こんにちは、屋根と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、以前ご紹介した『屋根の葺き替え工事』の実際の施工事例をご紹介したいと思います。ご依頼いただいたお住まいは「雨漏り」が問題になっており、屋根の状態をチェックした結果『葺き替え工事』の施工となりました。
それでは実際に行った葺き替え工事の施工事例をご紹介していきます。
屋根の劣化は雨漏りの原因になります。
上の画像は今回ご依頼いただいたお住まいの施工前の状態です。写真で見てもらっただけでもわかると思いますが、屋根の状態は良くありません。今回の屋根の特徴は、谷樋(とい)と言われる溝(上図の赤丸部分)が6カ所もある事です。瓦の劣化もかなりひどいですが、今回はこの『谷樋』の劣化も目立ちました。『谷樋』の劣化は、普段なかなか気づくことは難しいかもしれませんが、雨漏りの大きな原因となります。瓦などが問題ないように見えても『谷樋』が劣化している事もあるので、定期的な検査をオススメします。
谷樋は屋根が谷構造になる事で屋根から流れ落ちる雨を谷に集め、軒樋に排水させる役割を持った部位です。古い家の谷板金には銅製の物も多く、雨漏りの原因となる部位ナンバーワンとも言われます。
実際の工事の流れ
それでは今回の葺き替え工事の流れを画像と一緒にご紹介します。施工期間や工事にかかる費用もご紹介しますので、屋根工事をお考えの方は参考にしてみてください!
STEP.1屋根材の撤去。
まずは既存の屋根材を撤去していきます。瓦をめくり、瓦の下にある屋根土、防水シートも撤去します。
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STEP.2屋根下地設置。
屋根の不陸調整を行い、屋根全体にコンパネ下地(12㎜)を設置していきます。今回の屋根の様に複雑な形状をした屋根でも綺麗に下地を仕上げます。
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STEP.3ルーフィング・谷板金施工。
下地が仕上がったので、その上にルーフィング(防水シート)を貼っていきます。また今回、谷板金には耐久性の高い『ガルバニウム鋼板』を使用しました。元々設置されていた銅板の谷板金と比較するとかなり耐久性が上がります。谷樋の劣化は雨漏りの原因になるので、耐久性の高い部材がオススメです。
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STEP.4施工完了
今回は新しい屋根材にKMEW社『コロニアルクァッド』を採用しました。元々の和瓦の屋根と比較するとすっきりして、ガラッと印象が変わりました。今回の工事で屋根材を変えたことによって、以前の和瓦の屋根と比較すると屋根の重量が半分ぐらいにまで軽量化されたと思われます。屋根の軽量化は耐震性も上がりますのでお勧めです。
施工期間と施工にかかった費用
施工面積 | 約 60㎡ |
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施工費用 | 60万円 |
施工期間 | 2日間 |
今回の工事は全行程を2日間で行いました。
具体的には、1日目に瓦おろし、屋根材の撤去を8名で行い、2日目の屋根工事を2名で施工を行いました。屋根の全体の面積は60㎡で施工費用は60万円でしたので1㎡辺りちょうど10000円の施工費用ですね。新しく施工する屋根材や、屋根の形状によって施工費用は変わってきますが、ある程度の目安にして頂ければと思います。
ゼファンで行う屋根工事は、すべて自社職人及び専属外注の職人で工事させて頂いています。そのため、他社では見られない施工の速さと施工力の両立が可能です。お住まいの屋根に関して何か問題がある場合は、お気軽にお問い合わせください。ゼファンでは調査の段階から自社の職人が行いますのでスピーディーで正確な対応が可能です。
屋根のリフォーム工事や雨漏り修理はゼファンにご相談ください。