こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は和瓦を使った切妻屋根の屋根リフォーム工事施工事例としてケイミュー社のコロニアルグラッサに葺き替えを行った工事を画像と共にご紹介します。今回工事を行った切妻屋根は皆さんが屋根と聞いて一番にイメージするであろう最もオーソドックスな屋根の形状です。主な屋根の形状については以前ご紹介した記事がありますのでそちらをご覧ください。
今回は雨漏りしたことによるお問い合わせですが、ご依頼のあった屋根を調査した結果、屋根瓦には大きな問題ありませんでしたが、漆喰がボロボロになっている状態でした。今回の雨漏りの原因は、この漆喰の劣化です。漆喰が劣化してしまうと、亀裂が入ったり、ボロボロと剥がれ落ちたりし、そこから雨水が侵入して雨漏りしてしまいます。和瓦は基本的にメンテナンス不要と言われていますが、漆喰などの副材は定期的なメンテナンスが必要です。ご依頼いただいた屋根は、雨水の侵入により屋根土や下地の劣化も進行してしまっていたため屋根の葺き替え工事をご提案させていただきました。
重量のある和瓦からカラーベストへの葺き替えは屋根の総重量が半分以下になる為、建物の耐震化にもつながるのでオススメです。
コロニアルグラッサとは？
まずは今回の工事に使用した屋根材『コロニアルグラッサ』についてご紹介します。コロニアルグラッサは屋根材のトップメーカーケイミュー社が販売しているカラーベストシリーズの一種で、所謂スレート屋根と言われる屋根に使用される屋根材です。
この屋根材の大きな特徴はなんといっても『軽い』という事で、一般的な陶器瓦と比較するとその重量は半分以下しかありません。屋根の総重量が軽量化されると、その分建物の重心が低くなるため地震時の揺れが小さくなります。建物の揺れが小さくなると倒壊の恐れも低くなるため、近年の耐震性を考えた屋根リフォーム市場では非常に人気の高い屋根材です。他にも紫外線に強く色あせしづらい特徴も持っており長く美観を保つことや、耐風性、防水性、耐久性、防火性、遮音性、断熱性などにも優れている屋根材です。ケイミュー社のカラーベストシリーズについては以前記事にまとめていますのでそちらもご覧ください！
和瓦からコロニアルグラッサへの葺き替え工事施工事例をご紹介！
それでは今回行った和瓦からコロニアルグラッサへの葺き替え工事施工事例を画像と共にご紹介いたします。和瓦は非常に耐久性が高く基本的にメンテナンスフリーでも問題ない屋根材と言われています。ここで勘違いしてはいけないのは、メンテナンスフリーなのは『瓦のみ』だという事です。瓦屋根には『瓦』以外に様々な副材が使用され形成されています。漆喰等もその中の一つで、漆喰に関しては約10年に1度は塗り替えが必要と言われています。瓦屋根であっても定期的な点検やメンテナンスを行うようにしましょう。
STEP.1施工前
上の画像が今回雨漏りのお問い合わせがあった屋根です。一見すると特に悪い部分などないように見えますが、実際には屋根全体の漆喰がボロボロでした。このように漆喰の劣化などは発見しにくい為、数年に一度はプロに点検してもらうことをオススメします。
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STEP.2既存屋根材の撤去
既存屋根材の撤去を行います。瓦を一枚一枚丁寧に撤去し、その下に施工されている屋根土やルーフィングも撤去します。
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STEP.3下地・防水シート施工
既存屋根材の撤去が完了すると下地を施工します。屋根の不陸調整を行い、コンパネ下地（12㎜）を施工します。コンパネ下地の上に新しくルーフィングを施工して下地は完了です。
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STEP.4コロニアルグラッサの施工
下地、ルーフィングの施工完了後、新しくコロニアルグラッサの施工を行います。コロニアルグラッサは複数の色を組み合わせたシャッフルカラー等もありますのでスタイリッシュに仕上がります。
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STEP.5施工完了
上画像は施工完了後の屋根です。見た目もスッキリ良くなりましたね！
施工期間と施工にかかった費用
| 施工面積 | 60㎡ |
|---|---|
| 施工費用 | 70万円 |
| 施工期間 | 3日 |
今回は雨漏りした和瓦屋根の葺き替え工事で施工期間は3日、施工費用は70万円でした。ご依頼いただいた屋根の雨漏り原因は『漆喰の劣化』で、これは雨漏り原因としても多くある原因の一つです。漆喰の劣化などは一般の方ではなかなか判断つかないもので、特に離れた位置からの確認では発見が非常に難しいものです。瓦はメンテナンスフリーでも大丈夫と思いがちですが、漆喰などの副材はそこまでの耐久力はありません。実際に雨漏りが起こる前に対処できるよう定期的に点検することをオススメします！
細かな部分もきちんとメンテナンスを！
今回は和瓦を使った屋根をコロニアルグラッサに葺き替えた工事の施工事例をご紹介しました。お問い合わせいただいた屋根は『雨漏り』があったための修理でしたが、建物全体の事を考えた場合、雨漏りする『前』に対処できるようにすることが重要です。屋根の雨漏りの原因は様々あり、今回の様に『漆喰の劣化』の他にも、瓦やスレートが割れることを原因にするもの、屋根の谷樋が劣化した事によるもの等、屋根によって劣化する箇所もその原因も違います。しかし、何らかの理由で雨漏りをしてしまうと、侵入した雨水によって関係ない部分まで劣化させる可能性があり、最悪の場合は建物の建て替えが必要になることもあります。こういった事を防ぐには定期的に点検・メンテナンスを行い、雨漏りをする前に補修していくことがとても重要です。こまめにメンテナンスを行うことは、大規模リフォームの間隔を延ばすことも出来る為、最終的にコストダウンすることも可能となり、何より大切な建物を長持ちさせることにもつながりますよ！
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円（大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀）で屋根のお困りごと（屋根修理、雨漏り修理）がございましたらお気軽にご相談ください！
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