こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
建物の外壁は普段何気なく過ごしている間にも年々劣化が進んでいくものです。その為、外壁には定期的な点検やメンテナンスといったお手入れが必要不可欠となります。外壁のメンテナンスと言えば外壁塗装が思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、今回はサイディングについてご紹介したいと思います。
外壁のリフォームを考えた時に「金属サイディングって気になるけど、どんなメリットがあるのだろう?」と金属サイディングを外壁に採用することを迷っていると言う方も多いのではないでしょうか?近年では、サイディング材にも様々な種類の物が登場し、どの素材を採用すればいいのか、なかなか判断基準が分からないという事も多くありますね。
そこでこの記事では金属サイディングの特徴やメリット・デメリットをまとめてご紹介したいと思います。
まずは『金属サイディング』について知っておきましょう!
それでは金属サイディングについての基礎知識をご紹介したいと思います。ここでは金属サイディングが持つ特徴やメリット・デメリット、その他素材との違いをご紹介します。
POINT.1『金属サイディング』の特徴とは?
金属サイディングの大きな特徴は『軽量』で『断熱性』に非常に優れている事があげられます。この素材は、メッキ塗装が施された金属板に、断熱材を裏打ちしたもので厚さが15mm以上の金属製の外壁材となっています。「金属であれば重いんじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、実際に他外壁材と比較しても『軽量』な素材で、建物に掛かる負担は非常に少ないと言われています。
更に断熱材が金属板に裏打ちされている為、非常に断熱性も高い優れた外壁材となっています。
POINT.2『金属サイディング』のメリットとデメリット
金属サイディングの特徴は上述の通りです。しかし、金属サイディングにももちろん弱点は存在していますので、ここでは素材的なメリットとデメリットをご紹介します。ご自身の希望に合うかの参考にしてみてはいかがでしょうか?
金属サイディングのメリット
- 優れた断熱性を持っている
上述の通り優れた断熱性は大きなメリットですね。金属板に裏打ちされた断熱材は、気泡の集合体となっており、その気泡に『熱』を閉じ込め建物内を一定の温度に保つ役割を持っています。その為、外気温の影響を受けにくく、部屋の温度を外に逃がさないと言う性質を持ち1年中快適な住空間を作ってくれます。 - 優れた耐震性を持っている
金属サイディングは上述の通り非常に『軽量』な素材です。具体的には『窯業サイディング』の約1/4、『モルタル外壁』の約1/10の重量しかなく、建物に掛かる負担は非常に少なくなります。その為、地震による影響も受けにくくなるメリットがあります。 - 優れた耐凍害性を持っている
凍害とは大阪などの関西地方ではあまりなじみのない言葉かもしれませんが、塗膜の劣化により水分が外壁材内部に侵入し、『凍結→膨張→爆裂』を繰り返すことにより外壁材が崩れてしまう現象の事です。特に寒冷地で窯業サイディングを使用している場合に起こる現象ですが、金属サイディングは金属という素材の特性上、内部に水分が侵入することがなく凍害が起こりにくいメリットがあります。
金属サイディングのデメリット
- 表面に傷がつきやすい
金属サイディングの大きな弱点は傷がつきやすいという事です。金属という素材の性質上の問題でもありますが、風で飛ばされた小石などが擦れると、傷やへこみで美観が損なわれる可能性があります。 - サビが発生する
金属サイディングは表面についた傷などに水や空気が触れることによってサビを発生します。金属サイディングはメンテナンスフリーと勘違いしている人がいますが、メンテナンスは必要不可欠です。 - 酸性雨や塩害の被害を受けやすい
金属屋根でも言われる事ですが、潮風が吹く沿岸地域では塩害によってサイディングが錆びる事があります。また、酸性雨によって素材の成分が溶け出し劣化することなどもありますので、酸性雨が多い地域や沿岸地域には向かない建材です。
POINT.3『窯業サイディング』との違いは?
外壁に利用されるサイディング材は主に『金属サイディング』と『窯業サイディング』の2つがあります。それではこの二つは何が違うのでしょうか?ここでは2つの違いについてご紹介したいと思います。
『窯業サイディング』とは、施工性の良さやデザインのバリエーションの多さもあり、現在の新築住宅の約80%に利用されている非常に人気の高い外壁材です。この素材は、比較的軽量で、耐火性も高いという特徴を持っており、地震や火事などの災害に強いと言われています。それではこの二つの素材の特徴を表にまとめてみましょう。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
金属サイディング | ・断熱性が高い ・耐震性が高い ・耐凍害性が高い |
・傷がつきやすい ・サビが発生する ・塩害に弱い |
窯業系サイディング | ・デザイン種類が多い ・耐火性が高い ・施工性が良い |
・防水性は塗装に依存する ・蓄熱性が高い ・シーリングの劣化が早い |
『金属サイディング』と『窯業サイディング』には上記の様な素材的違いが存在します。どちらの素材が良いのかは住んでいる地域の特徴や建物の外観の仕上がりをじっくり考えて選ぶことが良いかもしれませんね!
外壁リフォームは考えることがいっぱい!
今回は金属サイディングの特徴やメリット・デメリットをご紹介しましたがいかがでしたか?現在外壁のリフォームを考えていて素材に迷っている方のお役にたてていたら幸いです。
金属サイディングは断熱性や耐震性を重視したい方やスタイリッシュな外観にしたいと言う方、コストパフォーマンスを重視したい方には非常にオススメできる外壁材となっています。
外壁リフォームは工法や使用する材料など、考えなければいけないことがとても多くありますね。外壁の状態によって塗装工事が必要なのか、シーリングの補修が必要なのか、サイディングを張り替えるのか、カバー工法で工事を進めるのかなど、一般の方だけではなかなか最適な方法にたどり着くのは難しいものです。
ゼファンでは現地調査からプロの職人がお伺いし、お客様のご希望や予算に最適な施工方法や使用材料をご提案させて頂きますので、屋根や外壁で何か疑問がある場合はお気軽にお問い合わせください。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!