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2019.05.31

京都市で行った庇の葺き替え工事。大屋根に限らず、庇のみの工事もお任せください!

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、京都府京都市で行った、庇の葺き替え工事をご紹介します。葺き替え工事と聞けば、ほとんどの方が大屋根のリフォームを思い浮かべると思いますが、建物の雨漏り対策を考えた場合、庇などの点検・メンテナンスも欠かさずに行っていかなければいけません
特に庇は、外壁から張り出すように取り付けられている部位で、庇に利用されている屋根材はもちろん、取り合い部分の劣化などから雨漏りを引き起こすこともあるのです。古い日本建築の建物であれば、ほとんどの場合、庇が取り付けられていましたが、最近では住宅が密集して建築されることも多く、庇が取り付けられない建物も増加しています。そのため、庇の重要性やその役割、劣化ポイントを知らないという人が非常に増えているように思えます。
確かに、庇は普段あまり目を向けるような部位ではありませんが、室内へ最適な光の取り込みを行ってくれる、雨音を防いでくれる、外壁の汚れを防いでくれるなど、さまざまなメリットがあるのです。現在は庇のない建物に住んでいたとしても、引っ越しや建て替えで、今後、庇がある建物になることも考えられますので、庇の役割・劣化ポイントなどの基本情報ぐらいは知っておいた方が良いですよ。
以前、庇についてまとめた記事がありますので、ぜひそちらもご覧ください

庇の劣化は雨漏りにつながる!

それではまず、『庇』に関する基本的な注意点からご紹介しましょう。多くの方のイメージでは「雨漏りは屋根に何らかの不具合が発生したために起こる」と考えているのではないでしょうか?
しかし実際には、雨漏りの原因は屋根だけの問題ではなく、外壁に何らかの問題がある場合の方が多いのです。一般的にですが、雨漏り発生部位の割合を考えると、『外壁:屋根=7:3』と言われるほどで、その中でも庇と外壁の取り合い部分における施工不良が原因となっているものが非常に多いと言われています。これは、外壁へ庇を取り付けるために打たれる釘穴から、雨水が侵入しているという理由がほとんどで、知らないうちに外壁の内面へ雨水が侵入し、問題が進んでいるのです。そのため、一般の人が外観を見ただけでは、劣化の進行を発見することが困難になってしまうのです。
さらに、庇から雨水が侵入していることに気付かず、そのまま放置してしまうと、侵入した雨水が構造物を腐食させてしまい、外壁の剥離が起こったり、庇が落下したりする恐れまであるのです。外壁からの雨漏りは、上述の庇からの雨漏りやサッシ周りの雨漏りがほとんどなので、建物の雨漏りを防ぐためには、こういった部分は定期的に専門家に点検してもらうようにしましょう。

京都府京都市で行った庇の葺き替え工事をご紹介!

それでは、京都府京都市で行った庇の葺き替え工事を画像とともにご紹介します。葺き替え工事は、大屋根のリフォームに採用される手段と考えられがちですが、今回のように庇のみのメンテナンスでも採用されます。特に、庇部分はさまざまな雨漏り原因がありますので、定期的に点検を行っていくようにしましょう。結果的に、そういった細かなメンテナンスが、建物を長持ちさせることにもつながりますよ。

STEP1施工前

まずは施工前の庇の状況を見てみましょう。庇部分に施工されている瓦は、目に見えた割れなどは目立ちませんが、経年劣化で色あせなどを起こしています。また、漆喰などはかなり劣化が進行していましたので、今回はルーガ雅に葺き替えることをご提案しました。

STEP2既存棟の撤去

まずは、庇に施工されている既存屋根材を全て撤去します。瓦の下には屋根土が施工されていますので、これをきれいに撤去します。

STEP3屋根下地の施工

既存屋根材の撤去が完了したら、屋根下地の施工です。コンパネを施工して屋根下地は完了です。葺き替え工事であれば、劣化した屋根下地から補修できますので、結果的に建物の寿命をのばすことにもつながります。

STEP4ルーフィングの施工

屋根下地が完成したら、その上にルーフィングを施工していきます。ルーフィングは、二次防水のため、非常に重要な役割を持っていますので、丁寧に施工を進めます。

STEP5ルーガ雅の施工

新屋根材としてルーガ雅のモダンブラックを施工します。ルーガ雅は、非常に軽量なうえ、日本建築が並ぶ京都の街並みでも、何の違和感もなく馴染むハイブリット瓦です。屋根の軽量化をしたいけど、瓦屋根の見た目にこだわりたい…とお考えの方には、軽量化と外観を同時に実現できる稀有な屋根材としてオススメです。

STEP6雨樋を施工して工事完了

最後に、庇部分の雨樋を施工して今回の葺き替え工事は完了です。庇は、普段あまり注目する部分ではないため、知らないうちに経年劣化が進行し、外壁からの雨漏りを誘引してしまう原因になることが多いです。したがって、普段からこういった細かな部位も点検を進め、きちんとメンテナンスしてあげるようにしましょう。ゼファンでは、「庇のみ」など、細かな部位だけの工事も行っていますので、お気軽にお問い合わせください!

目に見えない劣化から雨漏りが発生する!?

今回は、京都府京都市で行った庇の葺き替え工事をご紹介しました。本稿でもご紹介したように、建物の雨漏りというものは、屋根の不具合が原因となるものよりも、外壁に何らかの問題が発生しているため起こる方が多いと言われています。その中でも、庇部分は、釘で外壁に固定する施工方法となるため、塗装の劣化や施工不良が原因となり、釘穴から水が侵入してしまうということが少なくないのです。
当然、こういった非常に小さな劣化であれば、一般の人が目で見ただけでは庇に何らかの不具合が発生して、外壁内に水が侵入しているとは気づけないものでしょう。したがって、建物の雨漏りを防ぐには、定期的に専門家に来てもらい、建物全体の点検をしてもらうのがオススメですよ。そうすれば、劣化が進行する前に的確なメンテナンスを進めることができるようになるため、建物の寿命も延びますし、結果的に建物の維持コストを安く抑えることになるのです。
ゼファンでは、大規模な屋根リフォームはもちろん、「庇のみ」「点検のみ」など、細かな工事も承っておりますので、少しでも雨漏りの不安があるときには、早めにご相談下さい!

ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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