こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、屋根リフォームを進める前におさえておきたい、リフォーム後に業者とトラブルにならないための注意点をご紹介していきたいと思います。皆さんもご存知だと思いますが、住宅リフォーム業界は、顧客と業者がトラブルになることも珍しくなく、消費者生活センターへの相談も非常に多い業界と言われています。そうはいっても、住宅というものは、紫外線や風雨の影響を毎日受けていますので、地震や台風といった大きな災害による影響を受けていない場合でも、徐々に劣化が進行してしまい、いずれ専門業者にリフォームしてもらわなければならないものなのです。
特に屋根に関しては、再塗装工事やカバー工事、葺き替え工事などと複数のリフォーム手法があり、採用している屋根材によっては約10年に1度といった頻度で何らかのリフォーム工事が必要になってしまうのです。さらに屋根というものは、内装のリフォームなどとは異なり、特に専門性が高い部位となりますので、未熟な業者や悪徳業者に仕事を依頼してしまったことが原因となり、施工後に業者とのトラブルに発展してしまう…なんてことも少なく無いのです。
住宅リフォームにおける業者とのトラブルは、ほとんどの方が「業者側が悪質だからトラブルになった…」と考えるものですが、実はお客様側の確認不足が原因になっていることも少なく無いのです。そこでこの記事では、屋根リフォームを進める際、工事後に業者とトラブルを抱えないためにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介していきます。
屋根リフォームトラブルは『認識の違い』が大きな原因!
最初からお客様を「騙そう!」と考えている悪徳業者は別ですが、屋根リフォームの際にトラブルになってしまう最大の原因は「施工業者とお客様の認識の違い」がほとんどだと言われています。例えば、面倒だからと打ち合わせが大まかであった…、口約束だけでお願いした…などと言った場合には、施工後に認識の違いが生まれてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
ここでは、屋根リフォームにおいて「認識の違い」を発生させないためにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
POINT1綿密な打ち合わせを行う!
屋根リフォームでの『認識の違い』を防ぐためには、実際に施工に入る前の打ち合わせを綿密に行うことです。屋根は、内装のように日常生活の中で「使用する物」とは異なりますので、施工前は「プロに全てを任せれば間違いない!」などと言った認識を持ってしまう方がいます。しかし、建物の外観イメージに大きな影響をあたえる部分となりますので、事前にしっかりと打ち合わせをしておかなければ、工事完了後にトラブルになってしまう場合があるのです。大まかな打ち合わせのみで工事を進めた場合によくあるトラブルは以下のようなものです。
- 屋根塗装完了後に、色が気に入らないとトラブルになる…
- 瓦屋根から軽量な屋根材(スレートや金属)へ吹き替えたら、建物の外観イメージが大きく変わってしまいトラブルに…
- 打ち合わせ時に聞いていた金額よりも請求額が高い…
綿密な打ち合わせを行わなかった場合、上記のように実際の工事内容が認識と違っていた…なんてことが発生するのです。特に近年では、屋根材の種類が増えていますし、採用する屋根材によって建物の外観イメージが大幅に変わってしまうのです。これを理解せずに工事を依頼してしまうと、完了後に「思っていたものと違いじゃないか!」といったトラブルに発展するのです。屋根リフォームでも、どういった機能が欲しいのか、どういったデザインにしたいのかなど、自分の希望はきちんと伝えるようにしましょう。実際の打ち合わせの前に、要望などをノートに書きだしておくのがオススメです。
POINT2話した内容を記録しておく
実際に打ち合わせを行う際には、施工後の認識違いを防ぐため、打ち合わせした内容や質問の内容・答えをきちんとメモなどで記録しておきましょう。双方がこれを残しておかなければ、後々「言った言わない」のトラブルが発生してしまうリスクがあるのです。
また、打ち合わせ内容を逐一メモに取っているという行為は、業者に「口約束のみで終わらせないようにする」という意識付けができますので、大げさな営業トークで騙されてしまう…ということを防ぐこともできます。さらに、見積り書を貰った際には、話した内容がきちんと反映されているのか、メモと比較することができるようになります。
業者が口にした製品の品番などを押さえておけば、自分の希望に適した材料なのかを後から調べることもできますので非常に便利です。
POINT3契約内容は書面に残す
リフォーム時の契約書は、実際に行ってもらうリフォームの内容や金額など、業者と交わした契約を明確にしておくためのものです。したがって、打ち合わせ時に決めた契約内容に関しては、どんな細かな内容でも、契約書に記載してもらうようにしましょう。これをしていなければ、「契約書に含まれていない!」などと、後々のトラブルのもとになるのです。
リフォーム工事でのトラブルは、顧客が「打ち合わせ時に行ってくれると言っていた」と認識しているものが、実際の契約内容には含まれておらず、言った言わないのトラブルに発展してしまうパターンが多いです。屋根リフォームは、住宅リフォームの中でも高額な部類に入りますので、業者の担当者と信頼関係をどんなに築けていたとしても、絶対に口約束で済ませるのではなく、契約書に記載してもらうように要望しましょう。万一、記載してもらえない場合は、「行ってもらえない」ものと考えなければいけません。
POINT4工事完了後は必ず業者と確認する
屋根リフォームは、高所となりますので、工事完了後の検査をおざなりにしてしまう方が多いです。しかし、本当に問題を解決できたのか、要望通りの工事になっているのかは、慎重に確認したうえで工事完了確認書にサインするようにしなければいけません。実際に、弊社にあるお問い合わせの中には、屋根リフォーム完了後から雨漏りが始まってしまった…などと言ったものも珍しくありませんし、こういったケースの多くは、屋根の上だから確認せずにサインしたというものです。
屋根は一般の方が見ても分かりにくい部分ではあるのですが、業者と一緒に完了検査を行い、何か不安な点があればきちんと質問しておくようにしましょう。また、工事完了後に何らかの不具合が見つかった場合、どういった対応をしてもらえるのかも確認しておきましょう。工事完了後には、アフターフォローに関する書類などが貰えると思うのですが、「どこまで対応してもらえるのか?」をきちんと摺合せしておかなければ意味がありません。
POINT5工事前⇒工事完了までの過程を写真で報告してもらう
実際の屋根リフォームの過程は、ポイントごとに写真に残して報告してもらうようにしましょう。工事内容によっては、1週間以上かかってしまう工事もあり、その間住人が常に見張っておくようなことはできません。
したがって、契約した内容の工事をきちんと行ってもらったのか視覚的にわかるよう、工事過程(工事前・工事中・工事後)の写真を撮影してもらうように依頼しましょう。特に屋根塗装工事では、3回塗りの契約なのに、2回塗りしか行わず、本来の耐用年数よりもかなり早く塗装剥がれが起きてしまった…なんてケースが珍しくありません。
こういった手抜き工事をされないためにも、きちんと確認するという態度は見せておいた方が無難です。
まとめ
今回は、屋根リフォームで業者とのトラブルにならないためにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介してきました。住宅リフォーム業界は、消費者生活センターなどへの相談件数が非常に多く、トラブルになることが多い業界だと考えている方は多いことでしょう。その中でも、特にトラブルが多いと言われているのが塗装関係のリフォームです。
塗装工事と聞けば、ほとんどの方が外壁の塗装をイメージするものですが、採用している屋根材によっては定期的な屋根塗装が必要になるのです。そして屋根塗装は、外壁塗装と同じく、施工後に「思っていたものと違う…」などと業者とお客様がトラブルになることも少なく無いのです。あまりイメージが無いかもしれませんが、住宅の屋根というものは建物の外観イメージに非常に大きな影響をあたえる部分ですので、何も考えずに屋根リフォームを進めた場合、「リフォーム前の外観の方が良かった…」と工事に後悔してしまうケースもあるのです。
こういったトラブルを防ぐためには、実際に工事に入る前の打ち合わせが非常に重要になるのです。屋根業者の中には、屋根は専門性の高い場所なので「全て任せろ」といった感じで話してくる場合もあるようですが、あなたの要望をきちんと伝えなければ、上述のようなトラブルにつながるのです。
リフォームトラブルは、業者が悪徳だから発生するものも多いですが、きちんと打ち合わせを行わずに『認識のずれ』が生じてしまった事が原因になる場合もあるのです。後者の場合は、決して業者だけの責任にするわけにはいきませんので、本稿でご紹介した内容をもとに、お客様側も注意して打ち合わせを進めてください。
ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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