こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は近年、新築の家づくりや外壁リフォームで、外壁材の主流となっている『サイディング材』について、サイディングを利用した外壁のメリットやデメリットをご紹介していきたいと思います。
そもそも、皆さんは建物の外壁に使われる素材に種類があるという事に、あまり注目することはないかもしれませんね。しかし、外壁にどのような素材を使って作るのかという事は、建物を建てるときやリフォームをする時の施工費に大きな違いも出てきますし、長年住むことを考えた時のメンテナンス方法が大きく異なってくるため、それぞれの素材に関する特徴ぐらいは絶対に覚えておいた方が良いと言えるでしょう。
そこで今回は、外壁材の中でも近年人気の『サイディング』についてご紹介していきたいと思います。サイディング材は、近年外壁材の主役と言っていいほど人気の素材で、もちろんサイディング材が選ばれる事が多くなっているには、理由があるのです。ここでは、デメリットも一緒にご紹介しておきますので、現在、新築や外壁リフォームをお考えの人は参考にしてみてください!
外壁材の種類とは?
それでは最初に、住宅に使用される外壁材の種類からご紹介しておきましょう。冒頭でもご紹介したように、現在サイディングが外壁材の主流ですが、もちろん他にも種類があるのです。
種類 | 特徴 |
---|---|
サイディング | 一言にサイディングと言っても、窯業系、金属系、樹脂系、木質系と種類があります。この中でも窯業系が最も多いですが、近年金属サイディングの人気も高くなっています。デザイン性が豊富で、どのような建物にも合うのが特徴です。 |
ALCパネル | これは、軽量気泡コンクリートと呼ばれる素材を使用した外壁材です。主に3階建て以上のマンションなどに利用される事が多いものです。ただし、近年では一般住宅でも使われるようになっています。 |
モルタル壁 | その名の通り、モルタルを塗り固めた壁です。古い建物はモルタル壁が多いのですが、施工が複雑、コストが高い、亀裂が発生しやすいなどのデメリットから、近年あまり使用されなくなっています。 |
外壁材には、上記の様な種類があり、特に古い家ではモルタル壁が主流でした。近年では、モルタル壁の人気は落ち、サイディングが主流となっていますね。実際に、これから注文住宅を建てようと考えているのであれば、2階建てならサイディング、3階建て以上ならサイディングかALCで選べば問題ないと思います。ただし、最近では亀裂の入りにくいモルタル壁の施工も出来るようになっていますので、モルタルの味わいが好きと言う方はそういった業者に頼むと良いでしょう。
サイディングのメリット・デメリット
外壁材の種類が分かったところで、サイディング壁のメリット・デメリットについて見ていきましょう。上述した通り、日本国内ではモルタル壁が主流だったものが、徐々にサイディングが選ばれる事が多くなったのです。これには、サイディング材の大きなメリットが関わっています。
Meritサイディングのメリット
サイディング材は昭和50年ごろより製造が始まり、最近では高意匠の多色サイディングや高耐久サイディングなど『デザイン性・耐久性・機能性』どれを取っても飛躍的な進化を遂げています。
サイディング材の進化は、非常に早く、実際に10年~20年程度前に使用されていた、当時最高品質のサイディング材は、現在の物とは比較にならないぐらい劣っていると言えます。
近年のサイディング材のメリットを以下にあげてみましょう。
- 耐火性能:標準14mmの厚さとなり、耐火性能が非常に高くなっている
- 品 質:JIS規格によって製品の品質が安定し、消費者は安心できる
- 施工性:非常に扱いやすいので、工期が短く済む
- コストが安い:工場製造で完成品が届くため、施工現場での作業が少なく低コストで施工が可能
- デザイン性が良い:タイル調、石張り調、木目調等、非常にデザイン性が豊富なうえ、本物に近い風合いを出せるようになっている
サイディング材には、上記の様なメリットがあり、特にデザイン性、施工性、コスト面は消費者にとってサイディングを選択する決め手になっています。
Demeritサイディングのデメリット
ここまでの情報だけだと、外壁材の材料選びはサイディング一択の様に思えますよね。しかし、もちろんサイディング材にもいくつかデメリットはあるのです。
サイディング材の最大のデメリットは、モルタル壁と比較するとメンテナンススパンが短いという点です。つまりこれは、サイディング材は、モルタル壁よりもメンテナンスコストが高くなる可能性があるとも言えます。
サイディング材自体は、近年非常に耐久力も高くなっているのですが、サイディング壁という物は『サイディング』だけで出来ているわけではないのです。どこか『瓦屋根』に似ている気がしますが、サイディング壁は、サイディングとサイディングの隙間を埋める為にシーリング材が詰められており、このシーリングはサイディング材ほどの耐久力がないのです。シーリングが劣化してしまうと、もちろんの事外壁に隙間が出来てしまうため、そこから雨漏りにつながってしまいます。モルタル壁も亀裂が入る事があり、それを埋める為に補修を必要とするのですが、シーリングの劣化程の頻度ではありません。このような理由で、サイディングはメンテナンススパンが短くなるのです。
他にも、近年のサイディング材で人気の多色サイディングの場合、かなり早い段階で塗り替え工事を行わなければ高意匠の多色デザインを維持できないと言うデメリットを持っています。外壁は、常に紫外線などの影響を受けていますので、10年以上経過すればチョーキングが発生する場合があります。その場合は、色塗りになってしまうので、元々あった高意匠の多色デザインがなくなり、シンプルな外壁になってしまうのです。
定期的な点検・メンテナンスが建物を守ります!
今回は、近年の外壁材の主流であるサイディング材について、その特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。本稿でもご紹介した通り、近年のサイディング材は品質も安定しており、デザイン性、施工性が高くさらに低コストで導入が出来るという点で人気が高くなっているのです。特に最近では、多色プリント性能が非常に進化している事もあり、今まで難しかった非常に精巧な凹凸のあるデザインなど、見た目からも驚かされるサイディング材も続々登場しています。
もちろん、上述したようにメンテナンス面ではスパンを短く定期的なメンテナンスが必要であると言うデメリットも存在しますが、理想の建物を作るときには絶対に欠かせないのがサイディング材なのではないでしょうか?
ゼファンでは、ケイミュー社の光セラ等の施工事例も豊富にありますので、外壁リフォームをお考えであれば是非お気軽にお問い合わせください!
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