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2024.04.09

工場で雨漏りしたらどうする?自分で応急処置できる?どんな工事を行う?工事の実例は?

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工場で雨漏りしたらどうする?自分で応急処置できる?どんな工事を行う?工事の実例は?

一戸建てと同じように、工場や倉庫でも雨漏りすることはあります。

製造ラインを止めないといけないのではないか、設備が故障するのではないか、製品がダメになってしまうのではないかと、不安は尽きないですよね。

工場で雨漏りした場合、「まずは自分たちで応急処置をしよう」と考える人もいますが、高所作業は大変危険なので、オススメできません。

雨漏りしたら“すぐに”専門業者に連絡することが、オススメです。

今回の記事では、工場で雨漏りが発生した場合、どんな工事を行うことになるのか、実際の工事の事例を併せて、屋根リフォーム専門業者の『ゼファン』が紹介していきます。

記事の後半では、雨漏り補修を依頼する業者を探す時のポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

工場の雨漏りの応急処置は自分でできる?

工場で雨漏りしたらどうする?自分で応急処置できる?どんな工事を行う?工事の実例は?

工場の雨漏りの応急処置について、市販されている「防水テープ」や「ビニールシート」を用いれば、自分でも何とかできるという意見があります。

しかし先述したように、高所での作業は非常に危険であるため、オススメはできません。

特に工場の屋根は、一般的な住宅よりも高いので、万が一転落してしまった時の危険度が高く、命にかかわるので絶対にやめてほしいという思いがあります。

そもそも、雨漏りの補修は本来、専門的な知識・技術がないと行えないものなので、それがない人が感覚的に応急処置を行っても、雨漏りが解決しないケースが多くあります。

危険すぎるため、そして自分で応急処置しても逆に雨漏りが悪化するケースがあるため、些細な雨漏り補修であっても、専門業者に任せることがベストです。

工場で雨漏りしたらどんな工事をする?

工場で雨漏りしたらどうする?自分で応急処置できる?どんな工事を行う?工事の実例は?
  1. 部分張り替え
  2. 屋根カバー工事

工場で雨漏りした場合、状況によって上記のような工事を行います。

これらの工事は、工場の稼働を止めずに行うことが可能です。

それぞれの工事内容について、以下で簡単に説明します。

費用相場については、工場の屋根に多い「波型スレート」と「折半屋根」を取り上げます。

【1】部分張り替え

雨漏り箇所が限定的で、屋根全体の劣化が進んでいない場合、部分的な張り替え工事を行います。

【2】屋根カバー工事

雨漏りの範囲が広範囲に及びつつも、既存の屋根材・下地が傷みすぎていない場合には、屋根カバー工事を行うことがあります。

屋根カバー工事とは、既存の屋根材の上に、屋根材を被せる工事のことです。

既存の屋根材を撤去しないので、工事は早く済み、費用も抑えることができます。

以下の写真は、当社ゼファンが工場屋根に屋根カバー工事を実施している様子です。
既存の屋根材の上に、新しい屋根材を被せている様子がわかります。

既存の折版屋根に、88折版屋根材を重ねている様子
既存の大波スレート屋根に、MSリフレアルーフⅡ650屋根材を重ねている様子

すでに雨漏りしている工場の屋根には、屋根塗装はオススメできない

すでに雨漏りしている工場の屋根に屋根塗装を実施することは、当社ゼファンではオススメしていません。

理由としては、すでに雨漏りしている屋根の場合、塗装では雨漏りの補修ができないためです。
塗装をしても雨漏りは止まりません。

一方、雨漏りする前の状態で、屋根が板金、かつサビがひどくない場合であれば、屋根塗装工事もおすすめです。
工場屋根のメンテナンスとしては推奨できます。

屋根葺き替え工事は、稼働中の工場にはオススメできない

屋根工事で多く取り入れられる「葺き替え」ですが、稼働中の工場の雨漏りに関しては向いていません。

理由としては、工事期間中に屋根がない状態になるためです。

そうすると工場内に雨水がそのまま入ってしまうため、工場が稼働できないばかりか、雨がかかってはいけない工場内の機器すべてを移動させたりしなくてはならないといった理由があるためです。

また、工場の屋根は解体すると骨組みだけになってしまうため、内側にも足場を組まなければなりません。

これらの理由から、工場の屋根には屋根塗装や屋根葺き替え工事ではなく、上述した

  • 部分張り替え
  • 屋根カバー工事

がメインで取り入れられます。

工場の屋根の雨漏り工事の実例

以下では、当社『ゼファン』が実際に施工した、工場の屋根工事の実例をいくつかご紹介します。

【1】大波スレートを屋根カバー工法で工事 京都府木津川市

大波スレートを屋根カバー工法で工事 京都府木津川市
施工費用施工面積工期
470万円(税込)294平米28日

「工場の屋根から雨漏りがあり、屋根の補修を検討している」と、当社のホームページをご覧いただいて、お問い合わせをいただいた事例です。

既存のスレート屋根は経年劣化しており、屋根のメンテナンス時期ということで、屋根カバー工法を提案させていただきました。

また、外壁の塗装が剝がれている箇所があったため、外壁塗装工事の提案もしました。

屋根の面積が大きく、屋根材を上げるのが困難なため、レッカー車を使って作業を行っています。

職人の人数をかけて施工できたので、早く・綺麗に工事完了しました。

<この事例を詳しく見る>
→ 京都府 木津川市 工場屋根重ね葺き・樋交換工事・外壁塗装工事

【2】カラーベストを屋根カバー工法で工事 大阪府枚方市

カラーベストを屋根カバー工法で工事 大阪府枚方市
施工費用施工面積工期
 総額700万円(税込)316平米(屋根のみ)1週間

既存カラーベストが劣化してひび割れて、雨漏りが発生していた事例です。

台風や地震に強い軽量屋根『スーパーガルテクト』を使った、屋根カバー工法を提案しました。

ベンチレーターはそのまま使うため、周りを板金で加工し、錆びが目立たないように塗装を施しました。

また、足場を組むということで、外壁塗装も一緒に行っています。

屋根の色がブルーであることに合わせ、外壁の色はブルー・ホワイトのツートーンで綺麗に仕上げました。

<この事例を詳しく見る>
→ 大阪府 門真市 工場屋根重ね葺き工事

【3】大波スレートを屋根カバー工法で工事 大阪市西成区

大波スレートを屋根カバー工法で工事 大阪市西成区
施工費用施工面積工期
 総額440万円(税込)大屋根395平米
下屋29平米
2週間

「倉庫の屋根から雨漏りしているので、屋根カバー工事を行いたい」と、お問い合わせがあった事例です。

既存屋根はスレート屋根の上に、角波の板金屋根が施工されていました。

重量が重たくなってしまうので、角波板金はめくり、スレートの上から屋根カバー工法を行うことを提案しました。

大屋根と下屋の取り合い部分である、外壁の小波スレートはすべてめくって、角波750で施工しています。

雨樋は施工可能部分をすべて取り換え、大屋根部分のベンチレーターは、屋根材と同じ色で塗装しました。

<この事例を詳しく見る>
→ 大阪府 大阪市西成区 倉庫屋根カバー工法(既存板金めくり)

【4】大波スレートを屋根カバー工法で工事 東大阪市

大波スレートを屋根カバー工法で工事 東大阪市
施工費用施工面積工期
 総額578万円(税込)745平米23日間

工場の屋根リフォームをご検討しておられたところ、弊社のホームページをご覧いただき、お問い合わせ頂いた事例です。

工場の屋根が経年劣化しており屋根のメンテナンス時期ということで、カバー工法で提案させて頂きました。

劣化していたダクト関係は全て塗装し屋根共に綺麗に仕上げました。

屋根の面積が大きく、レッカー車を使い屋根の材料を運びました。
職人さんの人数を増やして数日で完成致しました。

<この事例を詳しく見る>
→ 大阪府 東大阪市 屋根重ね葺き工事・雨樋交換工事

【5】大波スレートを屋根カバー工法で工事 三重県伊賀市

大波スレートを屋根カバー工法で工事 三重県伊賀市
施工費用施工面積工期
 総額480万円(税込)430平米2日間

工場の屋根リフォームをご検討しておられたところ、弊社のホームページをご覧いただき、お問い合わせ頂いた事例です。

「雨漏りは無いがスレート屋根が経年劣化しており屋根のメンテナンス時期です」ということでカバー工法で提案させて頂きました。

不要なダクト関係は全て撤去し屋根以外にも一部壁も屋根材と同じガルバリウム鋼板で仕上げました。

屋根の面積が大きかったですが職人さんをたくさん入れ2日間で仕上げました。

<この事例を詳しく見る>
→ 三重県 伊賀市 工場屋根重ね葺き工事

工場の雨漏り補修の業者を探す時のポイント

工場で雨漏りしたらどうする?自分で応急処置できる?どんな工事を行う?工事の実例は?

工場の雨漏り補修を業者に依頼するにあたって、判断基準など分からないことのほうが多いと思います。

当然ながら、「安いから」という理由だけで業者を選ぶことは避ける必要があり、その業者の技術力や地域における信頼などを見て、複合的に選ぶ必要があります。

以下では、工場の雨漏り補修の業者を探す時のポイントをいくつか、ご紹介します。

  1. 「建築業許可」を持っている業者に依頼する
  2. 実績が豊富な業者に依頼する
  3. 散水調査やサーモグラフィー調査を行える業者に依頼する
  4. 2~3社から相見積もりを取って決める

【1】「建築業許可」を持っている業者に依頼する

施工価格が「500万円」を超える修理・工事は、「建築業許可」を持っている業者でないと、施工することができません。

建築業許可は、建築業法に定められている資格で、国土交通大臣や都道府県知事が許可をします。

工場や倉庫などの大規模な施設の修理・工事は、状況によっては施工価格が500万円を超えることがあるため、あらかじめ建築業許可を持っている業者を探しておくのがスムーズです。

また、建築業許可の取得のためには、経営面・技術面などの審査を通る必要があります。

建築業許可を保有しているということは、経営面・技術面において一定の水準を満たしている業者だということなので、比較的安心です。

【2】実績が豊富な業者に依頼する

業者のホームページに掲載されている場合がある、「実績」「事例」ページは、業者を選ぶにあたって参考になります。

実績や事例をよく見ることで、「(その業者が)どんな工事を得意にしているのか?」を推し量ることが可能です。

また実績がある専門業者は、そのぶんだけサービスや補修・工事のクオリティが高いと考えられます。

最安の業者を選ぶのではなく、許容できる費用内で、できるだけ実績が豊富な専門業者を選びましょう。

【3】散水調査やサーモグラフィー調査を行える業者に依頼する

工場で使用されている屋根材(折半屋根・波型スレートなど)の特徴上、一般住宅と比べれば、雨漏りの原因究明は容易です。

とはいえ、目視だけの雨漏り調査はあくまでも予測であり、実際に補修を行い・実際に雨漏りが止まったことを確認しなければ、調査方法の正しさを確認することができません。

実際の雨を再現する「散水調査」や、赤外線による温度変化で雨漏り箇所を特定する「サーモグラフィー調査」などで、目視よりも確実に雨漏りの原因を究明してくれる業者に、依頼をすることをオススメします。

【4】2~3社から相見積もりを取って決める

工場の雨漏り補修・工事を依頼する際は、1社だけでなく、2〜3社に実地調査をしてもらい、見積を提示(相見積もり)してもらうことがオススメです。

業者によって得手不得手があるだけでなく、雨漏りへの対応の仕方・提案が異なるためです。

相見積もりを依頼することで、中間的な工事の価格も把握することができます。

まとめ

  • 危険なので応急処置を無理に自分たちでしない
    →雨漏りしたらすぐに業者に連絡する
  • 雨漏りの状況によって、実施する工事は変わる
  • 建築業許可を持っている業者や実績が豊富な業者に依頼する

以上、「工場の雨漏りを何とかしたい!」という人に向けて、役に立つ情報をお届けしました。

やはり大事なのは、速やかに業者を呼ぶことと、信頼できる業者に依頼することです。

記事の中でも述べたように、実績が豊富な専門業者を探して、2~3社で相見積もりを取って、依頼する業者を決定してくださいね。

→ 大阪で工場の雨漏り補修・工事を行うなら実績豊富な『ゼファン』にお任せください。

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