こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
いつも時間を見つけてはせかせかと記事の製作を進めているのですが、今回の記事はこの冬最大級の寒波が日本全体を襲っている真っ只中に書いていまして、大阪市内でも日中の最高気温が5℃程度と非常に厳しい冬を皆様も体感しているのではないでしょうか。そこでと言ってはおかしいですが、今回は外壁塗装や屋根塗装を行う『時期』に注目したいと思います。
皆さんも「寒い冬は塗装工事しない方が良い」などといった話を聞いたことがある人がいると思います。しかし、本当のところはどうなんだろう？と思いませんか。特にここ最近の大阪でも最高気温が5℃等といった気候の場合、東北や北海道などの塗装屋さんは仕事にならないんじゃないかと少し心配してしまいますよね。
そこで今回は「塗装工事を行ってはいけない時期」があるのか、「寒い冬に施工しても塗装工事は問題ないのか？」についてご紹介したいと思います。因みに、以前「塗装工事の最適な時期は？」的な記事も書いたのでそちらもご覧いただければと思います。
寒い冬の塗装工事は品質が悪くなるの？
それでは寒い冬場に行う塗装工事ってどうなの？という事についてご紹介していきたいと思います。外壁塗装や屋根塗装等の塗装工事は建物のリフォームの中でも出費の大きい工事に分類されるもので出来るだけ品質の高い施工を望むのは皆さん一緒ですよね。
そこで気になるのが「寒い日に塗装って良くないって聞いたけど…」や「最適な時期っていつなの？」という事なのですが、答えから言ってしまうと『塗装はどの時期に行っても、品質はあまり変わらない』という事です。近年開発の進んでいる塗料は飛躍的にその性能が上がっており、塗料によっては夏用や冬用と使い分けられる塗料もあるほどです。皆さんに知っておいて欲しいことは、塗装工事の品質を決める心配要素は『季節』ではなくて『施工条件』にあるという事です。
POINT塗装工事の施工条件って？
それでは塗装工事の品質を左右する施工条件とはどのような物なのでしょう？塗装工事に使用する塗料にはメーカーが決めているカタログ性能があります。そこには基本的に『塗装場所の気温が5℃未満、もしくは湿度80％~85％以上』の場合は塗装を避けるようにと記載されています。塗料メーカーの注意書きなわけですからもちろんこの条件はクリアしなければいけませんね。
なぜ気温が5℃未満や湿度が80％以上の場合がダメなのかというと、この施工条件下の場合は塗料の渇きが非常に悪くなってしまう為です。この条件下で施工を行った場合、せっかく塗った塗料が本来の性能を発揮できず、耐用年数が経っていないにもかかわらず剥がれ落ちやすくなってしまいます。その為、施工時の最低気温と湿度条件が定められているんですね。
気温5℃以上が施工条件となると冬場は仕事にならないと言う塗装屋さんが全国にたくさんありますよね。そのような寒冷地の塗装屋さんは厳しい環境下で創意工夫して塗装工事を行っていますので、特定条件での施工はその地域の塗装屋さんの生の声を重要視してください。このサイトは大阪や兵庫県など関西地方の条件を主にご紹介しています。
冬場の塗装工事の注意点
上述の通り塗装工事の品質は冬という『季節』ではなく気温や湿度などの施工条件に左右されるという事が分かっていただけましたね。塗装工事は基本的に雨の日が少ない春や秋に行う事が良いと言われますが、これは塗料のベストコンディションが気温20℃、湿度60％位だからです。ただし、冬場に塗装工事を行う場合、気温や湿度以外に気を付けるポイントは存在しますのでそれもご紹介しておきます。それは『日照時間』です。夏場であれば19時ぐらいまで明るいのが普通ですが、冬場となれば16時過ぎには暗くなりますよね。その為、乾燥・養生の時間を考えると冬場の塗装工事は15時ぐらいまでしか作業が出来ないといった事が普通です。しかも朝露などが下りる日は作業開始時間が遅れる事もあり、夏場の塗装工事などと比較すると全体の工期も長くなってしまいます。
しかし、長い工期が嫌だからと「○○日までに絶対に工事を終わらせて」等と厳しい納期を決めることはお勧めできません。厳しい納期が設定されてしまうと、多少の悪条件化では強硬施工をせざるを得なくなる場合もあり、満足のいく品質に仕上がらない時などがあるからです。何事も余裕を持って行う方が最終的な仕上がりは良くなるものです。
塗装工事は余裕を持った計画が重要！
今回は「冬場の塗装工事は避けた方がいい」と言われる件についてご紹介しました。塗装工事は季節が問題なのではなく、その施工条件が問題なのだという事が分かっていただけたのではないでしょうか？冬場は日照時間や気温など施工が難しい条件になる事が多い為、冬場の施工は避けた方が良いと言われるようになったのだと思いますが、実際には施工条件を日々判断しながら行えば仕上がりの品質などには全く問題がないと言ってもいいです。
しかし、朝露で施工面が濡れてしまう場合や日照時間の少なさ等の施工条件によっては作業時間が少なくなることを考慮すると、夏場などより全体の施工期間が長くなってしまうという事はデメリットかもしれませんね。実際に施工を考えている方は、現在の外壁や屋根の状況を見て「今すぐに行わないとまずい…」といった何らかの問題がなければ、春や秋などに施工を行うようにしてもいいかもしれませんね。ただし、春や秋は塗装工事の繁忙期でもありますので早めに工事の予約を取っておかないと施工できないといった事にもなりかねません。
外壁塗装や屋根塗装などのリフォームは決して安い工事ではないので出来るだけ余裕を持って計画を立てる事をオススメします。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！
