こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪市福島区で行った屋根葺き替え工事の流れを画像と共にご紹介したいと思います。今回工事を行った建物は、3階建ての住宅で、雨漏りがしているとのお問い合わせがあり、現地調査を行ったものです。3階建ての建物となると、通常の屋根業者では屋根に上がって調査を行い、詳細な見積もりを提出することが難しい場合もあるのですが、ゼファンではドローンを使った屋根調査を導入しているため、3階建ての住宅でも詳細な雨漏り調査と正確なお見積りの提出が可能です。
今回の住宅では、台風の影響によって屋根の瓦がズレている箇所が存在しており、そういった場所から屋根内に水が侵入し、結果的に雨漏りとして表面化していた物でした。既に雨漏りが発生しているということは、屋根の下地材などにも水が回り、木材の劣化まで進行している可能性があったため、将来のリスクなどもしっかりと説明し今回は葺き替え工事によって修理することとなりました。既存屋根には、日本国内で古くから利用されている瓦が採用されていたのですが、建物の耐震性も考慮して屋根の軽量化も考えた金属屋根への葺き替え工事をご選択していただけました。新たに採用した屋根時は、ケイミュー社が販売するスマートメタルで、非常に軽量で耐久力も高いオススメの屋根材となっています。
台風によって引き起こされる住宅被害は?
まずは、台風によって引き起こされる住宅被害について簡単にまとめてみます。皆さんもご存知のように、日本は、昔から台風が多い国として有名で、夏の終わりから秋にかけては必ずと言って良いほどいくつかの台風が上陸してさまざまな住宅被害をもたらせてしまいます。強風による住宅被害は、春一番や木枯らしなど台風以外にもいくつか考えられますが、台風は猛烈な強風が長時間建物を襲う…猛烈な雨も伴う…と言う点で、特に大きな被害が出てしまう危険があるのです。
さらに近年では、地球温暖化などの影響もあり、年々日本に上陸する台風が大型化していると言われています。実際に、昨年関東地方を襲った台風では、千葉県全域に長期間の停電被害や屋根被害が生じており、1年近く経過した現在でも、住宅の修理が手つかずになっている家も多いと言われているのです。こういった台風の大型化に関しては、今後も続くと予測されており、台風に慣れている日本人でも細心の注意を払って生活していかなければならないと言えるのです。
ここでは、台風の強風によって引き起こされる可能性が高い代表的な住宅被害をご紹介しておきますので、ぜひ頭に入れておきましょう。
CHECK台風による住宅被害の種類について
それでは、台風の強風によって引き起こされる住宅被害の代表例をご紹介していきましょう。猛烈な風を伴う台風は、住宅のさまざまな部分を破壊してしまう非常に恐ろしい自然災害です。
- 強風で屋根材が飛ばされる…
台風による被害で多いのが、強風で屋根材が飛ばされてしまったり、ズレてしまったりする被害です。特に注意が必要なのは、強風によって飛ばされるのは軽量な金属屋根やスレート屋根と考える方も多いのですが、実は重量のある瓦屋根の方が被害がでやすいということです。金属屋根やスレート屋根では、釘で屋根材が固定されるのですが、築年数の経過した瓦屋根では屋根土の上に並べて噛み合わせるだけといった施工方がとられているため、固定力が弱いのです。また、瓦は風を含みやすい構造をしているのも、台風で被害が出やすい理由です。 - 棟瓦が崩れる…棟板金が飛ばされる…
屋根の頂上部分に棟瓦や棟板金が施工されています。屋根の棟は住宅の中で最も高い位置になりますので、風の影響を受けやすく、台風による被害も多いのです。 - 飛来物によって屋根や外壁が破損…
台風の時には、強風に煽られてさまざまなものが飛来してきます。そういった飛来物が屋根や外壁に衝突した場合、穴が開いてしまう…塗装が剥がれる…などの被害が発生する可能性があります。 - 雨樋が破損…
意外と忘れられがちな雨樋ですが、雨樋は屋根に落ちた水を適切に排水するという非常に重要な役割があります。しかし、台風の強風で煽られることによって、傾斜がズレる…雨樋が外れるなど、さまざまな被害が出てしまうことが多いです。雨樋の破損は雨漏りにつながりますので、注意しましょう。 - 窓ガラスが割れる…
強風による飛来物が窓ガラスに当たって割れてしまうことも多いです。
台風などの強風は、上記のような住宅被害を引き起こしてしまう危険があります。さらに台風というものは、「猛烈な雨も伴っている」ということで、強風で被害を受けた部分から雨水が侵入してしまい、雨漏り被害にまで発展することが多いです。
大阪市福島区で行った葺き替え工事をご紹介!
それでは、大阪市福島区で行った屋根葺き替え工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回の工事は、台風によって瓦屋根に被害が出てしまった事で雨漏りが始まりその修理として葺き替え工事を行ったものです。既存屋根には日本の伝統的な屋根材である『瓦』が採用されていましたが、屋根の軽量化も考えて今回は金属屋根素材のスマートメタルを採用しました。
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。雨漏りのお問い合わせでしたが、台風によって複数の箇所で瓦にズレが出ており、そこにできた隙間から水の侵入を許していたと考えられます。今回は、将来的な災害のことも考えて、屋根の軽量化を実現できるスマートメタルに葺き替えをご提案しました。
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STEP2既存屋根撤去
まずは既存屋根に施工されている屋根材を全て撤去していきます。
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STEP3不陸調整
既存屋根材の撤去が完了すれば、屋根下地の不陸調整を行います。この部分は屋根の仕上がりの美しさに直結しますので、丁寧に施工を行います。
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STEP4コンパネ下地施工
不陸調整後はコンパネ(12mm)下地を施工していきます。
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STEP5ルーフィングの施工
屋根下地の補修完了後、ルーフィングの施工を行います。ルーフィングは、屋根の二次防水を担っているものですので、丁寧に施工していきます。葺き替え工事は、このように屋根の下地部分から補修することができますので、屋根を新品のようにすることができ建物の寿命を延ばすことにもつながるのです。
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STEP6スマートメタルを施工して葺き替え工事完了
最後に新屋根材であるスマートメタルを施工して、今回の葺き替え工事は完了です。瓦屋根から軽量な金属屋根への葺き替えですので、大幅に屋根重量が軽量化され、建物の耐震性能も向上したでしょう。近年では、頻発する地震対策として、屋根軽量化リフォームに踏み切る方が増加しています。地域によっては補助金などが利用できますので、一度確認してみましょう。
まとめ
今回は、大阪市福島区で行った屋根の葺き替え工事を画像と共にご紹介してきました。今回の工事は、雨漏りのお問い合わせをいただき、現地調査を行った所、台風の影響によって複数個所に屋根材のズレが見られたため、スマートメタルによる葺き替え工事をご提案させていただきました。雨漏りを止めるだけであれば、部分的な屋根修理でも可能だったのですが、屋根下地の劣化も進行していることもありますし、今後の災害対策を検討した場合、屋根の軽量化が実現できる金属屋根素材への葺き替えが最もオススメだったため、今回の工事となったのです。
日本は、毎年必ず台風が上陸する国ですが、それ以外にも地震の発生数が非常に多い国として有名です。さらに近年では、豪雨による水害も増加しているなど、さまざまな災害への心構えが非常に重要になっているのです。こういった自然災害が発生した時には、多くの住宅被害が出るものですが、できるだけ災害による被害を減らすためには常に住宅の屋根や外壁の状態を万全に保つことが重要です。例えば、近年販売されている屋根材などは、風速60m/sを超える強風でも、何の影響も出なかったというメーカー試験結果もあるなど、災害対策のこともしっかりと考えられているのです。しかし、住宅のメンテナンスを怠ってしまった場合には、本来屋根材が持つはずの耐久力を発揮できずに、災害で大きな被害が生じてしまう危険があります。つまり、住宅を守っていくためには、定期的に住宅の点検を行い、小さな損傷のうちにしっかりと補修していく体制を作っておくのが非常に重要になるのです。メンテナンスにはコストがかかってしまう…と考えるかもしれませんが、大規模な修理工事を防げると考えれば、定期的なメンテナンスが最も安価に住宅を維持できる方法になるのです。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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