こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、奈良県香芝市で行った屋根塗装工事をご紹介したいと思います。今回工事を行った屋根は、既に屋根表面にコケのようなものが見えるなど、既存屋根塗装の塗膜が完全に劣化してしまっている状態でした、現地調査でお打ち合わせを行った段階では、カバー工事か屋根塗装によるリフォームで迷っておられましたが、屋根面積が非常に大きな住宅だったこともあり、カバー工法での改修では費用面がネックとなったため、塗装による屋根リフォームとなりました。
住宅の屋根に施工される塗装は、外観イメージの美しさのために施されていると考える方が多いのですが、実は外観上の問題だけでなく、防水や断熱、遮熱など、さまざまな効果を与える非常に重要なものだと考えなければいけません。通常屋根に施されている塗装は、7~10年程度に1度の再塗装が必要とされているのですが、費用的な問題もあり多くの方はできるだけ再塗装のサイクルを遅らせたいと考えるものでしょう。しかし、屋根塗装が劣化しすぎてしまうと、本来塗装が担っていた防水効果などがなくなってしまい、屋根内まで水の侵入を許すことで雨漏りリスクが非常に高くなってしまうのです。他にも、塗膜によって守られていた屋根材に、直接ダメージが入るようになりますので、屋根材自体の劣化も速くなり、早期に葺き替え工事の必要性が出てきてしまう…などのリスクも存在します。
普段はあまり意識することが無いかもしれませんが、定期的に屋根の状況を確認し、早め早めにメンテナンスを入れることが、結果的に屋根を長持ちさせることになり、メンテナンスコストも安くなると考えましょう。
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屋根塗装によるメリット
それではまず大前提である「なぜ屋根に塗装が必要なのか?」という所から簡単にご紹介しておきましょう。屋根には風雨から建物を守るために防水性の高い塗料や材料が使用されています。しかしそういったものは経年劣化や外的要因によって少しずつダメージを受けていきます。そしてその劣化が進むと屋根材が持つ本来の機能を果たすことができなくなり、雨漏りなどのリスクが大きくなってしまうのです。
屋根塗装はそういった雨漏りのリスクを軽減させる目的や屋根材が本来持つ力を発揮させる目的で定期的に行う必要があるものと考えましょう。ただし、屋根に施される塗装によって出来る塗膜は、屋根材そのものと比較するとダメージを受けやすくなっていますので、屋根材を長く機能させ、守るためには常に塗膜が機能する状態を保つ必要があり、定期的な屋根塗装が必要になるのです。以下で、屋根塗装を行ういくつかのメリットもご紹介しておきましょう。
Merit.1外観がきれいになる
第一に、劣化の進んだ屋根に塗装工事を行うと『外観がきれいになる』というメリットが存在します。屋根塗装の経年劣化が進むと、屋根の色・艶がなくなり、どこかくすんだ外観に見えてきます。それを新しく塗装を施すことによって外観を一新することができ、建物の外観イメージを大きく向上させることができるのです。
Merit.2雨漏り予防になる
屋根は築年数が経過し、劣化が進むと『ひび割れ』が生じる可能性があります。そして、屋根に生じた『ひび割れ』からは雨水が侵入してしまい、雨漏りにつながるリスクが非常に高くなるのです。
屋根塗装はそういった屋根の『ひび割れ』が発生することを未然に防ぐことが可能で、同時に補修を行うこともできます。また、最近の塗料の中には、遮熱・断熱などの性能が非常に優れたものも存在し、そういった塗料を使用することにより夏の暑さをやわらげるなど、エアコンの稼働率を下げることで節電効果をもたらすこともできます。
Merit.3屋根の寿命が延びる
建物の中でも最も過酷な部位である屋根は、風雨や紫外線その他の外的要因によって、日々さまざまなダメージを受け続けています。特に表面の塗膜がさまざまな機能をもたらす金属屋根やスレート屋根材は定期的に塗装を行わなければ屋根材自身が傷んでしまいます。
金属屋根の場合は錆びてしまい穴が開いてしまうなんてこともあり、そうなってしまうと屋根本来の能力を発揮することはできません。定期的に屋根塗装を行い、新しい塗膜で覆うことは屋根材の劣化を防ぐことにもつながりますので、結果的に屋根自体の寿命を延ばすことにもつながります。
奈良県香芝市で行った屋根の再塗装工事をご紹介!
それでは、奈良県香芝市で行った屋根の再塗装工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回の工事は、屋根面積が非常に広い住宅であったため、屋根カバー工法では費用面がネックとなり、再塗装工事となりました。新たに採用した塗料は、アステック社が販売する『スーパーシャネツサーモS』という塗料で、この塗料は非常に高い遮熱性をもたらせてくれる非常に優れた塗料となっています。また、耐候年数13~16年と再塗装サイクルも長くできますので、住宅のメンテナンスコストを抑えたいとお考えの方には非常にオススメです。
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。上の画像を見ていただければわかるように、屋根表面にはコケのようなものが繁殖しており、塗膜が完全に劣化しているのがわかります。このまま放置してしまえば、屋根材自体の劣化も早まりますし、雨漏りリスクが非常に高くなってしまいます。
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STEP2既存屋根の洗浄と下地処理
古い汚れが残ったままでは、新たな塗料を上に施工することはできません。そのため高圧洗浄機を利用して古い汚れを落としていきます。
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STEP3下塗り施工
塗装工事は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本です。まずは下塗り作業を進めます。
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STEP4中塗り施工
下塗りがしっかり乾いたら、次に「中塗り」作業を行います。
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STEP5上塗り施工
最後に仕上げとして『上塗り』作業を行います。
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STEP6施工完了
上の画像は、施工完了後の屋根です。表面にコケなどが繁殖し、外観もかなり悪くなっていた屋根が綺麗に生まれ変わりました。お客様にも、非常にスッキリと綺麗な外観を取り戻せたと大変喜んでいただけました。
塗装の劣化は危険!
今回は、奈良県香芝市で行った屋根の再塗装工事を画像と共にご紹介してきました。今回行った工事は、屋根塗装の劣化が目立つ住宅で、新たに非常に高機能で耐久力の高いアステック社が販売する『スーパーシャネツサーモS』で再塗装工事を進めたものです。上述しているように、屋根塗装というものは、単に外観を良くするために施工されているのではなく、屋根の防水機能や遮熱機能などをもたらせてくれる非常に重要なものだと考えておきましょう。
こういった塗装工事は、住宅リフォームの中でも高額な部類に入りますので、劣化を見て見ぬふりをするなど、再塗装のサイクルをできるだけ遅らせようとする方が非常に多いです。しかい、屋根塗装の劣化は、屋根内に雨水が侵入してしまう原因ともなりますので、放置してしまうと、余計に屋根の劣化を進めてしまい、気付いたときには塗装工事だけではすまなくなってしまう…なんてことが考えられます。普段の生活の中で、屋根塗装の劣化などに目を向ける方は少ないのですが、定期的に屋根の状態を確認し、早め早めにメンテナンスを行える体制を作るのがオススメです。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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