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2022.01.11

【事例あり】工場や倉庫の屋根の種類|メリット、デメリット、メンテナンス時期

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工場の屋根がもうボロボロだ…」
「修理したいけれど、どんな屋根の種類があるかわからない」

とお悩みの方へ。

工場の屋根はいくつか種類があり、それぞれの特徴を考慮して屋根材を選ぶ必要があります。工場の屋根リフォームは高額なので慎重な業者選びが重要で、お客様自身も基礎知識を持っていなければいけません。

そこでこの記事では、工場の屋根材の種類メンテナンス時期実際の施工事例を金額とともにご紹介します。この記事を読めば、工場の屋根についての基礎知識を得ていただけます。

工場の屋根の種類は4つ

工場の屋根材として使われるものは、主に以下の4種類です。

  • 小波スレート
  • 大波スレート
  • 折半屋根
  • 瓦棒屋根

順番に解説します。

小波スレート

小波スレートとは、細かく波打ったようなデザインが特徴のスレート材です。JIS A 5430という規格により幅720mmと定められた、繊維強化セメント板のことを指します。

小波スレートや後述する大波スレートは波型スレートといわれ、2004年以降に生産されたスレートには、人体に有害なアスベストを使用していません。

耐久性が高く、酸や高熱にさらされない限りは年月が経っても材質が変化しにくい点が特徴です。耐久年数は約25年で、他の素材と比較しても決して短くありません。ただフックボルトという金属で固定するため、防水処理が甘ければそこから水が浸入しが広がるリスクがあります。

大波スレート

大波スレートはJIS A 5430によって幅950mmと定められたスレート材のことです。前述した小波スレート同様にアスベストを含まず、安心安全かつ耐久性に優れています。

さらに大波スレートは遮音性に優れており、雨音といった屋根の騒音を小さくすることで工場内の環境を快適にしてくれます。

折半屋根

折板屋根とも呼ばれる折半屋根は、折半屋根プレハブや倉庫によく使われる屋根材です。身近な場所でいうと、自転車置き場体育館などでも使われています。

折半屋根は断面が台形になっている金属銅板で、最近では住宅でも人気があるガルバリウム鋼板が使われるケースが一般的になってきました。

耐久性や対候性、デザイン性を高めたフッ素鋼板やカラーステンレスもありますが、これらは価格が高いため使われるケースは多くありません。

瓦棒屋根

瓦棒屋根は、簡単に言うとトタン屋根のことです。コの字の溝板の両脇に一定間隔で瓦棒が並んでおり、雨はこの瓦棒を伝って流れていきます。排水を考慮した屋根の種類ですが溝板だけでは限界があり、現在使っている工場はそう多くありません。

今では瓦棒屋根のような既存屋根にガルバリウム鋼板で形を合わせ、カバー工法で施工するケースが一般的です。

ガルバリウム鋼板は耐久性の高さなど他の建材よりもメリットが多く、今人気の屋根材です。最近ではさらに耐久性能がアップしたSGL鋼板などもあり、工場の屋根としても人気があります。

工場屋根の種類別メリット・デメリット

工場屋根には、小波スレート、大波スレート、折半屋根、瓦棒屋根の4種類があるとご紹介しました。次はそれらの屋根材について、種類別にメリットとデメリットを解説します。

小波・大波スレートのメリット・デメリット

小波スレート・大波スレートについて、メリットとデメリットを解説します。

メリット

スレートのメリットは、耐久性・耐火性の高さと安価である点が挙げられます。工場を火災など災害から守るためにも、使う建材は丈夫でなければいけません。また、耐火性や断熱性に加え遮音性に優れている点もメリットです。人が最も聞こえる250~1000 Hz帯の音に対する遮音性が高く、他の建材と比べて室内に雨音が響きません。

デメリット

スレートのデメリットは、耐用年数の低さが挙げられます。波型スレートの場合10年毎に塗り替えが必要で、ガルバリウム鋼板を合わせて耐久性を上げる折半屋根などと比べると手間がかかります。

折半屋根のメリット・デメリット

折半屋根のメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

折半屋根のメリットは、強度の高さと軽量である点が挙げられます。折半屋根は表面に凹凸があり、屋根の強度を高めてくれるのです。また軽量であるため建物への負担が少なく、耐震性も高められます。

デメリット

折半屋根のデメリットは、錆びる点と耐熱性の低さが挙げられます。屋根の錆びは放置すると雨漏りにつながるため、リフォームが欠かせません。防錆加工を施した屋根材を使うといった対策が必要です。

瓦棒屋根のメリット・デメリット

瓦棒屋根のメリット・デメリットを解説します。

メリット

瓦棒屋根のメリットは、軽量である点と費用の安さが挙げられます。金属屋根である瓦棒屋根は軽量で、建物に大きな負担をかけません。さらに材料費が安く施工方法もさほど難しくない点から、費用を抑えた施工ができます。

デメリット

瓦棒屋根のデメリットは、遮音性の低さと断熱性の低さです。金属製である瓦棒屋根は音が響きやすく、雨音は室内で大きく聞こえてしまいます。また熱を通しやすい金属屋根なので断熱性は低く、断熱材が欠かせません。

工場の屋根のメンテナンス時期

工場で一般的に使われる波板スレート、折半屋根、瓦棒屋根の種類について、それぞれのメンテナンス時期を一覧でご紹介します。

屋根材メンテナンス時期
波板スレート(小波・大波スレート)5~7年
折半屋根10~15年
瓦棒屋根(トタン屋根)5年~12年

大波・小波を含むスレート材は、約5~7年を目途に定期点検が必要です。塗り替えなどのメンテナンスは約10年で、15年を過ぎると棟の交換、約30年を目途に屋根材の全体交換となります。

また折半屋根は、10~15年を目安に塗装や定期点検といったメンテナンスを行います。寿命についてはトタンを使っているなら15年、ステンレスなら約50年と素材で大きく異なります。

瓦棒屋根は表面に塗装している塗料の材質で塗り替え(メンテナンス)時期が異なります。アクリル塗料なら5~8年、ウレタン塗料なら8~12年です。

工場の屋根種類ごとの屋根材の料金相場

屋根の種類や施工方法・面積によって費用は大きく異なります。工場の屋根修理でよくつかわれる屋根材の単位面積当たりの料金について、当社ゼファンでの屋根材費用を紹介します。

  • 大波スレート…6,500円/㎡~
    (MSリフレアルーフⅡ、リファインルーフ650など)
  • 折半屋根(88タイプ)…6,500円/㎡~

屋根工事の場合、上記の屋根材費用以外に仮設足場代現場管理費などが必要です。具体的な施工事例については、金額や日数とともに次で解説します。

工場屋根の実際の工事事例

実際にゼファンにご依頼いただいた工場屋根リフォームについて、4つの事例をご紹介します。

事例1 大阪府 大東市 倉庫屋根カバー工法 (リファインルーフ650)

屋根カバー工法でリファインルーフを施工した事例です。施工面積は260㎡の切妻屋根で工期は1日費用は約180万円(足場代抜)です。明るい色の屋根材でリフォームしたことで、清潔感のある屋根になりました。

既存屋根は大波スレート、カバー工法によってリファインルーフのミストホワイトという色の屋根材で施工しました。工場の屋根カバー工法を行う時期の目安は、およそ築20年~です。ドローンを使った現地調査も行うので、屋根の状態や全体を確認していただけます。

大阪府 大東市 倉庫屋根カバー工法 (リファインルーフ650)

事例2 奈良県 磯城郡 倉庫屋根カバー工法(リファインルーフ635)

こちらも屋根カバー工法でリファインルーフを施工した事例です。施工面積は279㎡の切妻屋根で、費用は約180万円となりました。

既存屋根は小波スレート屋根で、新しく施工したものはリファインルーフ635という屋根材です。建設業関係のお客様ということもあり、屋根工事にお詳しくご希望の工事も明確でした。今回のリフォームでは、屋根カバー工法と雨樋掛け替え工事、角波鉄板による外壁貼り替え工事をさせていただきました。

奈良県 磯城郡 倉庫屋根カバー工法(リファインルーフ635)

事例3 大阪府門真市 大波スレート屋根カバー工法(MSリフレアルーフⅡ)

貸倉庫オーナー様のご依頼で、カバー工法でMSリフレアルーフⅡを施工した事例です。施工面積は570㎡の切妻屋根で、ベンチレーターが2か所あります。費用は350万円で、職人16人で1日で工事を完成しました。

既存屋根は大波スレートです。昔工場屋根で一般的に施工されたいた波型スレートはアスベスト含有のため、葺き替え工事を行うケースはほとんどありません。撤去費用や屋根材解体費で費用が大幅にアップするため、今回は厚み0.05mmのガルバリウム鋼板を成形したMSリフレアルーフⅡを重ね張りしています。

安全かつ費用を抑えたカバー工法で、工場の屋根が美しくなりました。

大阪府門真市 大波スレート屋根カバー工法(MSリフレアルーフⅡ)

事例4 大阪市都島区 リファインルーフ650 屋根88折半 屋根カバー工事

津熊鋼建のリファインルーフ650でカバー工法をさせていただいた事例です。倉庫屋根全面の改修工事となり、施工面積は約950㎡の切妻屋根、下屋2か所とベンチレーター4か所で、施工費用は675万円です。

既存屋根は大波スレート88折半という2種類の屋根材を使っており、ご依頼主は当初塗装もお考えでした。塗装工事ももちろん可能ですが、塗装後は再塗装やカバー工法が必要です。そこで弊社がカバー工法をご提案し、施工させていただきました。

スレート屋根では台風や災害などで不安な部分も多いものです。ゼファンは工場のような非住宅工事も多く請け負っておりますので、ぜひご相談ください。

大阪市都島区 リファインルーフ650 屋根88折半 屋根カバー工事

まとめ

工場の屋根について、その種類や費用相場、施工事例をご紹介しました。この記事をまとめます。

  • 工場で使われる屋根材は、波板スレート(大波・小波)、折半屋根、瓦棒屋根の4種類
  • メンテナンス時期は、波板スレートが5~7年、折半屋根が10~15年、瓦棒屋根が5~12年
  • 工場の屋根リフォームは、既存屋根を撤去しないカバー工法が一般的

工場屋根は住宅より面積が大きく、費用がかかります。そのためリフォームのタイミングについて悩む人も少なくありません。

ゼファンは屋根修理を専門として、関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)の屋根リフォームを請け負っています。

屋根工事から外壁工事までを専門に行っており、間に工務店が入りません。そのため中間マージンが発生せず、「安くて良い工事」を得意としています。お客様が納得されるまで職人が自ら見積書の説明を行い、施工中に発生しそうな事柄があれば、事前に説明することも可能です。

屋根の事でお困りなら、ぜひゼファンまでご相談ください。

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