こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪府東大阪市で行った屋根のカバー工事をご紹介します。今回ご紹介する屋根は、台風の強風によって屋根の棟板金が剥がれてしまったための修理工事です。現地調査を行った所、棟板金以外の既存屋根材も、経年劣化が進んでいたため、今回は、ケイミュー社が販売する軽量な金属屋根素材『スマートメタル』でのカバー工事をご提案させていただきました。
今回、台風の強風によって被害を受けた屋根は、フルベスト24というスレート瓦を採用していたのですが、スレート屋根は、屋根材が非常に薄いことや、経年劣化で棟板金に浮きが生じてしまうなどといった理由で、強風で被害を受けてしまう場合があります。もちろん、定期的に点検を行い、屋根が万全な状態にあるのであれば、台風の強風であっても、板金や屋根材が破損してしまうことは少ないのですが、板金の浮きなどは一般の方が下から確認するのが難しいため、放置されていることがほとんどなのです。現在、新築業界では、施工性の高さや材料の安さが人気となり、スレート瓦が最も高いシェアを誇っています。スレート屋根を導入するのであれば、「スレート屋根は、塗装や板金の関係で定期的なメンテナンスが必要!」ということを頭に入れておきましょう。
そうしなければ、台風などの自然災害時に大きな屋根被害が出てしまう危険があるのです!
スマートメタルのメリット
それではまず、今回新屋根材として導入したケイミュー社のスマートメタルのメリットを簡単にご紹介しておきます。ケイミュー社は、言わずと知れた屋根材のトップメーカですが、スレート瓦のコロニアルシリーズやハイブリット瓦ルーガシリーズが有名で、最近まで金属屋根素材のラインナップはありませんでした。しかし、近年、地震対策として軽量な屋根材が選択されることが増えたため、満を持して販売を始めたのがガルバリウム鋼板系の金属屋根素材『スマートメタル』です。スマートメタルは、他の金属屋根素材同様、非常に軽量な屋根材でスレート屋根のカバー工事に最適といわれています。さらに、非常に高い遮熱性能を持っていますので、夏場でも快適な建物を実現してくれる屋根材として人気です。スマートメタルのメリットは、以下のようなことがあげられます。
- 軽量で高い施工性を持つ
スマートメタルは、ガルバリウム鋼板系の屋根材として非常にオーソドックスな屋根材ですが、単価が安い、施工性が高いなどの理由があり、カバー工事などのリフォーム工事用途で、非常に高い人気を誇ります。スマートメタルの施工性の高さは、左右どちらからでも重ね葺きが出来る設計になっていることや、非常に軽い屋根材というのが理由です。他にも重ね代が自由に調整でき、切断の手間を省くことができることや、切断が必要無いため廃材を減らすことができるなどの理由で、低コストのリフォーム工事を実現します。 - 塩害やサビに強い
ガルバリウム鋼板は、優れた耐食性を持ち、サビに強いことが特徴ですが、スマートメタルはガルバリウム鋼板より3倍以上もの耐食性を持つSGL(スーパーガルバリウム)が採用されています。したがって、塩害やサビに非常に高い耐久性を持ち、金属屋根素材が敬遠される沿岸地域でも採用可能となっています。 - 高い遮熱性
スマートメタルは、全てのカラーにおいて日射反射率(赤外線領域)40%以上をクリアしており、外部からの熱を反射させることによって、夏場の暑さが室内まで伝わりにくくしています。 - 台風などの強風にも強い
スマートメタルは、前端の勘合と後端のビス・釘留めに屋根材をしっかりと固定します。そのため、台風や突風などの強風を受けても屋根材のズレや飛散をおさえることが可能です。メーカーによる性能試験では、風速60m/sもの強風にも耐えたという結果が出ています。
大阪府東大阪市で行った屋根カバー工事をご紹介!
それでは、大阪府東大阪市で行った屋根カバー工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回の工事は、台風の強風で棟板金が飛散してしまっていたため、その補修工事として行ったものです。既存屋根材も経年劣化が見られたため、今回は地震や台風にも強い金属屋根素材のスマートメタルを採用しました。
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。画像を見ても分かるように、屋根に本来あるはずの棟板金が飛散してなくなっています。棟板金が無くなってしまうと、屋根に隙間ができてしまうということですので、そこからの雨水の侵入を招き、雨漏りのリスクが非常に高くなります。今回は、屋根材自体の劣化も進んでいたため、新しくスマートメタルでカバー工事を進めました。
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STEP2既存屋根の上からルーフィングを施工
既存屋根の上から、二次防水のためルーフィングを施工していきます。カバー工事は、既存屋根の撤去を行わずに、その上から新屋根材を施工します。したがって、既存屋根材の撤去費用や処分費用が必要ないので、低コストの屋根リフォームが可能です。
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STEP3スマートメタルの施工
ルーフィングの施工完了後、その上から新屋根材であるスマートメタルを施工していきます。屋根が二重構造となりますが、非常に軽量な屋根材のため、耐震性能にもそこまで悪影響はありません。
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STEP4屋根カバー工事完了
棟板金を施工して、今回のカバー工事は完了です。ボロボロだった屋根から、すっきりシックな感じの屋根となり、お客様にも大変喜んでいただけました。スマートメタルは、高い遮熱効果を持っていますので、これから本格的な夏に向けては、非常にオススメな屋根材です。
棟板金の浮きに注意!
今回は、大阪府東大阪市で行った、屋根のカバー工事をご紹介しました。今回工事を行った屋根は、台風による強風で屋根の棟板金が破損してしまっていたため、軽量な金属屋根素材であるスマートメタルでカバー工事を進めました。カバー工事は、既存屋根材はそのままに、その上から新たな屋根材を施工していく工法となるので、撤去工事や処分費用が不要となります。したがって、屋根リフォームも短期間・低コストで進められますので、とてもオススメです。
スレート屋根や、金属屋根の場合、屋根材を固定するなどの目的で、棟板金が施行されています。一般的に、この棟板金は釘やコーキングで固定されるものなのですが、年数が経過していくと釘が緩んでしまい、棟板金と屋根材の間に隙間ができてしまうのです。そしてその隙間に台風の強風などを受けると、意外と簡単に板金ごと吹き飛ばされる結果となります。こういった棟板金の劣化は、離れた位置から一般の方が目視で確認することは非常に難しいものです。したがって、台風のような自然災害で屋根に被害が出てしまわないように、定期的にプロの屋根業者に点検してもらうことがオススメです。劣化が小さいうちに補修すれば、修理費用も低コストで済みますので、安価に建物の維持をすることができると思います!
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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