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2020.11.28

軽量で耐久力が高いと人気の金属屋根!ただし、金属屋根は「メンテナンスフリー」ではありません

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
ここ数年、「非常に軽量で耐久力が高い」とガルバリウム鋼板を用いた金属屋根素材の人気が上昇しています。日本国内では、粘土瓦を採用した『瓦屋根』が長らく愛されてきましたが、建物の耐震性能を考えると、より軽量な屋根が求められるようになり、スレートや金属屋根の人気が上昇しているのです。新築業界では、豊富なデザイン性や導入コストの安さから、スレート屋根が長くトップシェアを誇っていたのですが、ここ数年では、新築業界でもガルバリウム鋼板屋根のシェアが伸びていると言われています。

もともと、金属屋根にはトタンが採用されていたのですが、この屋根材はサビに弱いという非常に大きな欠点があるため、一般住宅ではほとんど採用されなくなっています。ガルバリウム鋼板屋根に関しては、このトタン屋根の欠点である耐久力の弱さが解消されており「軽量な金属屋根素材なのに、サビにも非常に強い!」と言う点が人気の理由になっています。
しかし、最近の屋根事情を見てみると、ガルバリウム鋼板屋根に関する間違った認識が広がってきているように思えます。ガルバリウム鋼板が、「金属なのにサビに強い」という高い耐久力を持ついことから、この屋根材を導入する方の中に「金属屋根はメンテナンスフリーだ!」と勘違いしてしまっている方が多いのです。最初に言っておきますが、ガルバリウム鋼板屋根に関しても定期的なメンテナンスは必須です。この屋根材がサビに強いのは確かですが、金属なのは間違いありませんし「絶対にサビないわけではない」のです。そこでこの記事では、金属屋根の導入を検討している方がおさえておきたい、金属屋根のメンテナンスについてご紹介します。

金属屋根の基礎知識

それではまず、金属屋根の基礎知識として、日本国内で採用されている金属屋根素材の種類や、金属屋根を採用した場合のメリット・デメリットをご紹介しておきましょう。金属屋根と言われると『トタン屋根』をイメージする方がまだ多いかもしれませんが、実はトタン以外にも、ステンレス、ガルバリウム、銅板、チタンなどさまざまな種類が存在するのです。その中でも、現在、代表的な金属屋根素材と言えばトタンとガルバリウム鋼板です。
以下でトタンとガルバリウム鋼板屋根の特徴を簡単にご紹介しておきます。

  • トタン屋根とは
    トタン屋根は、薄い鋼板に亜鉛をメッキしたトタン板と、芯木とよばれる木の棒を組み合わせて作られる屋根です。この屋根は、大正時代ごろより普及し始め、瓦屋根よりも安価で施工が容易だということから広く使われるようになりました。特に、高度経済成長期の日本では、多くの住宅で採用されていた屋根となります。しかし、この屋根材はサビに非常に弱いという欠点があるため、現在では一般住宅に利用されることはほとんどありません。基本的に工場や倉庫などの建物で利用される程度です。
  • ガルバリウム鋼板屋根とは
    ガルバリウム鋼板は、薄い鋼板にアルミニウムと亜鉛、珪素の合金をメッキした金属板です。1980年代に入ってから生産されるようになり、現在では金属屋根の主流となっています。ガルバリウム鋼板の特徴は、トタンなどよりも圧倒的にサビに強く、耐用年数が30年程度と非常に長い点です。ステンレスもサビに強い金属として有名ですが、これらよりも大幅に安価なため屋根材として人気です。なお最近では、この金属をさらに進化させた『SGL』という素材が採用されるようになっています。

トタンは、非常に軽量で安価だというメリットがあるものの、屋根材として考えた場合、耐久力が心もとないため、一般住宅には採用されなくなっています。そこで急激にシェアを伸ばしているのがガルバリウム鋼板屋根で、以下のようなメリットとデメリットが存在します。

POINT金属屋根のメリット・デメリット

それでは、住宅の屋根にガルバリウム鋼板など、金属屋根を採用した場合のメリットとデメリットも簡単にご紹介しておきましょう。ここでは、現在、一般住宅の屋根材として主流となっている『ガルバリウム鋼板』屋根のメリットとデメリットを中心にご紹介します。

まずは、メリット面からです。

金属屋根のメリット

  • 非常に軽量
    住宅の屋根に金属屋根を採用する最も大きなメリットは、軽量な屋根を実現できると言う点です。金属屋根は、古くから採用されている瓦屋根の約1/10、軽量と言われるスレートと比較しても1/2~1/4程度の重さになると言われています。屋根の重さは、建物の耐震性能に大きな影響をあたえるポイントで、軽量な屋根ほど耐震性が高くなると言われています。したがって、金属屋根の軽量さは非常に大きなメリットになります。
  • 安価で高いデザイン性を持っている
    ガルバリウム鋼板屋根は、非常にコストパフォーマンスが高いことも魅力です。瓦屋根と比較すれば、材料費も安く施工が容易ですので、施工費も安価になります。また、加工性も良いため、複雑な屋根でも導入でき、最近ではカラーバリエーションも増えていますので、デザイン性の良さも人気の理由になっています。最近の金属屋根は、トタン屋根のような安っぽさもなく、スタイリッシュな外観を作ってくれるのも魅力になっています。
  • 積雪に強い
    ガルバリウム鋼板は、積雪に非常に強いという特長を持つため、雪国での需要が非常に高くなっていると言われます。瓦屋根などは、雪解け水で雨漏りするリスクが高いと言われているのですが、金属屋根はそれを防げるというメリットがあります。

上記のようなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも指摘されています。

金属屋根のデメリット

  • サビる可能性がある
    上述したように、金属なのでサビる可能性がゼロではありません。これは瓦やスレートと比較すれば明確なデメリットになります。ガルバリウム鋼板は、サビに非常に強いのですが、強風に飛ばされてきた小石などが表面に当たり、そこに傷がつくとサビてしまう可能性があります。したがって、台風の後などは、表面に傷ができていないかチェックする必要があります。
  • 風圧に弱い
    定期的なメンテナンスを行っていれば、この心配はありません。しかし、メンテナンスを怠ると、屋根材の継ぎ目部分に浮きができてしまい、そこに強風が当たると、一気に捲れてしまう…なんて被害が考えられます。屋根材自体が非常に軽量なため、小さな劣化から被害が拡大してしまうことが多く、定期的な点検が欠かせません。
  • 遮音性・断熱性に劣る
    金属屋根は、非常に薄く成形されているため、遮音性に劣ります。また、断熱性能も瓦などと比較すると弱くなります。最近では、断熱材が一体となったタイプや、下地と屋根材の間に空気層を作るような施工方法が開発されているため、このデメリットはそこまで問題にならないことも多いです。

メンテナンスが必要な金属屋根の劣化症状

それではここからは、金属屋根において「メンテナンスが必要かな?」と考えた方が良い劣化症状をご紹介していきます。上述したように、ガルバリウム鋼板屋根は、非常に耐久力が高いという情報ばかりが先行しているため「メンテナンスフリーだ!」と勘違いしてしまっている方が多いのです。しかし、以下のような症状が出ている場合には、メンテナンスのサインだと考えた方が良いです。

CASE1表面に凹みや傷ができている

金属屋根は、水に弱い素材ですので、屋根材として利用される場合には表面を塗装(メッキ)でコーティングしています。しかし、台風などの強風で飛んできたものが屋根にぶつかると、表面に傷が入ってしまう…凹みができてしまう…なんて劣化が出る場合があります。
表面の傷に関しては、その部分の塗装(メッキ)が剥がれているということですので、その部分からサビてしまう危険が生じます。したがって、サビが広がる前に塗装などで補修するようにしましょう。傷に気付けずにいて、サビが広がってしまうと、塗装などで補修することができなくなり、カバー工事や葺き替えが必要になる場合があります。
また、表面に凹みができてしまうと、そこに長時間水が留まることでサビがおきてしまう危険があります。こちらも、凹みが確認できたらすぐに屋根の専門業者に連絡し補修してもらうのがオススメです。表面の傷や凹みは、非常に小さな劣化症状ですが、放置すると大変なことになりますので、定期的に点検しメンテナンスする必要があると考えておきましょう。

CASE2浮きや剥がれ

長年使用した屋根であれば、経年劣化により屋根材の固定が緩んでしまいます。屋根材の固定が緩んでしまうと、その部分が浮いてきてしまい、強風の影響を受けやすくなります。こういった屋根材の浮きは、最初のうちは非常に小さい物でも、毎日風の影響を受けることで徐々に浮き上がってしまい、台風など自然災害時に一気に屋根材が捲れてしまう…なんて被害が生じてしまいます。
したがって、浮きが小さなうちに補修できるよう、定期的に専門家に点検してもらうようにするのがオススメです。なお、金属屋根の場合、頂上部分に棟板金が施工されているのですが、この棟板金も経年劣化で固定が緩み、台風の時に板金が飛ばされてしまう…という被害が多いです。注意しましょう。

CHECK金属屋根のメンテナンス方法

金属屋根は、上記のような劣化が考えられますので、決してメンテナンスフリーなのではなく、定期的な点検とメンテナンスが欠かせないのです。ここでは、金属屋根の主なメンテナンス方法を簡単にご紹介しておきます。

  • 塗装
    導入する金属屋根素材によっては、定期的な再塗装が必要です。ガルバリウム鋼板自体は、30年程度の耐用年数があるのですが、通常の塗料を採用した屋根材であれば、7~10年に一度の再塗装が必要です。なお、アイジー工業のスーパーガルテクトなど、特殊な加工が施された屋根材は、20年以上も再塗装が必要ないタイプも存在します。
  • 部分補修
    表面にできた傷や凹み、屋根材の浮きや棟板金の浮きなど、劣化が見える場合にはその都度メンテナンスが必要になります。こういった細かなメンテナンスを行うことで、屋根の寿命が長くなります。
  • 屋根リフォーム
    耐用年数が過ぎた金属屋根であれば、カバー工事や葺き替え工事などのメンテナンスが必要です。なお、上で紹介したような劣化を放置した結果、屋根にサビが広がってしまった…などと言った場合、塗装などでは対応することができず、大掛かりな屋根リフォームが必要になることもあります。要は、カバー工事や葺き替え工事は金属屋根にとっても最終手段となります。

まとめ

今回は、金属屋根素材の基礎知識や、金属屋根を採用している方が覚えておきたいメンテナンスが必要な劣化症状についてご紹介しました。近年では、より軽量な屋根が求められていることもあり、屋根リフォーム業界、新築業界共に、金属屋根の需要がどんどん高くなっています

一昔前までは、「金属屋根=トタン屋根」でしたので、耐久力の弱さから金属屋根を導入する方は少なくなっていたのですが、ガルバリウム鋼板の登場以後は、非常に耐久力が高く軽量な屋根が実現できることで、どんどんシェアが伸びているのです。しかし、「ガルバリウム鋼板は耐久力が高いからメンテは不要」や「ガルバリウム鋼板はサビない」など、微妙に間違った情報が出回っていることから、金属屋根に異常な信頼をしてしまっている方が多いように思えます。

皆さんに覚えておいてほしいのは、ガルバリウム鋼板を使った金属屋根は、とても耐久力が高くサビにも強いというのは間違いないのですが、それでもメンテナンスが必要ないというわけではないということです。金属屋根であっても、さまざまな要因で劣化が進行してしまうため、他の屋根材同様に定期的な点検とメンテナンスは欠かせないのです。現在金属屋根を採用した住宅に住んでいる方で、長らくメンテナンスを怠っていた…という方がいれば、まずは屋根の専門業者に連絡し点検してもらっておくのがオススメです。

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