こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
屋根は建物の中でも非常に重要な役割を持った部材です。住んでいる人を雨風から守る為に常に過酷な環境下にさらされる屋根には、劣化を招く原因も数多くあります。台風などの外的要因で屋根が破損することももちろんありますが、普通に過ごしているだけでも日々劣化は進んでいるものです。そんな劣化の進んだ屋根で「いざ屋根の葺き替え工事だ」と思った時、「どこに頼めばいいんだろう?」「どんな工事が必要でどの程度の費用がかかるんだろう?」と悩んでしまうものですよね!実際に屋根の葺き替え工事には『定価』といったものはなく、業者さんによってかなり費用に差があるものです。
そこで今回は屋根の葺き替えパターンや葺き替えが必要か自分で見極めるためのポイントなどをまとめてみたいと思います!
葺き替え工事と言っても様々!よくある葺き替えパターンは?
屋根の葺き替え工事が具体的にどのような工事になるのかは以前記事にまとめていますので、是非そちらもご覧ください。それではまず屋根の葺き替え工事における主なパターンをご紹介したいと思います。
PATTERN.1古い瓦屋根を新しい瓦屋根に葺き替え
古くなった瓦を新しい瓦に葺き替える工事です。和瓦などは非常に耐久性が高く100年以上持つとも言われていますが、素材の特徴で『重い』というデメリットがあります。近年、地震に対する対策のため、重い屋根は敬遠される傾向にあります。そのため、まだ十分使えるような瓦屋根でも軽量な新しい瓦に葺き替えする工事も増えています。特に弊社でも取り扱っているケイミュー社の『ROOGA』等は従来の瓦と比較すると半分以下の重さなので非常に人気が高いです。
工事費用は業者さんや使用材料によって変わりますが「15,000円~27,000円/㎡」程度です。
PATTERN.2古い瓦屋根を新しいスレート屋根に葺き替え
古くなった瓦屋根を新しくスレート系の屋根材に変更して葺き替えるパターンです。瓦屋根⇒スレート屋根への葺き替えなので建物の外観イメージはかなり変わりますね。「瓦屋根へのこだわりがある!」等といった方以外は大幅に屋根の重量を軽量化できるためオススメできるパターンです。
一般的な工事費用は「12,000円~21,000円/㎡」程度です。スレート系は屋根材の種類は豊富にある為選択の幅が広いのもうれしいですね。
PATTERN.3古いスレート屋根を新しいスレート屋根に葺き替え
これは古くなり、屋根材に亀裂が入ったり、苔などの汚れが目立ってきた時に新しいスレート屋根材に葺き替えるパターンです。スレート系の屋根材もどんどん進化しており、従来の物より耐久性も高い為、葺き替えることで最終的にメンテナンスコストを抑えられる場合もあります。
一般的な工事価格は「11,000円~18,000円/㎡」程度です。スレート系の屋根材は種類も多いのでどのような機能を持たせたいか業者さんに詳しく相談してみましょう!
PATTERN.4古いスレート屋根を新しくガルバリウム鋼板に葺き替え
古くなったスレート屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えるパターンです。ガルバリウム鋼板は非常に軽量で安価な屋根材という事で屋根のリフォームではトップシェアを誇ると言われる屋根材です。金属屋根に属しますが錆などへの耐久性は非常に強いです。
一般的な施工費用は「9,000円~18,000円/㎡」程度です。ただしガルバリウム鋼板には多くの種類があります。耐久性が高くなるほど単価も高くなりますので、予算や希望に沿った種類をうまく選択しましょう。
PATTERN.5古いトタン屋根を新しいガルバリウム鋼板に葺き替え
トタン屋根は、昔の日本では多く使用されていた金属屋根材です。非常に軽量で施工がしやすい特徴を持っていますが、錆などへの耐久性が低い為、現在一般住宅などにはほとんど使用されません。錆びてしまったトタン屋根は錆などへの耐久性が高いガルバリウム鋼板へ葺き替えられることが多いです。
屋根の葺き替え時期や見極めポイントは
屋根は使用している屋根材によって劣化の速度や問題になるポイントが大きく異なります。「見た目にもボロボロになった」、「直してもすぐ他の場所から雨漏りする」などといったわかりやすい現象がない限りその見極めポイントなどはわかりにくいものですよね。そこでここでは一般的な葺き替え時期や見極めポイントをご紹介します。
POINTまずは屋根材による葺き替え時期の違い
まずは使用している屋根材による一般的な葺き替え時期(寿命)をご紹介します。あくまでも一般的な時期なので、外的要因などで変わります。
- スレート:10~15年
- 日本瓦:25~30年
- トタン屋根:6~10年
上記が一般的な屋根材の寿命です。ただしこれは屋根材のメーカー等が発信している一般的な寿命です。実際には多くの方が屋根の定期的なメンテナンスを行っていないと言うのが現実で、メーカーの発信する寿命よりも前に屋根リフォームが必要になっていると言う事例が多くあります。
屋根は定期的なメンテナンスを行うことで長く使うことができるようになる為、定期的にメンテナンスをすることをオススメします。
POINT葺き替え時期の見極めポイント
屋根の葺き替え時期は屋根自体が出すサインで自ら気づくことも可能です。一般の人でも判断できるようなものを下に挙げてみます。
- スレート材や屋根瓦に多数のひび割れがある場合
- 屋内の天井にシミが出来ている場合
- 室内の特に湿気がないはずの部屋などの壁にカビが生えている場合
- スレート材や漆喰部分に苔やカビが生えている場合
- 瓦がずれて不揃いになっている場合
- 少し強い風が吹くと屋根の上から異音がする場合
- トタン屋根などの金属屋根がサビで赤くなっている場合
- 15年以上何の点検、メンテナンスを行っていない場合
- 複数の箇所で雨漏りしている場合
一般の方でも比較的にわかりやすいポイントとして上記の様なものがあります。上に上げたポイントの中で複数(3~5個)当てはまるようであれば早いうちに葺き替え工事を行った方が良いと考えられます。一度業者さんを呼んで調査してもらうことをお勧めします。
葺き替え工事のメリット
今回は葺き替え工事の時期や一般的な費用についてご紹介しました。葺き替え工事となると屋根を新しく作り直すという事なので、部分的な補修などと比較するとやはりそれなりのコストが発生します。しかし、新しくした屋根は生まれ変わるという事ですので、屋根や建物の寿命が延びるという事にもつながります。新しく使用する屋根材によってはメンテナンスの間隔も大幅に緩和されるようなものもありますので、数年に一度屋根塗装をする事などと比較すると最終的にはコスト削減になるといった場合も多いです。他にも近年の屋根材は軽量化されているものがほとんどの為、建物自体を耐震化できるという大きなメリットがあります。
ゼファンでは、「現在の屋根の状況がどうなのか?」「葺き替え工事したいけどどのような屋根材にすればいいのか?」等、工事の前からプロの職人が最適な材料や工法をご提案していますので屋根に関する疑問があればお気軽にお問い合わせください。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根工事を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円で屋根のお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください!