こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は大阪府門真市で行った屋根葺き替え工事の施工事例を画像と共にご紹介したいと思います。今回の屋根はモニエル瓦を使用した屋根で、お問合せをいただいた理由は屋根の隙間から動物が侵入して困っていると言う事でした。屋根裏への動物の侵入は動物の足音による騒音や、糞尿による建物への被害など様々な問題がある為、早急に対応する必要がありますよね。TVなどで侵入する動物を駆除すると言った番組が放映されているのを見たことがあると言った方は多いかもしれませんが、これは建物にとって根本的な対策が取れているとは言えません。というのも、屋根の隙間は何も動物の侵入経路としてだけの問題だという訳ではなく、建物として一番の問題となる『雨漏り』の原因となる物だからです。屋根の隙間から雨水が建物内に侵入し、建物を腐食させるなどといった事になれば最終的に大規模なリフォーム工事が必要になるなどの大きな問題が発生する可能性もあります。
屋根の隙間を見つけた場合は、将来の事も考えてしっかりと対策をすることをオススメします!
あまり聞いたことないモニエル瓦ってどんなの?
『モニエル瓦』とい名称は一般の方であればあまりなじみのないものかもしれませんね。この瓦は1973年から日本で販売されていた瓦で正式名に「乾式コンクリート瓦」と言われるものです。形状はほとんどが波打っている形状ですが、スレート材の様に平板の物も存在しています。この瓦はセメント瓦とよく似ていると言われますが、小口部分が凸凹しているものがモニエル瓦です。
モニエル瓦を使用した屋根は、経年劣化で表層部分が劣化している事がよく見受けられますが、実は基材(瓦)自体はしっかりしているという事が多く、優秀な屋根材です。しかし、現在では製造メーカーが解散しているため、部分補修をしたい場合などには瓦問屋に在庫が残っているか確認する必要があります。また、モニエル瓦は再塗装の際に注意が必要です。それはモニエル瓦の表層にはスラリー層と言われる着色されている層があるのですが、塗装前にこのスラリー層を徹底的に高圧洗浄で洗い落とす必要があるという事です。古く劣化したスラリー層の上から塗装を行ってしまうと古いスラリー層ごと新しい塗装が剥がれてしまうといった事がある為です。
上記の様な理由もあり、モニエル瓦はタイミングを見て葺き替え工事をするほうが良いかもしれませんね。
大阪府門真市の屋根葺き替え工事施工事例をご紹介!
それでは大阪府門真市で実際に行った葺き替え工事を画像と共にご紹介したいと思います。今回施工を行った建物は、屋根の隙間から動物が侵入するとの問い合わせがあったため行った工事でした。屋根は日々過酷な環境にさらされ続けている部位なので、いつの間にか屋根に隙間ができる等といった事は多くあります。屋根の隙間は雨漏りの原因ともなりますので、見つけた時は早急に補修することをオススメします。
STEP.1施工前
上画像は施工前の画像です。既存屋根材のモニエル瓦の劣化も目立ちます。また今回は屋根の隙間から動物が侵入するとの事で、庇の隙間を無くすためガルバリウム鋼板へと改修しました。
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STEP.2既存屋根材の撤去
まずは、既存屋根材を撤去します。屋根土がないので作業もスームーズに進みました。
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STEP.3下地施工
既存屋根材の撤去が完了したら、屋根の不陸調整とコンパネ下地を施工していきます。屋根の下地をやりかえ出来るのは葺き替え工事のメリットです。下地は屋根の基盤となる物なのでしっかり丁寧に施工します。下地完了後その上に防水シートを施工します。これで二次防水も完璧です。
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STEP.4新屋根材『ROOGA鉄平』の施工
下地完了後、下から新屋根材の『ROOGA鉄平』を施工します。ROOGA鉄平は厚みのある屋根材で建物の存在感も上がりますね!因みにROOGAの施工はメーカーに認定されたROOGAショップでしか行えません。大阪、兵庫、京都等、関西地方でROOGAをお考えの方はゼファンまで。
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STEP.5庇改修工事
庇もモニエル瓦からガルバリウム鋼板へ改修します。使用するガルバリウム鋼板は屋根材と色を合わせ一体感を出しています。庇に板金をしっかり巻いたので動物が侵入する隙間もなくなりましたね!
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STEP.6施工完了
ROOGA鉄平は一般的な陶器平板瓦と比較して1/2以下の重量しかありません。今回の葺き替え工事で屋根も軽くなり、動物の侵入経路となる隙間もしっかりと塞げましたね。
施工期間と施工面積など
施工面積 | 65㎡ |
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施工期間 | 4日 |
施工費 | 約120万円 |
屋根形状 | 切妻屋根(棟違い) |
今回は大阪府門真市で屋根葺き替え工事を行いました。今回は屋根の隙間から動物が侵入するとの問い合わせでしたが、屋根の隙間は雨漏りなどの原因ともなるので注意が必要です。屋根は自然と劣化しこういった隙間もいつの間にか出来る可能性もあるので、定期的な点検を欠かさないようにしましょう。
屋根の隙間は早急に対応しましょう
今回は大阪府門真市で行った屋根葺き替え工事の施工事例を画像と共にご紹介しました。今回ご紹介した建物は屋根の隙間から動物が入るとのご連絡があったからの工事でした。その為、屋根の葺き替え工事に加え隙間のできていた庇をガルバリウム鋼板へ改修する対策も行いました。
屋根の隙間は今回の様な野生動物の侵入経路となり問題となるといった事もありますが、屋根の役割から考えれば『雨漏り』の原因となると言ったもっと大きな問題につながるという事を知っておきましょう。屋根の隙間から侵入した水は、関係のない建物の部位まで劣化させてしまう可能性もあるため早急に対策をする必要があります。
今回の様な屋根の隙間はどのような建物でも起こり得るものです。屋根や外装等は常に過酷な環境にさらされ続け、日々風雨の影響を受けています。その為、特に何もなかったとしてもそれぞれの部位の劣化は少しずつ進行しているものなのです。雨漏り等の致命的な劣化にまで進行する前に定期的な点検・メンテナンスを行い早期に対応できるように心がけましょう。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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