こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は建物の屋根の形状によって違う雨漏りリスクについてご紹介したいと思います。皆さんは普段、何気なく街中を歩いている時などに建物によって屋根の形状が様々ある事に疑問に思った事はありませんか？一般的に外観デザインを決める為に屋根形状が違うのだろうなという程度の認識しかなく屋根形状に対して特に何も思わないかもしれませんが、実際には屋根の形状によって建物が雨漏りするリスクが違うって知っていましたか？
近年ではいろいろな形状の建物も増えており、それに伴って屋根の形状や使用される屋根材なども様々です。しかし屋根形状が複雑になればなるほど屋根にはつなぎ目が増えてしまい、その分雨水が侵入してしまう可能性も高くなってしまうのです。もちろんそれぞれの屋根形状によって雨漏りしないように対策は取られますが、劣化する可能性がある場所が増えればメンテナンスの頻度も上がりますし、そこにはコストもかかってしまい住む人にとっては大変です。
そこで今回は、代表的な屋根形状と雨漏りリスクの違いについてご紹介したいと思いますので、建物の屋根選びの参考にしてみてください。
屋根形状による雨漏りリスクの違い
屋根形状には本当に多くの種類があり、代表的な形状と言えば切妻屋根や寄棟屋根などがあります。近年ではモダンな建物の形状が流行している事もあり片流れ屋根や陸屋根などを選択する方も増えています。この屋根形状は何も外観デザインの為だけに決められるのではなく、その地域の気候等や降雨量等を考えられて決定します。
ここで屋根形状による雨漏りのリスクを考えてみましょう。屋根形状による雨漏りリスクは、屋根の形状が単純なほどリスクが低く、複雑な造りになるほどリスクが上がると言われています。これは上述した通り、複雑になるほど屋根の継ぎ目が増える為という理由があるのですが、ここでは代表的な屋根の形状と雨漏りリスクについてご紹介します。
屋根にどのような形状があるかは以前まとめていますのでそちらもご覧ください。
Example.1雨漏りに最も強いと言われる『切妻屋根』
屋根形状としては最もオーソドックスで皆さんも良く見る屋根形状です。切妻屋根は構造的に非常に単純で屋根形状の中でも最も雨漏りしにくい屋根だと言われています。また、複雑な屋根と比較するとメンテナンスも容易にできるのでメンテナンスコストも安価です。切妻屋根の雨漏り原因は『大棟』と呼ばれる屋根の最上部が原因になる事が多いです。
Example.2オーソドックスで雨漏りにも強い『寄棟屋根』
寄棟屋根は切妻と同様にオーソドックスで皆さんもよく見かける屋根形状です。この屋根形状は全方向の外壁を軒が覆い雨から守ってくれるという事が大きなメリットです。雨漏りリスクの面から考えると『かき合い』と呼ばれるY字になっている部分から雨漏りすることも多いので定期的なメンテナンスが欠かせません。
Example.3最近人気の屋根形状『片流れ屋根』
ここ最近モダンな建物の外観を実現できると非常に人気の高い屋根形状が片流れ屋根です。この形状は外観がモダンでオシャレに仕上がる一方、屋根が一方向に向いている為、屋根に落ちた雨水を全て受ける雨樋に負担がかかります。また、けらばが長い事や、強風時に横から当たる雨水によって雨漏りする可能性が非常に高いとも言われています。
片流れ屋根の詳細についてはコチラもご覧ください。
Example.4平らな屋根が特徴の『陸屋根』
『陸屋根』はほぼ平らな形状をした屋根で「ろくやね」または「りくやね」と呼びます。片流れ屋根同様、建物がモダンな外観となると近年人気の屋根形状ですが、平らな形状のため屋根部分に雨水が長くとどまる事や外壁が雨水に晒される等の問題もあり雨漏りリスクが非常に高くなります。
雨漏りリスクは屋根形状により違います。
屋根の雨漏りリスクは施工を行う職人の腕によっても違ってきますが屋根の形状による雨漏りリスクは上図の様になります。屋根形状による雨漏りリスクの違いは一般的に屋根の形状が複雑になるほどリスクが高くなりますが、片流れ屋根や陸屋根の様に単純な形状の物でも雨漏りリスクが高いものがあります。これは軒の有無なども関係があるのですが「雨漏りは外壁から起こる事も多い」という事も理由の一つです。屋根形状を決めるときはこういった雨漏りリスクの事も考えて決める事をオススメします。
詰まった雨樋は建物の寿命を縮めます！
今回は代表的な屋根形状による雨漏りリスクの違いについてご紹介しました。屋根形状に関しては、代表的な物を一部抜粋してご紹介しましたが、今回ご紹介した以外にも多くの屋根形状が存在します。また雨漏りリスクが高くなると言われる複雑な屋根形状という点でも『招き屋根』は雨漏りしにくく、『越屋根』は雨漏りの可能性が非常に高いなど一般の方ではどういった屋根が良いのかという事はなかなかわからないものですよね。
屋根の形状は建物の外観を大きく変えるものでもありますので、基本的には自分の好みに合った形状の物を選択し、その形状で雨漏りしにくくなる対策を専門家に相談するといった考え方が良いのかもしれません。また、単純で雨漏りに強い屋根形状だと言っても絶対に雨漏りしない建物等というのは不可能です。雨漏りに最も効果的な方法は定期的に点検を行い、早期に劣化を修繕する方法という事を覚えておきましょう！
屋根修理・雨漏りのご相談はゼファンまでお気軽に
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！屋根修理雨漏り工事は業者選びも重要です。屋根工事業者選びについてはこちらからご確認下さい。
大阪・神戸の雨漏り修理 詳細はこちらから
屋根修理のプロ、ゼファンのHPはこちらから
屋根修理の料金ページはこちらから
雨樋修理のページはこちらから
