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2018.10.25

劣化の激しい庇のカバー工事!庇の劣化は雨漏りに直結するので注意です!

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪市大正区で行った、劣化した庇部分のカバー工事をご紹介したいと思います。近年では、都市部の家づくりにおいて、お隣の建物との距離が非常に近い状態にあることもあり、隣地境界線の関係等で庇を取り付けない建物も増えています。したがって、「庇」と聞いてもどのようなものを指しているのかもわからないし、中にはなんて読むかすら知らないという人も多いようですね。
『庇』という漢字は「ひさし」と読むものですが、これは、窓や玄関など、住宅の開口部の上部に取り付けられている、小さな屋根の部分を指しており、部屋の中に直射日光が入ってくるのを防いでくれたり、部屋の中に雨が吹き込んでくることを防いでくれるなど、非常に重要な役割を持っているものです。したがって、建築基準法の隣地境界線に抵触しない場合であれば、必ず取り付けておいた方が良いものと覚えておきましょう。
現在、家の新築を計画中で、庇の有無に迷っているのであれば、迷わず庇を取り付けることをオススメしますよ!

庇が持っている重要な役割って何?

それでは最初に、庇が持っている重要な役割をご紹介しておきましょう。冒頭でもご紹介しているように、近年の家づくりでは庇を取り付けない建物が増えています。もちろん、隣地境界線の関係で庇を取り付けることができない場合もあるのですが、デザイン面だけで無くすことを考えているのであれば、できるだけ取り付けることをオススメします。庇は、普段何の役に立っていないように見えて、非常に重要な役割を持っているのです。

庇の役割とは

  • 直射日光を防いでくれる
    庇は、室内に直射日光が入るのを防いでくれます。さらに単純に防ぐだけでなく、夏の高い日差しは室内に入るのを防ぎ室内温度を上昇させない、冬は日光を取り込み、室内を暖かくする等、日射量の調整まで考えられて作られているのです。庇は日本の四季を考えられて角度計算されている非常に役立つ設備です。
  • 雨を防ぐ
    窓の上に設置された庇は、室内に雨が吹き込むのを防いでくれ、小雨程度であれば窓を開けても問題ありません。さらに玄関などの出入り口の庇は、出入りの際に雨を防いでくれ、非常に生活がしやすくなります。
  • 雨音などの騒音を防ぐ
    台風や大雨の時など、風を伴う雨の場合、その雨が窓や玄関に直接あたる音は非常に騒音になります。時には室内に住む人の安眠を妨害することもありますし、雨音で近隣との騒音トラブルにもなるほどです。庇は、窓や玄関に直接雨が当たるのを防いでくれますので、こういった騒音も防いでくれるのです。
  • 窓が汚れるのを防ぐ
    庇は、窓が汚れるのを防いでくれる役割も持っています。ビルなどであれば、基本的に庇がないことがほとんどで、そういった場合、窓に下に向かって黒いラインが入っているのをよく見かけるでしょう。これは、雨が直接窓にあたり、サッシなどにたまった汚れが雨によって流れ出るからです。庇は、こういった現象も防いでくれるのです。

大阪市大正区で行った庇のカバー工事をご紹介!

それでは、大阪市大正区で、実際に行った庇のカバー工事をご紹介していきたいと思います。今回の工事は、既存で施工されていた庇の板金が経年劣化で錆びていたため、ガルバリウム鋼板でカバー工事を行ったものです。ガルバリウム鋼板は、金属ですが非常に錆などにも強く、軽量なことが特徴です。

STEP1施工前

まずは施工前の庇の状況を見てみましょう。見た目からわかる通り、既存のブリキ板金は錆が目立ち、既存壁取り合い水切り部分も隙間がありますね。このまま放置するとほぼ間違いなく雨漏りしてしまうので、今回はガルバリウム鋼板でカバー工事をご提案しました。

STEP2ルーフィングの施工

既存ブリキの上から、新しく構造用合板12mmとゴムアスファルトルーフィングを施工していきます。ルーフィングは二次防水として非常に重要なので細心の注意を払います。

STEP3ガルバリウム鋼板でカバー工事

今回は、軽量で錆などにも非常に強いガルバリウム鋼板を施工します。カバー工事の場合、既存屋根の撤去もなく、施工費用も安価に抑え、短期間の工事で済むのがメリットですね。

STEP4壁との取り合い部分にも注意!

ガルバリウム鋼板の施工が完了すると、既存壁取り合い水切りの間に変性シリコンを打設します。この部分は雨漏り防止のために非常に重要ですよ!

STEP5施工完了

上画像が施工完了後の画像です。施工前の劣化した状況から考えると、見違えるほどにすっきりしましたね!これで庇部分からの雨漏りも心配ありません。

庇の劣化は雨漏りに繋がります!

今回は、大阪市大正区で行った、劣化した庇のカバー工事をご紹介してきました。本稿でもご紹介したように、庇部分は日本の四季に合わせた建物づくりを行う場合には非常に重要な部位となるため、余裕がある場合には必ず取り付けた方が良いものだといえます。
しかし、建物に庇を取り付けた場合、庇からの雨漏りを防止するには、定期的な庇のメンテナンスが必要になるのも事実です。今回の庇工事のように、一般的な庇にはトタンやブリキなどの板金が施工されていることが多く、古くなった庇部分は完全に錆びている状態の物をよく見かけます。庇板金が錆びて穴が開いてしまうと、そこから雨水が侵入し、建物の雨漏りを招いてしまう危険性があります。庇には大きなメリットはありますが、庇を取り付ける場合、きちんと定期的な点検・メンテナンスを行うように心がけてください!
築年数が経過した建物であれば、庇部分の劣化が目立ってきた…などといった事が非常に多いでしょう。普段はあまり目がいかない部分ですので、これを機会に一度ご確認してみてはいかがでしょう。雨漏りは、屋根から発生するものだとイメージしている人が多いですが、庇が原因となる雨漏りも非常に多いものなのです。

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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