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2019.01.31

最近話題のラジカル塗料。そのメリットとデメリットは何?

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、屋根塗装や外壁塗装などの塗装工事において、近年その存在が非常に注目されているラジカル塗料についてご紹介していきたいと思います。「ラジカル塗料」と聞いても、ほとんどの方は「何それ?」などと、どのような物かイメージできないかと思いますが、この塗料は高い機能性で近年の塗装現場で非常高い人気を誇っています
屋根塗装や外壁塗装というものは、一般住宅・マンションなどの集合住宅など、建物の種類に関わらず、定期的な建物のメンテナンスとして行われるものです。これらの塗装工事というものは、何も外観に汚れが目立ってきたため、外観イメージを改善する目的だけで進められるものではなく、他にも外壁や屋根に様々な機能を持たせるために進められるのです。一例をあげると、断熱塗料を利用して屋根塗装を行い、屋根に断熱効果をもたらすことや、外壁にセルフクリーニング機能を持たせる『光セラ』などが有名ですね。
上記のように、塗装工事に用いられる塗料にも様々な種類があり、選択する塗料によって得られる効果というものが違ってくるのです。そこで今回は、最近注目されているラジカル塗料について、その特徴とメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。

ラジカル塗料の基礎知識

それではまず、「そもそもラジカル塗料って何?」という基本的な部分からご紹介しましょう。この塗料は、2012年に日本ペイント社から『パーフェクトトップ』という商品名で発売されたのが最初で、まだまだ新しい塗料となります。正確には、「ラジカル制御型塗料」と呼ばれるものなのですが、この塗料は塗膜の耐候性が高く、寿命も非常に長い為、長らく1番人気の塗料として有名な『シリコン塗料』並みの人気が出るのではと、近年大注目の塗料になっています。
一般的に塗料の名称は、アクリル樹脂が主成分のものはアクリル塗料、シリコン樹脂が主成分ならシリコン塗料などと、樹脂タイプが名前に由来することが多いのですが、ラジカル塗料は違います。そもそも「ラジカル」とは、塗料に含まれる顔料が、酸素や水、紫外線に触れることによって発生する劣化因子の名称であり、これを制御する塗料としてラジカル制御型塗料という名前がついています。現場では長いので『ラジカル塗料』と呼ばれます。
成分的なもので言えば、「高耐候酸化チタン」や「光安定剤」と呼ばれるものが配合され、上述のような機能を発揮するように作られているのですが、成分内容まで詳しく覚えておく必要はないでしょう。

ラジカル塗料のメリットとデメリット

それでは、ラジカル塗料には、他の塗料と比較してどのようなメリットがあるのかについてご紹介していきましょう。また、実際に塗装工事に導入することを考えた場合、デメリット面も抑えておかなければ、後々「他の塗料の方が良かった…」などと後悔しまうこともあるかもしれませんので、考えられるデメリットも合わせてご紹介しておきます。

Meritラジカル塗料のメリット

それではまずラジカル塗料のメリット面からご紹介しましょう。

  • チョーキングが起きにくい
    塗装の劣化を見極めるポイントでもある『チョーキング』。チョーキングは、外壁などに触れた時、手にチョークのような粉が付く現象です。これは、経年劣化によって塗膜に含まれる白色顔料が粉状になって表面化するもので、再塗装が必要になります。ラジカル塗料は、そもそもこのチョーキングを抑制する目的で開発されているので、耐久力が高くなっています。
  • 防汚性、防カビ性が高い
    カビやコケが付きにくいのもラジカル塗料の特徴です。さらに、親水性が高い為、雨水などによる汚染も防いでくれます。
  • 塗装完了時の光沢が長持ちする
    ラジカル塗料は、汚れに強く、変色しにくい特徴がある為、施工直後の光沢を長く維持してくれます。因みに施工時には「ツヤ有り・ツヤ消し」を選ぶことができ、ツヤありでも光沢を抑えて施工を進めることも可能です。しかし、その場合、つや消し材を混ぜる為、塗料の耐久性がやや落ちる場合があると言われています。
  • 下地を選ばない施工性
    ラジカル塗料は、どのような下地でも施工を進めることが可能です。サイディング、モルタル・コンクリート、木材、アルミなどと、素材を選ばない施工性は非常に大きなメリットです。
  • コストパフォーマンスが高い
    ラジカル塗料は、機能の高さがほぼ同等のフッ素塗料と比較すると、1㎡で1000円程度安くなります。その為、広い建物ほど、高いコストパフォーマンスを実感することができます!

Demeritラジカル塗料のデメリット

ラジカル塗料のメリットはわかっていただけましたね。それでは逆にデメリット面はどのような物があるのかもご紹介しておきましょう。

  • メーカー発表に耐用年数の実績がない
    ラジカル塗料の耐用年数は15年前後と塗料の中でも非常に長いのが特徴です。しかし、上述しているように、日本で販売され始めたのが2012年ですので、耐用年数の精度を証明できません。これは、性能に関わる部分ですので、大きなデメリットと言えるでしょう。
  • 自分の好みの色に出来ない場合がある
    ラジカル塗料は、主成分が白色顔料となる高耐候酸化チタンです。その為、製品によっては黒などの濃い色が選べないことがあります。ただし、チョーキングの主な原因は白色顔料である為、濃い色が選びたいのであれば、そもそもチョーキングの心配があまりないのでラジカル塗料を選択する理由があまりないかもしれません。

塗装工事は機能と予算のバランスが大事!

今回は、近年大注目のラジカル塗料の特徴と、そのメリットとデメリットについてご紹介してきました。本稿でもご紹介したように、ラジカル塗料というものは、チョーキングの原因となる『ラジカル』を制御するものですので、非常に耐久力の高い塗膜を実現してくれる塗料となります。
外壁塗装や屋根塗装というものは、外観イメージ改善のために行うものだと考えている人も少なくないのですが、近年ではただ単に塗り替えで綺麗にするだけでなく、塗膜に様々な効果を持たせる高機能塗料というものが多く登場しています。
もちろん、高機能な塗料ほど、材料費も高くなってしまうものですので、予算と自身の希望をよく考えてどういった塗料で塗装工事を進めるのか考えなければならないでしょう。
外壁塗装や屋根塗装を考えている人で、どういった塗料を選択すればよいのか迷っているという人がいれば、お気軽にゼファンまでお問い合わせください。ゼファンでは、プロの職人がお客様のご要望とご予算に最適な塗料と施工方法をご提案させていただきます!

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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