常に危険を伴うため控えてください。
また、応急処置をしたからといって終わりではなく、あくまで「応急処置」であることを前提に必ず業者へ依頼してください。
業者に依頼する
雨漏りが発生したら、雨漏りの被害や範囲が拡大しないためにも早急に業者へ依頼するのがおすすめです。
雨漏り業者は、以下の基準を満たしているかどうかでどこに依頼するか判断しましょう。
- 雨漏り補修の専門資格・実績が豊富な業者
- 見積書に施工内容・費用内訳の詳細が記載されている
- 不自然なキャンペーンや極端な値下げを提案してこない
上記は、悪徳業者を見極めるためにも重要なポイントです。
また悪徳業者は、こちらの都合も考えず突然訪問してきたりする傾向にあります。
悪徳業者でないことを判断したうえで、依頼する業者を決めましょう。
業者の選び方については以下を参考にしてください。
屋根修理・雨漏り修理業者の選び方
屋根業者選び。何を質問すると見分けられる？工事前後の懸念とともに紹介
ゼファンでも、豊富な実績をもとに確かな精度の雨漏り修理を実施しています。
依頼する業者選びの際、ぜひゼファンも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ゼファンで実施した雨漏り補修の事例
最後に、ゼファンで実施している雨漏り補修の事例を紹介します。
屋根葺き替え工事：大阪府箕面市
| 施工費用 | 施工面積 | 工期 |
| 約63万円 | 43平米 | 1日 |
■お問合せ内容
- 経年劣化
- 2～3箇所雨漏りしている
- 瓦屋根から薄い屋根材に葺き替えたい
事例解説：
大阪府 箕面市 屋根葺き替え工事(コロニアルグラッサへ)
屋根重ね葺き工事：大阪府寝屋川市
| 施工費用 | 施工面積 | 工期 |
| 66万円 | 51平米 | 4日 |
既存のベストが一部分割れていたため、屋根材（カラーベスト）の一部分の交換と棟板金の交換をご検討されており、お見積り依頼を頂きました。
ゼファンにて現場を確認させていただいたところ、既存の屋根材（カラーベスト）が割れており、割れ目から雨水が染み込み、雨漏りしている状態でした。
そのため下地の野地板が傷んでいたので、コンパネ増し張り工法の屋根重ね葺き工事（屋根カバー工法）をご提案させていただきました。
事例解説：
大阪府 寝屋川市 屋根重ね葺き工事 スーパーガルテクトへ
屋根天窓解体補修工事：奈良県奈良市
| 施工費用 | 施工面積 | 工期 |
| 17万円 | ― | 1日 |
天窓から雨漏りをしているので補修をお願いしたいというご依頼でした。
原因は天窓（トップライト）の下に入っている鉛板にヒビや割れが生じ、そこから雨が入ったようです。
写真からも確認できますが、雨水が中に侵入し木が腐っていました。
天窓は採光効果・通風効果などのメリットもありますが、
- 掃除ができないことがある
- 「雨漏り」の原因になることがある
などのデメリットもあります。
今後のことも考え雨漏りの原因になる天窓の撤去もさせて頂きました。
事例解説：
奈良県 奈良市 屋根天窓解体補修工事 (富士スレート)
コーキング打ち替え工事：京都市伏見区
京都市伏見区で行った外壁コーキング打ち替え工事です。
既存外壁コーキングは全体的に劣化し、中のハットジョイナー（目地の下地となる板金部材）が見えるほどでした。
窯業サイディングは、サッシ廻りやボードとのジョイント部、開口廻りなどコーキングで防水を取っている部分が多数あります。
劣化してくると雨水が侵入してきますので早めの工事をおすすめします。
台風も迫ってきておりましたので職人総出で一日で完了致しました。
事例解説：
京都市 伏見区 コーキング打ち替え工事
まとめ
今回は、雨漏りの修理費用相場について解説しました。
雨漏りの修理費用相場は、補修箇所の広さ・劣化具合によって変動します。
原因箇所別で費用が変動することもあるため、まずは雨漏りの度合いをチェックしてもらうところから始めましょう。
今回紹介している費用相場は、ゼファンが実施した実績をもとにしたものです。
できるだけ費用を安く抑えるコツも紹介しているので、参考のうえゼファンへの依頼をご検討ください。
大阪の屋根工事・屋根修理・屋根塗装・雨漏り修理は株式会社ゼファンへ（大阪・京都・奈良・兵庫・滋賀対応）
