こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁塗装や屋根塗装といった、建物の塗装工事と季節の関係性についてご紹介していきます。皆さんもご存知の通り、日本には四季がありますので、季節によって天候や気温など、さまざまな条件が異なってきます。こういった季節に関しては、夏の暑さが苦手な人もいれば、冬の寒さだけは耐えられない…など、人によって好みの季節は大きく異なることでしょう。実は、塗装工事に利用される塗料のことを考えても、人間と同じように苦手な気候条件があり、工事を進めるのに良い時期やあまりオススメできない時期と違いがあるのです。
もちろん、オススメできない時期だからと言って、全く塗装工事ができなくなるわけではありませんが、工事に向いていない時期は工期が長くなってしまい、余計な施工費用がかかってしまうなど、デメリットもあるので、塗料と季節の関係性の知識は持っておいた方が良いと思います。
そこで今回は、外壁塗装や屋根塗装を行うのにベストな時期を見極めるため、塗装工事と季節の関係性をご紹介していきたいと思います!
塗装工事が季節に左右される理由は?
冒頭でご紹介したように、塗装工事には「合う季節」と「合わない季節」というものがあります。一般的にですが、四季の中でも春や秋が塗装工事に向いている時期と言われ、逆に夏や冬などの極端に暑い、極端に寒い時期はあまり塗装工事に向いていないと言われます。
もちろん、塗装工事に向いていない時期というだけで、工事ができないという訳ではありませんが、どうして季節によって向き・不向きがあるのかは気になるところでしょう。ここでは、塗装工事が季節によって左右されてしまう要因をご紹介していきます。
POINT塗装工事にとって不都合になる要因について
塗装工事というものは、建物の外壁や屋根の塗装に劣化が見られた場合、それを新しく塗り替える工事です。塗装工事によって塗られた塗料は、乾燥させると塗膜と呼ばれる非常に薄い層ができ、その層を2~3層作るというのが、基本的な建物の塗装工事となります。
そのため、塗料を塗ることや乾燥させる工程において、何らかの不都合な状況が作り出されることが多くなる季節が、塗装工事に向かない時期ということになり、こういった状況が生じやすい季節は塗装工事をスムーズに進めることが難しくなるのです。
以下に、塗料を塗ることや乾燥を妨げる要因となる状況をあげておきますので、覚えておきましょう。
雨や結露などの水分 | 雨や結露といった水分は、せっかく施工した塗料が流れてしまったり、乾燥が遅くなってしまうため、塗装工事にとっては大敵となります。 |
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85%以上の湿度 | 湿度が85%以上あるようなときは、塗料の乾燥に時間がかかってしまいます。そのため、十分な乾燥がなされないまま重ね塗りが行われる可能性があり、そういった場合、すぐに塗膜が剥がれてしまうなど、施工不良の原因となります。 |
5℃以下の気温 | 気温が5℃以下になると、塗料の乾燥が十分に行われなくなるため、湿度と同様に施工不良の原因となります。 |
塗装工事を行う時に、不都合になる要因は上記のようなことがあります。雨や結露などの水分が塗装工事に良くないということは誰もがイメージできると思いますが、実は湿度や気温も塗装工事に大きな影響を与えるものなのです。
こういった湿度や気温の条件などは、塗料のパンフレットなどにもきちんと注意書きが記載されているほどですので、絶対に守らなければならない条件と言えるでしょう。
季節の違いによる塗装工事の向き・不向き
それでは、上記を考慮したうえで、塗装工事に向いている季節と不向きな季節を考えていきましょう。塗装工事に不都合になる要因を抑えておけば、自然と塗装工事を行うのに良い時期は予想がつきますよね!
春・・・・塗装工事に向いている | ・湿度と気温が安定している。 ・比較的雨も少ない |
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夏・・・あまり向いていない | ・気温が高くなりすぎるため、塗料が早く乾きすぎるので注意 ・湿度が高くなる傾向がある ・梅雨は雨が多い、台風が多くなる時期でもある |
秋・・・塗装工事に向いている | ・湿度と気温が安定している ・比較的雨も少ない |
冬・・・あまり向いていない。地域によっては施工不可の場合も | ・湿度、雨が少ないのは好条件 ・気温が低い日が続くと塗料の乾燥が困難になる ・霜が降りるため早朝から施工ができない ・雪が大量に積もる場所では施工できない |
塗装工事に不都合な条件を考えた場合、季節的な向き・不向きは上の表のようになります。比較的気温や天候が安定する春や秋が塗装工事に向いた時期と考えられるでしょう。
ただし、夏や冬だからと言って塗装工事が不可能なわけではありませんので、そこは勘違いしないようにしましょう。最近では、気温が低くても乾燥しやすい塗料が登場するなど、気候に合わせた材料や施工方法の開発が進んでいます。そのため、きちんと業者選びさえしっかりすれば、問題なく塗装工事を進めることも可能だと思います。
春や秋に塗装工事がお望みなら、早めに業者をおさえましょう!
今回は、外壁塗装や屋根塗装など、建物の塗装工事と季節の関係性についてご紹介してきました。本稿でもご紹介したように、塗装工事には、工事を進めるのに不都合になる条件というものがあり、それが原因で季節によって向き・不向きが出てくるのです。
一般的に、比較的気候が安定する春や秋が塗装工事に向いている時期と言われていますので、スムーズな塗装工事をお望みであれば、春や秋に工事を進めるようにスケジュールを組むのが良いでしょう。しかし、誰もがスムーズに塗装工事を進めたいと考えるのは同じですので、春や秋になってから塗装屋さんを探し始めるというのはあまりオススメできません。当然ですが、多くの方が春や秋に塗装工事を進めようと考えるものですので、地域で腕が良いと評判の優良店などは早くからスケジュールが埋まってしまっているということが少なくないのです。そのため、春や秋になってから業者探しを始めた場合、季節的には塗装工事に向いているのに、施工業者の腕が悪く、施工不良となってしまった…なんてことも珍しくないのです。
建物のメンテナンスというものは、使用材料の耐用年数がありますので、それをしっかり押さえておけば、「いつ頃メンテナンスが必要になるのか?」ということがかなり前から予定することが可能です。したがって、屋根塗装や外壁塗装に関しても、直前に業者探しを行うのではなく、事前に現地調査と予約をしておくのがオススメですよ!
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