こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁や屋根など建物の塗装工事を検討した場合、皆さんが注意しておきたいトラブル回避対策についてご紹介していきたいと思います。どのような建物でも同じですが、一度建ててしまえば、一生その姿を保ってくれるようなものではなく、日射や風雨の影響によって徐々に経年劣化が進んでしまいます。そのため、現在住んでいる建物を出来るだけ長く良い状態で維持していきたいと考えるのであれば、定期的な点検やメンテナンスを欠かすことはできないのです。
建物のメンテナンスにはさまざまなものがあるのですが、特に住人の負担が大きなものとなるのが外壁や屋根の再塗装工事です。外壁や屋根というものは、常に紫外線や風雨の影響を受け続ける場所となりますので、住宅の中でも比較的劣化が進行しやすい場所となります。さらに、外壁や屋根に施されている塗装というのは、外観イメージを良くするためだけでなく、防水や遮熱などさまざまな役割を担っているため、この部分が劣化してしまうと急速に建物自体の劣化が進行してしまうのです。一般的にですが、こういった再塗装工事に関しては7~15年に1度程度の頻度(塗装のグレードによって変わります)で必要になるのですが、建物のリフォーム工事の中でも高額な部類になるため、業者さんとトラブルになるケースも少なくないのです。実際に、住宅リフォームに関するトラブルは年々増加していると言われていますので、ご自身がリフォームを行う際に、詐欺被害にあう…業者とトラブルになる…なんてことを防ぐためには、悪徳業者がどういった手口で近寄ってくるのかということを知識として持っておかなければならないでしょう。
そこでこの記事では、トラブル事例が多いと言われている訪問販売業者がよく利用するトーク例や、実際のトラブル事例とその対処について簡単にご紹介したいと思います。
住宅リフォームでのトラブル発生状況を抑えておこう
引用:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター資料より
それではまず、外壁塗装や屋根塗装など、住宅リフォームを進める場合、「どの程度のトラブルが発生しているのか?」という、リフォームトラブルの現状をご紹介しておきましょう。
皆さんの中にも、さまざまな住宅リフォームを経験したことがある人も多いでしょうし、多くの方は業者さんが親切に対応してくれて「トラブルなんかそこまで多くないのでは?」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。特に塗装工事などとなると、手抜き工事になると見た目で手抜き工事だとわかりそうなものですし、そこまで業者とのトラブルなんて発生しそうにない…と考えている方も多いです。
しかし、実際のリフォーム業界を見てみると、上図のように年々トラブル件数が増加しており、なんと住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられる相談件数は、2016年に3万件(新築・リフォーム合わせて)を超えているのです。
もちろん、多くの業者はお客様のためにと考えて、真面目に工事を行っているのでしょうが、2008年以降を見てみるとリフォームトラブルに関する相談件数は右肩上がりで増加しており、2017年に一度減少に転じたものの2018年には再度最高の数字をたたき出しているのです。このような状況を見てみると、「自分の身には起こらない…」とは決して言えない状況となっているのです。つまり、住宅を長持ちさせるためのメンテナンスを行う際には、「詐欺業者に騙されないようにするためには?」ということを考えて、実際によく利用される手口を知識として持っておかなければならないのです。
注意しておきたい訪問販売業者のトーク例
住宅リフォームにおけるトラブル事例が増加しているということがわかったところで、注意しておきたい訪問販売業者の営業トーク例をいくつかご紹介していきたいと思います。もちろん、訪問販売業者が総じて悪徳な業者だということでは全くないのですが、突然やってきた営業マンに不安を煽られて、良く分からないうちに不必要なリフォーム工事を契約してしまった…という事例は少なくありません。さらに、訪問販売業者の中には、無料点検などをうたい、屋根の上にあがり自ら屋根材を傷つけて「このままだと危険ですからリフォームするのがオススメです!」などと言った詐欺まがいの営業を行っている業者がいるのも事実なのです。
ここでは、注意しておきたい訪問販売業者の『営業トーク』をいくつかご紹介しておきますので、ぜひ覚えておいてください。訪問販売業者の営業マンは、実際に塗装工事の知識を持っているような人員ではないため、多くの場合基本となる営業トークに沿って話を進めるものです。したがって、注意しておきたいトーク例を知っておくことで、事前に危険を察知することも出来ると思います。
CASE1「今すぐに塗装しないと危ないですよ!」など恐怖心を煽る
訪問販売営業では、顧客の恐怖心を煽って「今すぐ工事が必要なのか…」と不安にさせる手法が多いです。例えば、小さな塗装の劣化を見せて「今すぐ塗装しないと、防水効果がなくなっているので雨漏りする危険が高いですよ!」などと、住人の不安を必要以上に煽ってくるわけです。もちろん、実際に外壁や屋根でチョーキングが起きている…など、塗膜が劣化してしまい防水効果がなくなっているのであれば、近いうちに再塗装工事が必要になると考えられるのですが、とにかく「すぐに雨漏りしそうだから今ここで契約したほうが良い」など、必要以上に恐怖心を煽って即決させようとしてくるのであれば注意したほうが良いでしょう。
外壁や屋根塗装の劣化を起因とする雨漏りが多いのは事実ですが、その場で塗装工事をしなければいけない…というほど切迫しているわけではありません。したがって、まずは複数の業者に症状を見てもらい、その中から信頼できる業者を探すのがオススメです。そうすることで、再塗装工事にかかる費用相場も分かりますので、不必要な工事まで含められて莫大なコストがかかってしまう…なんてことを防ぐことにつながります。
ちなみに、悪徳訪問販売業者の手口では、「今すぐ直さないと雨漏りしますよ!」などと住人の恐怖心を煽る手法が多いため、外壁や屋根の汚れを放置している…なんて状態の家は狙われやすので注意しましょう
CASE2モニター募集中で地域〇軒だけ格安で工事できる!
これは、さまざまな業界で利用される『モニター商法』と呼ばれる手法です。こういった営業手法の場合、モニター募集で地域を回ってまして…など、突然営業マンが訪問してきます。そして「〇〇地域に弊社の実績としてモデルとなってくれる家を探しています。今なら〇軒限定で格安で塗装工事ができます。」などと営業してくるのです。誰でも限定的なお得感を押されると、「今契約しないと損かな…」と思ってしまうものですが、本当に相場よりも安い施工費用を提示してくるとは限りません。
特に注意が必要なのは、営業を受けている最中に営業マンに電話が入り、「近くで工事が決まったので、あと1軒しかモニター枠がなくなりました…」など、その場での契約を迫ってくるような手法です。このようなことを言われると、「この場で契約しないと損してしまうかも…」と不安なり、急いで契約してしまう人もいるのです。こういった手法の場合、モニター価格として施工費が安いどころか相場よりも高い施工費になっていることも珍しくありませんので、決して即決などはせずに信頼のおける人に相談すべきです。他業者から見積もりを取ってみると、訪問販売業者よりも圧倒的に安い価格を提示された…なんて話は非常に多いです。
CASE3キャンペーン中で安く工事ができる!
モニター商法に似た手法で『キャンペーン手法』というものもあります。この場合、「創業〇周年キャンペーン中で、〇〇万円値下げしています!」や「〇〇地区限定でキャンペーン中なんです!」などと、もっともらしい理由をつけて意味不明な値引き提示で声をかけてくるのです。
「〇万円値引き」と聞くとお得に工事ができるかも…と考えるかもしれませんが、そもそもの価格が相場よりも高く設定されていることがほとんどです。したがって、業者には何のリスクもなく通常の工事を進められることになるのです。こういった手法は、あくまでも顧客の感情を揺さぶる手法で、「〇万円も値引きしてくれているから相場よりも安いのだろう!」と思わせるだけの手法となるのです。
モニター商法と同様に、「今日までが期限なので、塗装を検討中なら今契約してください。」などと即決を煽ってくることでしょう。塗装工事などは、いくつかの業者の話を聞いて信頼できる業者に依頼するものですから、その場で契約を迫られるのであれば断った方が良いでしょう。本当にキャンペーンをやっているのであれば、「その場で」などと言ってくるようなことはありません。
CASE4いまだけ足場代が無料です
これは、上記のキャンペーン商法と似たような営業手法となるのですが、工事の中で特定の作業費を無料にして安く見せるという営業トークもよく見かけます。上記のキャンペーン商法は、よく考えれば意味不明な値引きになっているというのが多いのですが、こちらの場合は「近くで工事していて、その足場をそのまま利用すれば足場代が削減できるから!」など、信ぴょう性ある話を持ち出してお得感を出してきます。
こういった営業トークの場合、見積書は『足場代=0円』などと記載されるのですが、その他の工事項目が相場よりも高く設定されており、総額は特に安くない…というパターンがほとんどです。つまり、見た目上は足場代を無料にしているのですが、本当に足場代を無料にしているわけではなく、他の工事にのせて見積もりをだしてくるのです。こういった話で営業をかけられた場合も、ひとまず他の業者の話も聞き、本当にお得なのかを比較してみる必要があると覚えておきましょう。「他の業者の話も聞きたい」というと、近くの工事が明日終わるので、今決めてもらえなければ、足場を持ち帰るため無料にできない…ここで契約してください。などと即決を煽られれることもありますが、その場合はかなり危険だと思った方が良いです。
CASE5火災保険で修理ができるから!
最近では、高齢者が住む住宅を中心に「火災保険などの損害保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」などといった訪問販売が増えています。このパターンは、保険申請の代行まで行うから、何の負担もなく家を直すことができるというトークが中心となります。
火災保険が屋根修理や外壁修理に適用できるのは事実なのですが、当然、何の条件もなく全ての工事に保険が適用できるわけではありません。そのため、工事は行ったものの保険がおりなくて、結局自費で支払わなければならない…なんてトラブルが急増しているのです。火災保険での修理を持ち掛けられた場合には、まず自宅の修理に保険が利用できるかどうか、自分が保険会社に連絡し、状況説明をしたうえで、保険が本当に適用できるか確認しましょう。また、保険申請に関しても業者に代行させるのではなく、自分で行うようにしましょう。業者によっては後から保険申請代行代などと高額な請求をしてくる場合があります。
関連記事:火災保険を詐欺に利用する悪徳業者がいる!?屋根や外壁修理に使われる手口をご紹介!
塗装工事における実際のトラブル事例とその対策
それでは、屋根塗装や外壁塗装など、住宅の塗装工事を進める場合によくあるトラブル事例とその対処法についてご紹介していきます。以下で紹介する事例は、誰にでも起こり得るものですので、どういった危険があるのかや、実際にそのような場面に出くわした場合、どうすれば良いのかをきちんと頭に入れておくようにしましょう。
CASE1外壁材と塗料があっていない
これは、未熟な塗装業者に工事を依頼した場合に考えられるトラブル事例です。例えば、窯業サイディングに弾性塗料を利用して塗装を行うことや、最近増加している『光触媒・無機・フッ素』などがすでに付着している機能性外壁材へ塗装工事を行うというパターンです。
窯業系サイディングには、断熱性の素材が組み込まれ耐熱性に優れる物があるのですが、こういった外壁を弾性塗料に塗り替えると、蓄熱・通気性がないという特徴から、塗膜が膨らんでしまい、早期の塗装剥がれの原因となるのです。また、機能性外壁材は、そもそも塗料が密着しにくいので、施工後すぐにはがれてしまう…というトラブルが発生してしまう危険があります。
■ 対処法
塗装業者でも、未熟な業者であれば、外壁材や塗料の知識を持っていないことがあります。したがって、あなた自身が、自宅の外壁にどのような素材が利用されているか知っておく必要があるでしょう。また、複数の業者に調査を依頼するのも良いでしょう。
CASE2屋根塗装工事後に雨漏りが…
屋根塗装工事におけるトラブルとしては、塗装工事が原因となり雨漏りしてしまう…という事例があります。これは、スレート屋根の塗装工事で、『縁切り』と言われる「屋根材と屋根材を塗料が埋めてしまった場所をきちんと切る」という作業を行わなかった時に多いです。この場合、屋根内に侵入した雨水の逃げ道がなくなり、最悪の場合、雨漏りに発展するのです。
■ 対処法
縁切りに関しては、見積上に「縁切りの項目があるか?」をまず確認しましょう。最近ではタスペーサーという道具が使われる場合もありますので、項目にそれがあれば縁切りがなされるということです。
CASE3雨漏り修理として再塗装をしたのに雨漏りが…
雨漏り修理として屋根塗装などを行う場合、本当に雨漏り修理に塗装工事が必要なのか?塗装工事で雨漏りが止まるのか?ということを慎重に判断しなければいけません。例えば、屋根材の小さな亀裂から雨漏りしていると判断された場合、その修理のために塗装工事を進めるという場合があります。しかし、雨漏り原因というものは単純に屋根材が割れているからという理由ではなく、複雑な状況が絡み合って最終的に雨漏りとして表面化しているという場合も多いのです。
したがって、雨漏り修理として塗装を依頼したのに、雨漏りが止まらなくてトラブルになってしまう…というケースも少なくありません。
■ 対処法
対処としては、雨漏り原因をしっかりと調査してもらうことになるでしょう。業者の中には、屋根材の割れを見つけた時点で、深く検証などもせず塗装工事を勧めてくるようなところがありますが、雨漏りを止めるためには、原因の特定が最も重要なのです。したがって、散水調査・赤外線カメラ・発光液調査などしっかりと雨漏り原因の特定を行ってくれる業者を探しましょう。屋根にも上らずに修理提案をしてくるような業者は信用しない方が良いですよ。
CASE4一式やパックの塗装工事に注意!
最近では、「外壁塗装が今なら一式で70万円!」「屋根塗装一式で40万円」などの宣伝文句をよく見かけるようになっています。これらの一式売りやパック販売には注意が必要です。
なぜかというと、一見安価に工事ができそうに見えても、状況によっては必要な工事が入っていない…逆に不必要な内容が入っている…など、建物にとっては最適なメンテナンスにならないことが多いのです。
■ 対処法
建物のメンテナンスは、きちんと建物の状況を点検してもらったうえで、必要な工事をしてもらわなければいけません。こういった一式・パック売りは、それぞれの劣化状況に合わせることができませんし、強引ともいえる『お客様無視の売り方』になることも少なくありません。建物のメンテナンスは、細かな見積書があってこそなので、細かな部分まで一から見積もりしてくれる業者に依頼しましょう。
CASE5塗装したのにすぐに剥がれる…
塗装工事を依頼し、一見綺麗に仕上がったように見ても、本来の耐用年数など全く持たずにすぐに塗装剥がれが始まってしまう…などといったトラブルも多いです。このようなトラブルは、上で紹介した、業者の知識不足から合わない塗料を使う…といったパターンのほか、下地の処理が不完全なまま塗装を進めてしまうという場合があります。塗装工事を行う場合には、下地のクラックの補修や金属部分のけれんを丁寧に行っておかなければ、すぐに塗装が剥がれてしまうといった不具合が出てしまうのです。
■ 対処法
まず対処としては、いかに信頼できる業者に依頼するのかというのが大切になります。ホームページなどで業者の実績が豊富にあるのか、口コミを調べてみて一般の方からの不評があまりないかを事前に確認しておきましょう。あとは、時々作業進捗を確認し、下地の処理がきちんとなされているか自分の目でも見るようにしましょう。
CASE6塗装工事で屋根が破損する…
屋根塗装を行う場合、汚れや既存の塗膜を撤去するため、高圧洗浄機によって洗浄を行います。一般の方であればあまり使用することが無く、どの程度の圧力があるのかあまりわからないかもしれませんが、高圧の水を噴射して汚れや塗膜を吹き飛ばすことができるため、それなりに強い水圧があるのです。そのため、外壁や屋根材の材質や劣化状況によっては、キレイに洗浄するどころか、破損させてしまう…といった事があるのです。
■ 対処法
こういったトラブルは、外壁材・屋根材などの知識が不足している業者に工事を依頼してしまうことが原因です。対処としては、きちんと豊富な施工実績を持っている業者を選択することになるでしょう。打ち合わせ時など、いろいろと質問してみて、即座に正しい知識を答えてくれるのか?なども一定の参考になるでしょう。
CASE63回塗りがされていない…
外壁塗装、屋根塗装に関わらず、住宅の塗装工事は基本的に『下塗り・中塗り・上塗り』の3回塗りとなります。この塗回数が減ってしまうと、早期の塗装剥がれを招いてしまうなどのトラブルが発生してしまいます。
悪徳業者の中には、自社の利益を考えて工期を短くするため、この3回塗装の工程の一部を飛ばしてしまうようなところがあるのです。
■ 対処法
まずは、見積りの確認を行う必要があります。相場よりも安い価格を提示されていたとしても、それが塗回数の少なさで実現しているのであれば、早期の塗装剥がれのリスクがありますのでオススメできません。回数が書かれていないのであれば、「何回塗りですか?」と質問しましょう。ちなみに、下塗り・中塗り・上塗りを行った際には、それぞれ乾燥時間を持たなければいけませんので、予定している施工日数からもある程度何回塗りになるのか分かると思います。本当に3回塗りになっているのか確認したい場合は、それぞれの工程時の塗装の色に注目しましょう。留守中に施工が進む場合でも、下塗り・中塗り・上塗りで多少色が異なるため、業者に写真を撮っておくように指示するなどで塗装回数のチェックは可能です。
CASE7塗装の仕上がりが気に入らない…
塗装完了後に確認してみると、塗装ムラがあったり、最悪の場合塗装面が左右で色が違うと一目でわかる…なんてトラブルも少なくありません。未熟な業者の中には、仕上げ塗装である中塗り・上塗りを全く同じ色で行い、塗った場所が職人自身で分からなくなり塗装漏れが出てしまう…なんてトラブルも存在するのです。
■ 対処法
これは、塗装完了後に念入りに確認し、塗装ムラがあればきちんと直してしまうという対処になります。しかし、足場の解体後に確認するなどとなると、丁寧なチェックができないですし、直しを断られてしまう場合があるため、足場の解体前に職人と一緒にチェックするようにしましょう。また、塗装漏れを防ぐため、中塗りと上塗りは多少色を変えてもらうようにするのがオススメです。ただし、大幅な色の違いにしてしまうと、仕上がりが悪くなりますので、少しの色違い程度がオススメです。
CASE8追加費用を請求される…
どのようなリフォーム工事でも同じですが、工事を依頼する前に貰う見積りは、どのような作業が含まれているのか一目でわかるような詳細なものを貰うようにしなければいけません。
意外と多いのが、「経費削減のために簡易的な見積り書を出している。こういった細かなところまで節約しているのでうちは安いのです」などと言われ、「塗装工事一式:〇万円」などと総額のみで契約した場合、後から追加費用を請求されてしまうということです。例えば、見積りには足場代が入ってないので、これ以上塗装する場合は足場代が必要になります…などと言われ、結果的に予算オーバーになってしまうなどと言うトラブルは非常に多いです。他にも、グレードの低い塗料を使われてしまい、すぐに再塗装が必要になるなんてトラブルもあります。
■ 対処法
契約をする前に、どのような作業が行われるのか、どういった工程で工事が進むのかは、きちんとあなたが理解しておかなければいけません。総額の安さだけに注目した場合、使用材料や、塗りの回数などを少なくされ、結局「安かろう悪かろう」の工事をされてしまい、後悔してしまうこともあるのです。そもそも、お客様が工事内容をきちんと理解するために提出する見積り書を経費削減のために一式見積もりにするような業者は信用しない方が良いです。最低限、「何の項目があって」「何円かかって」「どんな作業になるのか・どんな名前の塗料になるのか」ということぐらいは一目でわかるような見積書を出してもらいましょう。詳細な見積もりを依頼しても提出してくれないのであれば、その業者は候補から外しておいた方が良いと思います。
まとめ
今回は、外壁塗装や屋根塗装などの塗装工事において、業者とのトラブルに発展しないよう覚えておきたい悪徳訪問販売業者のトーク例や実際のトラブル事例をご紹介しました。建物というものは、長く維持しようと考えた場合、定期的な再塗装が必要不可欠になります。したがって、本稿でご紹介したような塗装工事におけるトラブルは、誰にでも起こり得るものだと考えておかなければならないのです。
特に塗装工事というものは、建物のメンテナンスの中でも高額な部類に入るものですので、失敗してしまった時の負担はかなり大きいものだと考えられます。また、塗装の劣化は、建物の雨漏り原因となりますので、きちんと建物の状態にあった塗料と施工方法の選択をしなければいけません。
現在、外壁塗装や屋根塗装の必要性を感じている方がいれば、ぜひゼファンまでご連絡ください。ゼファンでは、現地調査の段階からプロの職人がお伺いし、建物の状況を点検いたします。きちんと状況説明をしたうえで、お客様の要望・ご予算に最適な塗料選びからご提案いたしますので安心ですよ!
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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