こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、四条畷市で行った屋根のカバー工事をご紹介します。今回ご紹介する屋根は、台風の強風によって屋根の棟板金などが吹き飛ばされてしまうなど、大きな被害が出てしまったための修理工事です。昨年は、関西地方に大型台風が直撃し、さまざまな建物に甚大な被害が出てしまったのは皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか。しかし、約1年を経過した現在でも、まだ修理が追い付かない建物がある中、2019年も大型台風が日本を襲い、誰も予想もし得なかったほどの被害が全国各地で発生しています。もともと台風が多い日本ではあるのですが、これほど毎年のように災害に発展することは少なかったのではないでしょうか?地球温暖化など、さまざまな環境問題によって日本の気象条件が変ってきているとも言われていますので、今後も台風などの強風によって建物に被害が出ないよう、定期的なメンテナンスを欠かすことはできない時代が来ていると思います。
今回工事を行った屋根は、スレート屋根という種類に当たるのですが、こういった屋根には棟板金が取り付けられています。棟板金は釘やコーキングなどでしっかりと固定されるものなのですが、経年劣化によって釘が緩んでしまい、棟板金が浮いてくるのです。そこに台風のような強風が当たれば、皆さんが考えているよりも簡単に板金が吹き飛ばされてしまいます。こういった小さな劣化は、どのような建物であっても発生している可能性が高いですので、災害により屋根に被害が出ないよう定期的な点検とメンテナンスを行う習慣を作るのがオススメです。
スマートメタルの特徴
それではまず、今回新屋根材として導入したケイミュー社の金属屋根素材『スマートメタル』の特徴を簡単にご紹介しておきます。ケイミュー社という名前は、一般の人であればあまり耳にしたことが無いかもしれませんが、屋根材のトップメーカーであり、スレート瓦のコロニアルシリーズやハイブリット瓦ルーガシリーズが有名です。最近になるまで金属屋根材のラインナップが無かったケイミュー社ですが、ここ数年、地震対策を考えた建物づくりが流行している中で金属屋根材の需要が非常に高まってきたため、満を持してガルバリウム鋼板系の金属屋根素材『スマートメタル』の販売をスタートしたのです。
スマートメタルは、他の金属屋根素材同様、非常に軽量な屋根材で、スレート屋根のカバー工事に最適といわれています。さらに、非常に高い遮熱性能を持っていますので、夏場でも快適な建物を実現してくれる屋根材として人気です。スマートメタルの特徴は、以下のようなことがあげられます。
- 軽量で高い施工性を持つ
スマートメタルは、ガルバリウム鋼板系の屋根材として非常にオーソドックスな屋根材ですが、単価が安い、施工性が高いなどの理由があり、カバー工事などのリフォーム工事用途で、非常に高い人気を誇ります。スマートメタルの施工性の高さは、左右どちらからでも重ね葺きが出来る設計になっていることや、非常に軽い屋根材というのが理由です。他にも重ね代が自由に調整でき、切断の手間を省くことができることや、切断が必要無いため廃材を減らすことができるなどの理由で、低コストのリフォーム工事を実現します。 - 塩害やサビに強い
ガルバリウム鋼板は、優れた耐食性を持ち、サビに強いことが特徴ですが、スマートメタルはガルバリウム鋼板より3倍以上もの耐食性を持つSGL(スーパーガルバリウム)が採用されています。したがって、塩害やサビに非常に高い耐久性を持ち、金属屋根素材が敬遠される沿岸地域でも採用可能となっています。 - 高い遮熱性
スマートメタルは、全てのカラーにおいて日射反射率(赤外線領域)40%以上をクリアしており、外部からの熱を反射させることによって、夏場の暑さが室内まで伝わりにくくしています。 - 台風などの強風にも強い
スマートメタルは、前端の勘合と後端のビス・釘留めによって屋根材をしっかりと固定します。そのため、台風や突風などの強風を受けても屋根材のズレや飛散をおさえることが可能です。メーカーによる性能試験では、風速60m/sもの強風にも耐えたという結果が出ています。
大阪府四条畷市で行った屋根カバー工事をご紹介!
それでは、大阪府四条畷市で行った屋根カバー工事の流れを、画像とともにご紹介したいと思います。今回の工事は、台風による強風で、屋根に大きな被害が出てしまったため、お客様と打ち合わせの上、スマートメタルでのカバー工事が採用されました。棟板金などの飛散は、雨漏りに直結する問題となりますので、強風などにも耐えられるよう、普段から万全な状態にしておくのがオススメです。
STEP1施工前
まずは施工前の屋根の状況を見てみましょう。画像を見ていただければわかるように、建物の板金部分が飛散してなくなってしまっています。このような状態を放置してしまうと、屋根にできた隙間から雨水の侵入を招いてしまうことから、雨漏りリスクが非常に高くなってしまいます。今回は、屋根材自体の経年劣化も見られたため、新屋根材スマートメタルによるカバー工事を進めました。
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STEP2既存屋根の上からルーフィングを施工
既存屋根の上から、二次防水のためルーフィングを施工していきます。カバー工事は、既存屋根の撤去を行わずに、その上から新屋根材を施工します。したがって、既存屋根材の撤去費用や処分費用が必要ないので、低コストの屋根リフォームが可能です。
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STEP3スマートメタルの施工
ルーフィングの施工完了後、その上から新屋根材であるスマートメタルを施工していきます。屋根が二重構造となりますが、非常に軽量な屋根材のため、耐震性能にもそこまで悪影響はありません。
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STEP4屋根カバー工事完了
最後に棟板金を施工して、今回のカバー工事は完了です。台風によって大きな被害を受けた屋根ですが、今回は2日の工事期間で修理工事が完了しました。カバー工事は、既存屋根材をそのままに、新たな屋根材を施工していく工法ですので、工事期間も短くできるのが大きなメリットです。スマートメタルを採用することで、すっきりとしたスタイリッシュな屋根に生まれ変わり、お客様にも大変喜んでいただけました。
「屋根は必ず劣化する!」という意識が重要です。
今回は、大阪府四条畷市で行った、屋根のカバー工事をご紹介しました。今回工事を行った屋根は、台風による強風で屋根の棟板金が破損してしまっていたため、軽量な金属屋根素材であるスマートメタルでカバー工事を進めました。台風に関わらず、日本国内では各種季節風もあるため、強風の時期が非常に多い国です。このような強風が吹く際には、多くの建物で屋根の板金部分が破損するという事故が多いです。冒頭でもご紹介したように、棟板金などは、築年数が経過するとともに、板金の固定力が緩んでしまうため、屋根と板金に隙間ができてしまうのです。そこに風が入ることで、一気に板金が吹き飛ばされてしまうわけです。
最近では、頻発する地震に備える…という意識で建物づくりをする人が増加していますが、日本では強風による自然災害も多いということを忘れてはいけません。地震対策として軽量なスレート屋根や金属屋根を採用した場合、瓦屋根では考えなくても良かった棟板金の点検などが必要になります。屋根は、建物の中でも最も過酷な場所にあると言える部分ですので、どのような屋根であっても、経年で劣化が進行して行くものです。したがって、「屋根は定期的に点検が必要!」ということをしっかりと頭に入れ、頻発する自然災害に備えるようにしましょう。
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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