こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪府門真市で行った屋根の葺き替え工事を画像とともにご紹介していきたいと思います。今回行った屋根リフォーム工事は、重量のある和瓦から非常に軽量なことが特徴の金属屋根素材スーパーガルテクトへの葺き替え工事という、近年非常に注目されている屋根の軽量化工事でもありました。
建物の屋根は、重量が重いほど建物の重心が高くなってしまい、地震などの災害時に大きく建物が揺られてしまい、屋根被害や倒壊のリスクが高くなってしまうものなのです。そのため、古くから日本の屋根素材として主流であった『瓦』が、近年敬遠される傾向にあり、軽量なスレート屋根や金属屋根に葺き替え工事を行う住宅が増えています。もちろん、瓦屋根だからと言って『地震に弱い』というわけではありませんが、「屋根が重いよりは軽いほうが良い」という面は確実にあるからなのです。ゼファンのある大阪でも、6月に発生した大阪北部地震後には、屋根の軽量化を本格的に計画し始めたという人も多いのではないでしょうか？
本記事は、そういった方にも非常に参考になる施工事例ですので、ぜひ最後まで見てくださいね！
屋根の軽量化は代表的な耐震対策になります
上の動画は、屋根材のトップメーカーケイミュー社が、屋根の重量の違いによる建物の揺れについて実験をした動画です。これからもよく分かる通り、屋根の重量が重いほど、重心が高くなり、建物は大きく横に振られるようになっていますね。
建物の揺れ幅が大きければ大きいほど、当たり前のことで屋根材の落下の危険性や建物の倒壊リスクは高くなってしまいますよね。こういった理由もあり、近年ではできるだけ屋根の重量を軽量化するために、屋根材からしっかりと選ぶという方向になっているのです。
ただし、勘違いしてほしくないのは、「瓦屋根だから地震に弱い」という訳ではなく、屋根の重量をきちんと計算して、現在の耐震基準に適応した設計であれば問題ないという事です。ここで言う「屋根は軽量な方が地震に強い！」と言うのは、あくまでも「重いより軽い方が良い」という比較論であり、屋根の重量が重いとダメと言っているわけではないのです。
ここでは、『屋根の重量が重くなると、建物全体の重心が高くなる為、横揺れの力が加わると大きく横に振られるようになる！』程度で覚えて頂いても問題ありません。
大阪府門真市で行った屋根葺き替え工事をご紹介！
それでは、大阪府門真市で行った、屋根葺き替え工事の流れを画像と共にご紹介いたします。今回の工事は、施工場所の家が非常に狭小地に建てられていました。屋根の葺き替え工事は、施工時に大きな音なども発生しますので、近隣の皆様の協力が欠かせません。もちろんこのような狭小地での工事の場合は、工事へのご理解をいただくため、弊社が施主様と一緒に、近隣の皆様へご挨拶に行きます。
ゼファンでは、どのような条件でも最適な工法で工事を進めることができますので、安心してご依頼ください！
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。瓦は色あせてしまい、経年劣化が激しいことがわかりますね。瓦は非常に耐久力が高いため、すぐに雨漏りするようなことはないでしょうが、耐震対策も考えて、今回は軽量なスーパーガルテクトへの葺き替えとなりました。また、画像からも分かるように、非常に狭小地での施工となりますので、近隣の皆様には丁寧に施工の説明をさせていただきました。
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STEP2既存屋根材の撤去
まずは、既存屋根に施工されていた屋根材を全て撤去していきます。屋根材となる瓦の下には葺き土も施工されていますので、これも丁寧に撤去していきます。
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STEP3不陸調整
既存の屋根材を全て撤去したら、屋根下地の不陸調整を行います。金属屋根では、この不陸調整をきちんと行わなければ施工することが出来ません。万が一、不陸調整なしで施工を進めると、下地に段差が出来てしまい、完成後の見た目も悪くなりますし、雨漏りの原因となってしまう場合があるのです。
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STEP4コンパネ下地の施工
不陸調整が完了したら、コンパネ（12mm）下地を施工していきます。葺き替え工事は、この下地のやり替えが出来るのが大きなメリットの一つと言えます。
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STEP5ルーフィング施工後、スーパーガルテクトの施工
屋根下地が完了したら、二次防水の為、防水シート（ルーフィング）を施工します。その上にいよいよ新屋根材のスーパーガルテクトを施工していきます。
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STEP6施工完了
最後に、棟板金もきちんと施工して、今回の葺き替え工事は完了です。今回の工事は、和瓦から軽量なスーパーガルテクトへの葺き替え工事でしたので、施工前の屋根重量と比較すると、約1/10程度まで屋根の軽量化が出来ました。また、スーパーガルテクトの施工により、外観も非常にすっきりした今風の物になったとお客様にも大変喜んでいただけました。
見積もり内容を確認して納得のいくまで確認しよう！
今回は、大阪府門真市で行った屋根の葺き替え工事を画像とともにご紹介してきました。本工事は、重量のある和瓦からスーパーガルテクトへの葺き替え工事で、工事後には屋根の重量が約1/10にまで軽量化することができました。和瓦は、古くから日本国内で利用されてきた伝統的な屋根材です。この『和瓦』最大の特徴は、なんといっても耐久力の高さで、和瓦は何の外的要因もない場合であれば100年以上使用できると言われるほどです。しかし、素材的特徴もあり、和瓦を利用した屋根は非常に重量が重くなってしまうということもあり、近年の耐震対策を考えた建物づくりでは敬遠される傾向にあるのです。
そこで非常にお勧めなのが、今回採用した金属屋根素材のスーパーガルテクトです。スーパーガルテクトは、一般的な陶器平板瓦と比較すると1/10程度の重量しかありませんので、屋根の軽量化を行うには最適な屋根材となるのです。また、金属だといっても『SGL』と呼ばれるガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加した素材を利用しているため、非常に錆びにも強いという特徴も持っています。
現在、建物の耐震対策を考えて、屋根の軽量化を計画しているのであれば、非常にお勧めですよ！ゼファンでは、現地調査からプロの屋根職人がお伺いしますので、お客様のご要望やご予算に最適な屋根材や工法をご提案いたします。屋根のリフォームをお考えならお気軽にお問い合わせください！
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！
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