こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪府茨木市で行った屋根の葺き替え工事をご紹介します。今回工事を行った屋根は、10年ほど前に和瓦からカラーベストに葺き替えしたお宅で、屋根材が劣化してきたとのお問い合わせを受けて行った工事です。本来、カラーベストという屋根材は、25年程度の耐用年数があり、屋根を葺いて10年程度であれば屋根塗装で対応する場合がほとんどです。しかし、今回は、屋根の外観イメージも変えたいとのご要望を持っているお客様でしたので葺き替え工事を行うことになりました。
もともと和瓦を採用していた住宅に住んでいる方の中には、瓦屋根特有の重厚感のある外観デザインにこだわりを持っているという方が多く、スレート屋根や金属屋根の様な洋風でスタイリッシュな外観イメージは、すっきりしすぎていてなんか違和感がある…と感じてしまう人も少なくありません。しかし、地震の多い日本の住宅づくりを考えた場合には、スレートや金属屋根の軽量さが非常に大きなメリットになるのです。屋根の重量が重くなってしまうと、建物の重心が高くなってしまい、地震の際に大きく揺れてしまうことから、建物の倒壊や屋根の崩落などのリスクが高くなってしまいます。そのため、近年では、『和瓦⇒スレート屋根』『和瓦⇒金属屋根』といった感じに、外観イメージを我慢して軽量な屋根に葺き替えする方が増えているのです。
こういった屋根の軽量化は、建物の耐震性能向上のためには致し方ないと思うかもしれませんが、実は、和瓦のような外観を保ったまま屋根の軽量化が目指せる屋根材も登場しているのです。それが今回新しい屋根材として採用した『ROOGA(ルーガ)雅』です。この屋根材は、ハイブリット瓦などと呼ばれており、伝統的な瓦屋根の外観を保てるのに、大幅な屋根の軽量化を実現することが可能なのです。現在、瓦屋根に住んでいる方で、建物の耐震性向上を目指したいけどスレートや金属屋根は趣味じゃないな…と悩んでいる方がいれば、ぜひ弊社にご相談ください。
関連記事:瓦屋根の葺き替えはルーガがオススメ!自然災害に強いと言われるルーガの実力とは?
ルーガシリーズの特徴!
近年では、屋根の軽量化で建物の耐震性向上が目指せると言われており、スレート材や金属屋根素材の人気が上昇しています。しかし、もともと和瓦を採用している住宅では、日本建築特有の重厚感のある外観デザインがなくなってしまう…ということを気にして、他の屋根材への葺き替えに躊躇してしまう人も少なく無いのです。
こういった方に非常にオススメ出来るのが屋根のトップメーカーであるケイミュー社が販売する『ROOGA』シリーズです。ルーガシリーズには『ルーガ雅』と『ルーガ鉄平』の2種類が用意されているのですが、ルーが雅に関しては日本建築が立ち並ぶ京都市内の住宅屋根に採用しても、何の違和感もないほど和瓦に近い外観をしています。その上で、従来の陶器平板瓦の1/2程度の重量しかないなど、大幅な屋根の軽量化を実現することができるのです。
ちなみにこのルーガシリーズに関しては、一見すると陶器瓦のように見えるのですがそうではないのです。ケイミュー社がルーガのことを「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」としているように、実はこの屋根材の主成分はスレート屋根に採用されるカラーベストと同じものなのです。そのため、屋根業者の中には『厚型スレート』と分類している人もいるなど、まさにスレート屋根の軽量さと陶器瓦の外観を両方実現できる稀有な屋根材となっているのです。
ちなみに、このサイトの他の記事でも何度もご紹介していますが、ルーガが持つメリットは以下のような特徴です。
- 瓦屋根なのに軽量
ルーガ最大の特徴は、瓦なのに軽量だということです。ルーガの重量は、一般的な陶器平板瓦の1/2以下を実現しており、軽量で耐震性の高い住宅を造ることが可能です。 - 風雨にも強い
ルーガは独自の施工方法により非常に高い防水性と耐風性を実現しています。地震だけでなく、台風にも強い屋根を実現できるというメリットがあるのです。 - 美観保持能力も高い
スレート屋根などであれば、定期的な再塗装をしなければ屋根の美観を保てません。しかしルーガは、独自の技術であるグラッサコートを採用しており、紫外線に非常に強く、長年にわたって色あせもせず鮮やかな光沢・発色を保つことが可能です。そのため、中長期的に見ればメンテナンスコストが安く、非常にコストパフォーマンスが良いのです。
大阪府茨木市で行った屋根葺き替え工事をご紹介!
それでは、大阪府茨木市で行った屋根葺き替え工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回は、約10年前に施工したカラーベストの劣化が気になるとのお問い合わせを受けての工事でしたが、屋根の外観イメージも一新したいとのご希望がありましたので、日本建築の重厚感のある外観を実現できるルーガ雅への葺き替えをご提案しました。ルーガ雅であれば、伝統的な日本建築の外観を作る事ができるうえ、非常に軽量な屋根にすることができるのです。
現在瓦屋根を採用している方で、外観イメージを保ったまま屋根の軽量化を目指したいというご希望があれば非常にオススメの屋根材となります。
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。10年前に葺き替えした屋根ですので、屋根材に大きな破損などは見られません。本来であれば、屋根塗装によるメンテナンスでも構わない状態なのですが、お客様が屋根の外観を一新したいとのご希望を持っており、今回はルーガ雅への葺き替えとなりました。
↓
STEP2既存屋根を撤去
まずは既存屋根材のカラーベストを撤去します。
↓
STEP3コンパネ下地・ルーフィングの施工
既存屋根材の撤去後、コンパネ(12mm)下地を施工し、その上にルーフィングの施工を行います。ルーフィングは、屋根の二次防水を担っているものですので、丁寧に施工していきます。
↓
STEP4ルーガ雅の施工
屋根下地の施工完了後、新たな屋根材としてルーガ雅の施工を行います。ルーガに関しては、メーカーから『ルーガショップ』の認定を受けている会社しか施工ができません。
↓
STEP5葺き替え工事完了
上の画像が、施工完了後の屋根です。今回は、高棟仕様の仕上がりとしましたので、屋根は重厚感と高級感がありお客様も非常に喜んでいただけました。ルーガ雅は、主成分がカラーベストと同じなのですが、伝統的な和瓦の様な見た目に成形していますので、日本建築特有の外観イメージを作る事ができるのです。軽量さと、重厚感のある外観を作れる稀有な屋根材ですので、現在和瓦の屋根に住んでいる方の葺き替え材としては非常にオススメですよ
まとめ
今回は、大阪府茨木市で行った屋根の葺き替え工事を画像と共にご紹介してきました。今回の工事は、10年前に瓦屋根からスレート屋根へ葺き替えを行ったお宅で、カラーベストが劣化してきたタイミングで屋根の外観イメージを一新したいとのご要望でした。今回のお宅のように、もともと瓦屋根の住宅に住んでいた方の中には、瓦屋根が醸し出す日本建築特有の外観イメージにこだわりを持っており、スレートや金属屋根への葺き替えを後悔してしまう…という方が一定数いるのです。
もちろん、スレートや金属屋根のスタイリッシュな外観を気に入る方もいますが、すっきりとした屋根になりますので、どことなく物足りない…と感じてしまうようですね。スレートや金属屋根は、非常に軽量な屋根材で、建物の耐震性を考慮した屋根作りが主流となっている現在では、選ばれることが非常に多いです。しかし、瓦屋根からこれらの屋根に葺き替えする場合には、皆さんが考えている以上に建物の外観イメージが変わってしまうということを心にとどめておきましょう。
ケイミュー社が販売するルーガシリーズに関しては、スレート屋根並みの軽量さを実現できるうえに、日本建築特有の外観デザインも壊さないという稀有な特徴を持っています。したがって、「屋根は瓦屋根でないと!」とお考えであれば、ルーガ雅を葺き替え材の候補に入れておくのがオススメです。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
大阪・神戸の雨漏り修理 詳細はこちらから
屋根修理のプロ、ゼファンのHPはこちらから
屋根修理・雨漏り修理 施工事例一覧
葺き替え工事の費用について。屋根リフォームの費用相場が知りたい方はコチラ
ルーガ雅を使用した屋根葺き替え、屋根リフォーム事例多数。一覧はこちら