こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁塗装や屋根塗装など、自宅の塗装工事を行おうと思ったときの『臭い対策』についてご紹介したいと思います。住宅というものは、長くそこに住んでいると、さまざまな部分が経年劣化していくもので、定期的に何らかのメンテナンスを施さなければならないものです。その中でも外壁や屋根に施されている塗装は、塗料によって7~15年程度に一度の頻度で再塗装工事が必要になるのが一般的です。こういった塗装工事を行えば、建物の外観も一新できますし、最近では高機能な塗料も多く登場しており、屋根や外壁に断熱効果をもたらしてくれたり、汚れをセルフクリーニングしてくれたりと、快適な住空間を作ることもできるものです。
しかし、住宅の塗装工事は、多かれ少なかれ『塗料の独特な臭い』がつきものですので、場合によってはその臭いで体調を崩してしまったり、近隣住民とトラブルになってしまうことがあるのです。実際に、現在、塗装工事の『臭い』に悩まされている方や、過去の塗装工事で悩んだ記憶がある人もいるのではないでしょうか?
そこで本稿では、自宅の塗装工事を進める場合には、ぜひ知っておきたい『臭い対策』についてまとめておきたいと思います。現在、塗装工事を計画中の方や、塗装工事が決まっている方は必見の情報だと思いますよ!
そもそも塗装工事の臭いは人体に影響があるのか?
それではまず、臭い対策をご紹介する前に、塗装工事を行うときに出るあの独特な臭いが「人体に悪影響を与えるものなのか?」という点についてご紹介しておきましょう。
塗装工事を行うときに、独特の臭いが発生してしまう原因は使用する『塗料』です。塗料も水性塗料と油性塗料と種類があるのですが、特に油性塗料の方がシンナーのようなきつい臭いが発生します。これは、塗料に含まれるイソプロピルアルコール、ブタノール、メタノール、キシレンなどと言った有機溶剤が利用されていることにより、あの独特な刺激臭が引き起こされるものなのです。
水性塗料に関しても、油性塗料よりは幾分マシですが、無臭という訳ではなく、刺激臭がありますので、臭いに敏感な人は苦手かもしれませんね。水性塗料は、VOC(Volatile Organic Compounds)と呼ばれる揮発性有機化合物が含まれるため、刺激臭が引き起こされます。
POINT人体への影響について
結論から言ってしまいますが、塗装工事の臭いは「人体に影響が全くないとは言えない」です。
最近では、VOCの放出量が抑えられ、環境にも人体にも優しい塗料が登場していますが、それでも全く出ないという訳ではありません。さらに、油性塗料に関して言えば、まだまだ強い臭いがあると言え、大人でも軽度の吐き気やめまい、頭痛、睡眠障害、月経不順などの症状が出ることもあると言われています。
特に注意が必要なのは、まだ小さな赤ちゃんや妊娠中の方です。赤ちゃんは、マニキュアの除光液に含まれる有機溶剤ですら体調不良を起こすこともありますので、常に刺激臭が発生する塗装工事の中にいると、強い影響を受けてしまう危険性もあるでしょう。さらに、妊娠中の方は、母親がすったシンナーがお腹の赤ちゃんにまで届いてしまう可能性もあると言われています。
塗装工事の臭い対策について
それでは、塗装工事を行うときの臭い対策について、いくつか具体的にご紹介していきましょう。もちろん、『臭い』に関する問題ですので、感じ方は個人差があると思います。しかし、実際に工事を進めてみたところ、「とても耐えられない…」などなったのでは目も当てられませんので、予め以下でご紹介する対策を頭に入れておきましょう。
PONT1手っ取り早いのはマスクの用意
臭い対策として最も取り入れやすいのがホームセンターやドラッグストアで購入できる臭い対策用のマスクの導入です。「防毒マスク」や「キーメイトマスク」などと呼ばれるような本格的なマスクも、ネット通販で手軽に購入できますが、日常生活では邪魔になりますし、活性炭入の不織布マスクなどを探すのが最もオススメです。
PONT2扇風機などを利用して換気する
塗装工事中には、臭いが家の中に入ってこないよう窓を閉め切っている人が多いでしょう。しかし、窓の隙間などから臭いは入ってきますので、この場合、逆に空気の流れがなくなり、臭いが家の中にたまってしまう結果になることが多いです。
そのため、定期的に窓を開け、扇風機などを外に向かって回すなど、室内から臭いが出ていくような空気の流れを作ると良いですよ。単純な方法ですが、意外と効果的です。
PONT3塗装工事中が他の所に住む
臭いがどうしても耐えられないのなら、塗装工事中は他の場所に移動するのもオススメです。特に、妊娠中の方や小さな赤ちゃんがいる家庭であれば、人体に悪影響が出ないよう、実家に帰っておくことやマンスリーマンションなどを一時的に借りるなどの対策をしましょう。
PONT4臭いの少ない塗料を選ぶ
塗装工事で気になる刺激臭が発生するのは、塗料が原因と説明しましたね。つまり、塗装工事を行うときには、価格や仕上がりの外観だけにこだわるのではなく、施工中に臭いが発生しにくい塗料選びをするのも重要です。最近では、刺激臭が出ないどころか、逆に良い香りがするようにバラや柑橘系の臭いをつけているようなものもあります。
塗装工事は近隣へのご挨拶も重要!
今回は、外壁塗装や屋根塗装など、建物の塗装工事を進めるときに、多くの方が悩んでしまう『塗料の臭い』問題についてご紹介しました。本稿でもご紹介しましたが、塗装工事の臭い問題は、使用する塗料が発生させるものですので、多かれ少なかれ、ある程度の気になる臭いが発生してしまうことは我慢しなければいけません。
どうしても我慢できないようであれば、本稿でご紹介したような臭い対策を取り入れてみると良いでしょう。ただし、注意しておかなければいけないのは、いくら自分たちが臭いを我慢できたとしても、塗料の臭いは近隣住民へも迷惑をかけているということです。外壁塗装の臭いは、自分たちが気になるのと同様に、近隣の方も一時的に刺激臭に悩まされることになります。したがって、近隣トラブルを避けるためにも、塗装工事の日程が決まった段階で、工事の影響がありそうなお宅へはきちんと工事の日程と挨拶を行っておきましょう。挨拶の内容は、以下のような点を伝えておけば良いと思いますよ。
- 塗装工事を進めるときに臭いが出ること
- 工事を進めるため、大型車両の出入りがあること(小さな子供がいる家庭は必ず伝える)
- 工事を進める過程で、足場設置・解体など、大きな音が出る場合もあること
- 足場が敷地外から出てしまう場合があること。または、近隣の敷地に侵入してしまう可能性があること
ゼファンでは、工事前の近隣へのご挨拶も責任を持って行っておりますので、安心して工事をお任せください。
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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