屋根や外壁というのは、建物の中で最も過酷な環境にさらされ続けている部位です。その為、常に紫外線や雨の中の酸性成分、強風などの影響を受け続け、日々劣化が進行しているのです。金属屋根は、経年劣化が進むと屋根材の各所に錆が発生しており、防水のための塗装も剥げる部分が増え放置すると雨漏りの原因になります。こういった劣化は、梅雨時期の長く続く雨で表面化するということが非常に多いものです。梅雨時期に進行するわけではなく、知らないうちにダメージが溜まり、雨の多い梅雨時などに表面化していきます。

和瓦などは重い為、飛びにくいですが、飛来物によって瓦が割れるなどの被害は非常に多くあります。飛来物は屋根以外にも窓ガラスや外壁にもダメージを与えるケースもあります。また強風や突風の場合、自宅の屋根は破損せず持ちこたえても、近隣の家の屋根瓦などが飛んできて屋根破損の原因になる可能性もあります。

近年はゼファンのある大阪でも屋根材が飛ばされる等の被害が発生しています。もともと大阪などでは台風が上陸する前に弱まっている事の方が多い為、ここまでの被害はあまり想定していない方も多いです。
台風は強風と大雨が容赦なく建物を襲う為、屋根や雨樋などが劣化していれば簡単に破損してしまうと言ったことになりかねません。実際に、雨水に耐え切れず雨樋が外れてしまう事や、釘が甘くなっていて屋根材が吹き飛ばされてしまうといった事は非常に多く見られます。雨樋の故障や屋根材の破損は雨漏りの原因となる物で、この破損によって建物内部に水が侵入してしまい、内部が腐食してしまうなどの恐れもあります。そうなってしまうと大々的な建物のリフォームが必要になってくるなど思わぬ大きな出費にもなってしまいます

新築の場合に雨漏りが発生した場合は効果率で施工不良が原因です。
施工不良が原因の場合は施工を行った業者に連絡しましょう。新築やリフォーム工事には瑕疵（かし）保証という施工業者が負担する保証責任があります。そのため建物の引き渡しから原則10年間は無償で修繕対応が可能です。施工不良はあってはならないことですが、このような保証があるためお客様の費用負担はございません。