こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、屋根リフォーム業界で一大旋風を巻き起こしている金属屋根素材について、各メーカーが販売している商品によって、どのような特徴があるのかまとめてご紹介していきたいと思います。金属屋根素材の特徴といえば、なんといってもその『軽さ』があげられ、重量的に考えると「一般的なスレート屋根の約1/4、和瓦の約1/10程度」の重量しかありません。もともと、日本国内の建物を考えてみると、瓦屋根が主流で、皆さんも『家=瓦屋根』というイメージが強いのではないでしょうか?しかし、近年この瓦屋根という屋根材の重量が非常に大きなデメリットとして考えられ、できるだけ軽量な屋根への移行が注目されているのです。
この理由は、日本全国で頻発する地震に起因するのですが、屋根の重量が重くなってしまうほど、建物の重心が高くなってしまい、地震時には大きく揺れてしまうことになるからです。建物が大きく揺れるという事は、それだけ屋根材の落下リスクや、建物自体の倒壊リスクが高くなるという事ですので、多くの方がこれを危惧しているのだと思います。
そこで、屋根材を軽量な金属屋根素材に葺き替えすると、建物全体の耐震対策にもなり、地震に非常に有効な屋根リフォームになるわけです。
そこで今回は、地震を考えた場合、最適な屋根材と言われる金属屋根材にはどのような商品があるのかをご紹介します。現在、屋根の軽量化を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
各メーカーの金属屋根材をご紹介!
それでは、各メーカーが販売する金属屋根材の特徴をご紹介していきましょう。一口に『金属屋根材』といっても、販売するメーカーによってかなり違いがあるものです。
ITEM1アイジー工業の『スーパーガルテクト』
まずは、金属系外装材のトップメーカーアイジー工業が販売する『スーパーガルテクト』からご紹介しましょう。スーパーガルテクトは、従来製品である『ガルテクト』の後継金属屋根材として、2016年に販売開始されたもので、ガルバリウム鋼板よりさらに耐久力が高くなったSGL(スーパーガルバリウム鋼板)が採用されています。
『スーパーガルテクト』は、断熱材一体型の屋根材となっており、施工面でも有利です。また、素材表面には「ちぢみ塗装」と呼ばれる塗装方法が採用されており、表面に傷がつきにくく錆や穴あきなどがしにくい素材となっています。
尚、スーパーガルテクトの大きな特徴として挙げられるのは、その保証の手厚さで、非常に長い保証と幅広い面をカバーしてくれる保証ですので、施主様も安心して使用できるものだと思います。スーパーガルテクトの保証の詳細はコチラをご参照ください。
スーパーガルテクトの特徴 | |
---|---|
素材 | SGL(スーパーガルバリウム鋼板) |
保証 | 非常に手厚い保証が特徴(メーカー穴あき保証25年 等) |
構造 | 断熱材一体型(難燃性が高いポリイソヌレートフォーム採用) |
ITEM2ニチハ『横暖ルーフαs』
窯業系サイディングの最大手であるニチハは、長年屋根材も取り扱っています。そんなニチハが販売する金属屋根素材には『横暖ルーフα』『横暖ルーフαs』などがあります。商品グレードによって素材が変わるのですが「s」とついているものがSGLを利用した屋根材ですので基本的に『横暖ルーフαs』がお勧めですね。
この素材は、断熱材一体型の金属屋根素材となっており、ジョイント部分まで断熱材が詰め込まれているため、高い断熱性を持っています。『横暖ルーフ』については、以前記事でまとめていますので、そちらもご覧ください。
『横暖ルーフαs』の特徴 | |
---|---|
素材 | SGL(スーパーガルバリウム鋼板) |
保証 | メーカー穴あき保証25年 |
構造 | 断熱材一体型(17mm硬質ウレタンフォーム) |
関連記事
断熱性や遮熱性能が高い?!ニチハ『横暖ルーフ』の特徴とメリットとは?
ITEM3ケイミュー『スマートメタル』
長らく金属屋根には手を出していなかった、屋根材のトップメーカーケイミューが2017年に発売したのが『スマートメタル』です。スマートメタルは、非常に施工性が高いことが特徴として挙げられるのですが、断熱材一体型ではないため、施工場所によっては別途断熱材を敷き詰める工事が必要になり、割高になる場合もあります。素材はSGLが使用されているため、耐久力に関しては、上述した2つの屋根材と比較しても差はありません。
『スマートメタル』の特徴 | |
---|---|
素材 | SGL(スーパーガルバリウム鋼板) |
保証 | メーカー穴あき保証25年 |
構造 | 断熱材なし |
ITEM4福泉工業『efルーフ(エフルーフ)』
福泉工業が販売する『efルーフ(エフルーフ)』の特徴は、屋根材と野地板の間に空気層が作られる施工方法となります。断熱材自体は9mmと非常に薄いのですが、前述の空気層により屋根裏換気ができるため、野地板の結露防止が期待できます。
ただし、屋根材のジョイント部分には断熱材が行き届いていないため、断熱性能に関してはそこまで期待できないかもですね。
『efルーフ(エフルーフ)』の特徴 | |
---|---|
素材 | ガルバリウム鋼板 |
保証 | メーカー穴あき保証25年 |
構造 | 断熱材一体型(9mm硬質ウレタンフォーム+空気層) |
メーカーごとの特徴をよく確認しましょう
今回は、近年の屋根リフォーム業界で大流行している金属屋根素材について、各メーカーが販売している屋根材の特徴についてご紹介してきました。本稿でもご紹介しているように、メーカーによってさまざまな考え方があり、重視しているポイントも大きく異なります。金属屋根素材については、基本的に『軽量』だという事にだけ注目して、耐震対策を考えた屋根の軽量化をする人も多いものです。
しかし、上述の商品ごとの特徴を見て分かるように、「断熱材が一体になっているのか?」「保証はどうなっているのか?」など、詳細部分まで確認しておかなければ施工後に後悔してしまう可能性もあるのです。例えば、保証に関しては「穴あき保証25年」という部分は同じでも、メーカーによっては、『不具合があった屋根材の代替品を支給する』だけの対応としている場合もあり、この場合、代替え用の屋根材だけが送られてくることになり、施主様は困ってしまう事でしょう。屋根は、建物の中でも非常に重要な役割を持っている部分ですので、リフォームで屋根材ごと変更する場合には、「細かすぎる」ぐらい、確認しておいた方が良いですよ!
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
大阪・神戸の雨漏り修理 詳細はこちらから
屋根修理のプロ、ゼファンのHPはこちらから
料金ページはこちらから