こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、大阪府守口市で行った瓦屋根の棟積み替え工事を画像と共にご紹介していきたいと思います。瓦屋根の中でも、最も雨漏り原因になる事が多いと言われるのは、屋根の谷部分ですが、今回ご紹介する屋根の棟部分も雨漏り原因となる事が非常に多い部位ですので注意が必要です。
屋根の棟部分は、雨漏り原因となる事が多いのですが、さらに棟部分は構造上雨漏りの原因となる箇所が複数あると言う非常に厄介な部分でもあります。簡単にいくつかご紹介すると、棟に施工されている漆喰が劣化する、地震の揺れで棟瓦がズレるor崩れる、強風で棟瓦がズレるor崩れる、棟瓦が何らかの理由で割れる等々、上げればキリがないほどの理由が存在しています。しかも、棟部分は屋根の中でも最上部にある部分ですので、一般の方が屋根の下から確認しようと思っても、棟が完全に崩れている等でない限り、気づく事すら難しいと言う困った部分でもあるのです。
しかし、雨漏りという物は、一度発生して建物内に水が侵入してしまうと、関係のない部材まで水がまわり腐食させてしまうといった非常に恐ろしいものです。時には、ほんの小さな劣化が引き起こした雨漏りで、建物の構造上重要な柱などを腐食させてしまい、建て替えが必要になるなどといった事もあるほどです。
屋根の棟などは、普段あまり目を向ける場所ではないからこそ、定期的に点検・メンテナンスをしてあげる事が建物を守る為には非常に重要になりますよ。
屋根の棟ってどこ？役割って何？
それでは最初に、『屋根の棟』とは何なのかという部分に少し触れておきましょう。棟とは、屋根の頂上部分で、屋根が交差して山形に稜線になっている部分の事を指しています。また、屋根が交差する形によって、棟の種類や屋根の形状の呼び名が決まってくるのです。屋根の形状による棟の名称は以下の様に分かれています。
- 大棟（おおむね）
切妻屋根、寄せ棟、入母屋等の屋根形状で、その屋根の再上部にある水平な棟の事を『大棟』と呼びます。また、『陸棟』と呼ばれる場合もあります。 - 隅棟（すみむね）
隅棟は、寄棟造等で平屋根と妻屋根が交差する稜線の事です。建物を真上から見た時に、大棟から四隅の軒先に斜めに向かって流れている棟の事です。 - 降棟（くだりむね）
切妻造等の建物で、大棟から屋根の流れに沿っての下って行くものを降棟と言います。 - 稚児棟（ちごむね）
瓦屋根で、隅棟の先が2段になっている場合、下方の短い棟を稚児棟と言います。
棟は、上記の様に屋根形状によって呼称されます。
また屋根の棟は、屋根同士が交差し、屋根の分水嶺となる部分ですので雨仕舞いに関わる非常に重要な部分です。この部分が劣化してしまうと、棟部分からの水の侵入や、瓦がズレてしまう事による水の侵入で雨漏りを引き起こす可能性が非常に高くなります。
守口市で行った棟積み替え工事をご紹介！
それでは、大阪府守口市で行った屋根の補修工事をご紹介します。今回の工事は、既存の棟を一度解体し、新たに南蛮漆喰を施工し棟の積み替えを行いました。南蛮漆喰は、通常の漆喰と比較して、強度が強いという事が特徴で、地震や強風の対策のために棟の補修を行いたいと言う方には非常にオススメの改修方法です。現在、棟のメンテナンスをお考えであれば、一度ゼファンにお問い合わせください！ご予算やご希望に沿ったご提案をさせていただきます。
STEP.1施工前
まずは施工前の棟の状態です。瓦屋根の棟部分は、地震や強風などで崩れてしまう可能性が非常に高い部位で、屋根の雨漏り原因となる事も非常に多いです。また、屋根下から劣化状態などがなかなか確認できない部分でもあるので、気づいた時には雨漏りしていたといった事も珍しくありません。台風の影響は毎年必ず受けているので、定期的に劣化が進行していないか点検するようにしましょう。
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STEP.2既存屋根材を撤去
まずは既存の瓦屋根に施工されていた棟を解体します。棟部分に施工されていた葺き土も丁寧に撤去していきます。解体した棟瓦を再利用できるのが瓦屋根のメリットの一つです。
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STEP.3シルガード（南蛮漆喰）を施工
棟芯木を並べ、シルガード（南蛮漆喰）をしっかりと詰めていき、上部には棟瓦を固定するための貫板を設置します。南蛮漆喰は通常の漆喰と比較すると『強い』という特徴がある為、近年の棟積み替え工事などで非常によく利用されます。
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STEP.4棟瓦を戻して固定
最後に一度撤去した棟瓦を並べていきます。瓦は全屋根材の中でも最も耐久力がある素材で、一度撤去した物でも再度利用できるのが大きな特徴と言えます。
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STEP.5棟積み替え工事完了
棟瓦をしっかりと固定して棟積み替え工事は完了です。これで雨が降っても雨漏りの心配などはありませんね！
棟のメンテナンスは定期的に！
今回は大阪府守口市で行った、瓦屋根の棟積み替え工事を画像と共にご紹介しました。瓦は、非常に耐久力が高い事が特徴で、全屋根材の中でも最も強いとも言われるものです。その為、瓦の中には、特に外的要因がなければ100年以上経過しても問題なく使用できると言うほどです。
しかし、瓦屋根に使用されている漆喰などの副材は、瓦ほどの耐久力は持っておらず、平均すれば10年程度でメンテナンスを必要とするものだという事を忘れてはいけません。また、瓦屋根の中で、棟部分は屋根の谷と並んで雨漏りの原因になる事が非常に多い部分と言えます。特に、屋根の頂上部分に位置する棟は、地震での揺れや、台風などの強風の影響をモロに受けてしまう為、長年メンテナンスなどを放置してしまうと、崩れてしまうといった事が非常に多いのです。
屋根の棟は、屋根の瓦を繋ぎ止めている非常に重要な部位である為、この部分に不具合が発生してしまうと屋根からの雨漏りを引き起こす可能性は非常に高くなってしまいます。その為、建物を守る為にも定期的にプロの職人さんに点検・メンテナンスをしてもらう体制を作る事をお勧めします。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！
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