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2017.12.21

外壁塗装工事の『下塗り、中塗り、上塗り』。本当に3回も塗る必要があるの?

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は外壁塗装工事の豆知識をご紹介したいと思います。外壁塗装工事とは建物のメンテナンスとして数年に一度必要になる工事なので、皆様の中にも何度か外壁塗装工事を行ったことがある人は多いかもしれませんね。
建物のメンテナンスとして外壁塗装を考えた時にはまず、塗装屋さんにお見積りを取ると思いますが、提出された見積書を詳しく見てみるとその項目に『下塗り・中塗り・上塗り』と書かれたりしていて「これはなんだ?」と思った事がある人も多いかもしれませんね。『下塗り・中塗り・上塗り』と書いてあるという事は3回塗るという事はなんとなくわかるけど、そもそも3回も塗料を塗る必要があるのだろうか?この回数を減らせば工事費用も安くできるのでは?と思う方も多いようで、実際にこの工程の質問は弊社でもされることがそれなりにあります。
そこで今回は『下塗り・中塗り・上塗り』の工程は本当に必要なのかという皆様の疑問にお答えしたいと思います。

『下塗り・中塗り・上塗り』まずはそれぞれをご紹介!


それではまず外壁工事における『下塗り・中塗り・上塗り』とはどのような工程なのかをご紹介します。

STEP.1下塗り

『下塗り』という工程は、『中塗り・上塗り』という後から行う塗装工程のベースとして行うものです。下塗りにはシーラーやフィラーと呼ばれる塗料を使用し、その目的は外壁との付着力を高め、塗膜の耐久力を高めることです。この下塗りは中塗りや上塗りとは役割が全く違う為、使用される塗料の中身も違うものが使用されます。別名で「下地強化剤」とも呼ばれるものですが、この工程がないと、後の塗装工程で行う中塗り・上塗りの塗膜がしっかりと定着しません。
下塗りに使用する塗料は透明や白等、目立たない色をした物がほとんどで完成した時の外壁の色とは基本的に関係ありません。

「シーラー」と「フィラー」の違い

シーラーは素材、上塗りとの密着力を向上させ剥がれにくくしたり、吸込みむらを均一にして仕上がりのむら(つやむら・仕上がりむら)をなくすために使用します。その他素材の強度を補強したり、アルカリ止めの機能をもつシーラーもあります。フィラーは下地の面調整(段差など)や巣穴を埋めたり、仕上げ塗材を仕上げに適する状態にするために使用します。
引用元:日本ペイント株式会社

STEP.2中塗り

中塗りは下塗りの工程が完了後に行う塗装工程の事で、外壁の色決めを行った際に決めた塗料を使い塗装を行います。単純に1回目の色塗りの事ですが、塗装工事を行う際、1回の塗装では色にムラが出たり、塗り残しなどが出てきます。その為、2回目の色塗りとして行われる『上塗り』の工程に続いていきます。

STEP.3上塗り

上塗りとは、中塗りの工程が終わってから仕上げとして行われる塗装工程です。
塗料は基本的に中塗りの工程と同じものを使用し、色ムラや塗り残しをカバーするように仕上げとして綺麗に塗装していきます。
塗装工事は中塗り・上塗りと2段階で色塗り工程を行うとこで塗膜に十分な厚みを持たせることが可能となります。この工程が仕上げの工程となる為、職人の技術が問われる工程でもあります。因みに塗装の塗り替えの場合、上塗り1回では綺麗に仕上がらない場合もあり、その場合は2回目の上塗りを行う時があります。

・多くの塗料を使って1回の塗布で済ましてはダメな理由
2段階の色塗りで塗膜に十分な厚みを持たせると聞くと「どうせ同じ塗料なんだし、まとめて多めに塗料を塗れば1回で厚みも取れるのでは?」と思うかもしれませんが、これは絶対にしてはいけません。塗料は「1㎡に○○gを塗布」等とメーカーのカタログなどでも定められています。1回に多く塗布すれば確かに厚みは取れますが、塗膜の中に気泡やフクレなどができ、適切な塗膜として性能を発揮できません。万全な厚みのある塗膜を作る為には適切な塗布量で塗装を積み重ねる必要があるのです。

万全な塗膜を作りには3工程が必要です!


『下塗り・中塗り・上塗り』がどのような工程なのかはわかっていただけましたね。それでは「なぜ3回も塗る必要があるのか?」という部分もご紹介します。
まず下塗りが必要な理由ですが、これは下塗りの工程がないと外壁と塗膜が一体にならないからです。下塗りは外壁と塗膜をつなげるための接着剤の様な役目を持っており、この工程を省いてしまうと中塗りや上塗りで塗布する塗膜が外壁材とくっつきません。
次に中塗りと上塗りの関係ですが、色付けの目的である中塗りや上塗りがどちらか1回だけだと色ムラが必ず発生します。これはどんなに腕の良い職人が行っても発生するもので、職人の腕の問題ではなく、塗料の性質上の問題です。その為、『中塗り・上塗り』と2回の色塗りが必要となります。
上記の様な理由で『下塗り・中塗り・上塗り』の3つの工程は塗装工事では最低限必ず行わなければならない工程です。この3つの工程のどの工程が抜けたとしても万全な塗膜が出来上がりません。

外壁工事は『安い』だけで選んではダメ?

今回は外壁塗装工事で皆さんが疑問に思う「なんで数回に分けて塗る必要があるのか?」についてご紹介しました。『下塗り・中塗り・上塗り』は絶対に必要な工程だという事が分かっていただけたのではないでしょうか?塗装工事で出来上がる塗膜は積み重なっていく工程によってその精度に大きな差が出てきます。そして必要な工程をしっかりと積み重ねることによって塗膜の持つ本来の性能を発揮させることができるようになる物です。
しかし、いろいろな業者の中には必要な工程を省いて2工程で行う業者は存在します。中には現地調査の際などに「お宅の外壁なら2回でも大丈夫ですよ!」等と根拠のない説明を受けたとも聞いたことがあります。ここで言っておきますが、外壁によって工程を省けるなどといった事は絶対にありません。上でもご紹介しましたが塗装工事には『最低限』3工程が必要なのであって、場合によっては複数回の色付けが必要な事もあります。
確かに塗装工程を省けばその分工事費用が安くなるので、安く提示する業者が魅力的に見えるかもしれませんが、勝手に工程を省くような業者は塗装知識がないと言えます。
外壁塗装工事は建物のメンテナンスの中でも高額な工事の一つです。その為、出来るだけ安く済ませたいという考えは理解できます。しかし、費用が安いと言う理由で業者を選ぶのではなく、間違いのない工事を行い、万全な塗膜を作ってくれる業者に依頼することをオススメします。

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