こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、屋根修理について、「自分で材料を用意して行えるものなのか?」ということについてご紹介していきます。最近では、『DIY』が流行していることもあり、本来はお金をかけて業者に依頼すべき住宅の工事を自分で行う方が増えています。これは、テレビ番組などで、芸能人の方が本格的な内装工事などを簡単そうにやっている番組などが増えていることもあり、「この程度なら自分でもできるのでは?」と考えてしまうのが大きな理由だと思います。DIYが流行するようになってからは、ホームセンターなどでも住宅の修理に必要な材料や工具などが普通に販売されるようになっていますし、実際に購入したことがあるという人も多いのではないでしょうか?
それでは、住宅修理関係の中でも特に専門性が高いと言われる屋根の修理に関しては、DIYで進めることができるものなのでしょうか?最初に言っておきますが、屋根の専門業者からすれば、どれだけ小さな補修工事だとしても、一般の方がDIYで屋根修理をすることはオススメできません。屋根は、住宅の中でも特に特殊な場所でありますし、高所でもありますのでちょっとした不注意から大怪我をしてしまう…なんてことも考えられるのです。実際に、長年屋根業界で働いている熟練の職人であっても、屋根に登っての作業は毎回緊張するものです。
そこで今回は、屋根修理を「自分で出来るか?」という判断をするためのポイントや、実際に作業を行う時の注意点について簡単にご紹介します。
屋根修理をDIYで行う時の手段について
それではまず、DIYで行う屋根の修理は、どういった方法があるのかについてご紹介していきましょう。細かなことまで考えると、多くの方法があるのですが、ホームセンターなどで手に入る材料を使って簡単に行える修理は以下のような物です。
- 防水テープで修理
屋根材の小さな亀裂などを修理する場合に使用できるのが防水テープです。雨漏り原因箇所が特定できた場合、該当箇所を防水テープを使って塞ぐことで、一時的に雨漏りを止めることも可能です。特別な工具なども必要ありませんし、最近のテープは粘着力も強くなっていますので、多少の雨風で剥がれたりすることもありません。ただし、雨漏り原因箇所が見当違いだった場合、雨漏りは止まりません。 - コーキング補修
最近では、ホームセンターなどでコーキング材とコーキングガンが販売されています。したがって、窓枠のコーキングの脱落などによる雨漏りや、小さな屋根材の亀裂などであれば、コーキング材を流し込むことで塞ぐことができます。 - ブルーシートによる補修
台風などで屋根材が大きくズレてしまった…と言った場合には、該当部分をブルーシートなどで覆い、一時的に雨水の侵入を防ぐという補修方法があります。ただし、この方法はあくまでも応急処置ですので、できるだけ早く本格的な屋根修理を行わなければいけません。たまに、何カ月もブルーシートをかぶせたままの状態を見かけますが、これをしてしまうと逆に屋根を傷めてしまう恐れもあります。
上記のように、DIYで屋根の修理を行う場合でも、基本的に小さな屋根材の亀裂を補修する程度だと考えておきましょう。
POINT自分で行うべきかの判断基準は?
それでは、屋根の修理を「自分で行うかどうか?」の判断は何を基準にすべきでしょうか?冒頭でご紹介したように、そもそも屋根修理というものは、非常に専門性が高い工事となりますので、何か特別な理由があるとき以外は「業者に依頼すべき!」というのが筆者の考えです。
例えば、瓦屋根の漆喰の補修などに関しては、ホームセンターなどで全ての材料が揃いますし、一見簡単な工事のように見えますので、DIYでも可能だと考える方が多いです。しかし、漆喰の塗り直しは皆さんが考えている以上に難しい工事で、仮に自分で行い上手くできなかった…なんてことになると、業者に手直ししてもらう際に余計に費用が高くなってしまう恐れもあるのです。
また、パテによるひび割れの補修などや広範囲の屋根修理などとなると、時間や手間がかかることから、なかなか修理が完了せず、その間に屋根内に水が侵入してしまい、屋根の状況が悪化してしまう…なんてことも珍しくないのです。
屋根修理において『DIYで行えるのか?』という判断基準は、一見して「修理内容がすぐにイメージできる時」だけと考えておきましょう。例えば、屋根材の小さな亀裂や、窓枠などのコーキングの脱落など、目に見える劣化のことです。少しでも「難しそうだ」と感じる場合には、無理をせずに素早く専門業者に連絡し、プロに修理してもらうのが最も被害が少なく、結局は安くつくはずです。
DIYで屋根修理を行う場合の注意点
それでは、屋根修理をDIYで行う場合の注意点も簡単にご紹介しておきましょう。何度も言いますが、屋根の専門業者からすると、屋根の修理をDIYで行うことはオススメできません。というのも、屋根修理の知識がない人が屋根に登って作業する場合、以下のようなデメリットがあるからです。
- 高所となるため、想像以上に危険
- 破損個所とは関係ない場所を傷めてしまう危険がある
- 火災保険が適用できなくなる場合がある
屋根というものは、平屋の場合で4~5m、2階で6m~9mほどの高さになります。さらに、濡れた状態の瓦屋根などは、皆さんが思っている以上に滑りやすく、慣れていない人が屋根の上で作業する場合、誤って足を滑られて落下してしまう危険があるのです。当然、高所ですので、大怪我をしたり、最悪の場合は命の危険まであるのです。専門業者が屋根修理を行う際には、きちんと足場を組んで落下事故が無いように安全に作業を行います。しかし、DIYでは足場などの組み立てはせずに梯子を使って屋根に登るのが普通で、非常に危険を伴うのです。
また、屋根の知識がない事から、本来は踏んではいけないか所を踏んでしまい、余計に屋根の劣化を進めてしまう…なんて危険もあります。修理したと思ったのに、知らないうちに屋根を破損させてしまい、それが原因で雨漏りが始まる…なんてことも珍しくありません。
屋根の修理は、台風直後ですぐに屋根業者に来てもらえない…など、何らかの理由があるとき以外は、自分で行うものではないと考えておきましょう、なお、自分で屋根に登って作業する時には、以下の点に注意して作業を勧めましょう。
POINT作業の際は安全に注意する
屋根の上での作業は、危険が伴う作業ということを認識し、きちんと安全対策を行ってください。例えば、転倒や落下に備えてヘルメットを用意する、手を傷つけないため軍手をつける、動きやすい服装や靴を選ぶなど、当たり前のことのようですが、これを無視する方は多いのです。また、可能であれば、命綱を設置してから作業を開始してください。
さらに、屋根の上での作業の場合、必ず2名以上で作業を行うようにしてください。これは梯子を使う時に、しっかりと固定してもらうことができることや、万一屋根から落下した場合でもすぐに助けを呼ぶことをできるようにするためです。
まとめ
今回は、屋根修理をDIYで行おうと考えている方がおさえておきたい注意点などをご紹介してきました。冒頭でもご紹介したように、近年では、DIYを趣味とする方も増えており、住宅のさまざまな修理を自分で行っているという方が増えています。そのため、屋根の修理に関しても、他の場所と同じく「自分でもできる」と考えている方が多くなっているのです。
しかし、屋根に関しては、住宅の中でも最も専門性が高い場所となり、ちょっとしたミスが原因で雨漏りを引き起こしてしまう場所となります。したがって、屋根修理に関しては、他の内装工事などと同じようなものとは考えないでおいた方が良いでしょう。屋根の上は、非常に足元が不安定ですし、足の踏み場を間違うだけでも屋根材を割ってしまう危険があります。さらに、屋根から落下してしまうと、大怪我をしてしまうリスクがあるのはもちろん、最悪の場合は命の危険まであるのです。
屋根の専門業者というのは、こういった危険を回避するために、きちんと足場を組んで作業を行います。したがって、少しでも不安があるという方は、屋根の専門業者に連絡し修理を依頼するのがオススメです。間違った修理をしてしまうと、それが原因で余計な修理費用がかかってしまうこともあり、時間もお金も無駄にしてしまうリスクがあるのです。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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