こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁塗装や屋根塗装といった建物の塗装工事の際、よくあるトラブル事例とその対処策についてご紹介します。建物というものは、一度建ててしまえば、何もしなくても一生その姿を保つというものではなく、定期的な点検やメンテナンスをしなければならないということを、皆さんもご存知だと思います。
特に、外壁塗装や屋根塗装といった屋外の塗装工事は、紫外線や風雨の影響を常に受ける部分のメンテナンスでもあるため、比較的劣化が起きやすく、7~15年に1度程度の頻度で、再塗装が必要となります。しかし、こういった塗装工事は、建物のリフォーム工事の中でも高額な部類になるため、業者さんとトラブルになるケースが少なくないのです。
したがって、外壁塗装や屋根塗装を進める際には、どういったことでトラブルになりやすいのか予め知っておき、その対処策を知っておいた方が良いといえるでしょう。現在、住んでいる建物において、塗装工事の必要性を感じている方は、ぜひ本稿にご紹介する内容を参考にしてみてください!
住宅リフォームのトラブルは増加傾向にある!
引用:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター資料より
それでは、外壁塗装や屋根塗装を行う場合、よくみられるトラブル事例とその対処策をご紹介する前に、リフォームトラブルの現状をご紹介しておきます。そもそも皆さんは、塗装工事などの住宅リフォームで、どの程度のトラブルが発生していると思いますか?今まで一度もトラブルになったことが無いという人であれば、「塗装工事なんか、見た目で手抜きかわかりそうなものだし、トラブルなんてないのでは?」などと考えてしまうかもしれませんね。
しかし、実際には、住宅リフォームのトラブル件数は、年々増加しており、住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられる相談件数は、2016年に3万件(新築・リフォーム合わせて)を超えているのです。さらに、上図からも分かるように、2008年以降は、右肩上がりで相談件数が伸びており、「自分には関係ない!」などと決して言えない状況と言えるのです。
したがって、長く建物を守っていくためには、「リフォーム時のトラブルを避けるためにはどうすれば良いのか?」をよく考えておきましょう。
よくあるトラブルと、その対処策について
それでは、塗装工事などの住宅リフォームで、よくあるトラブル事例とその対処策についてご紹介していきます。ここで紹介する事例は、誰にでも起こり得るものですので、対処策などをしっかりと覚えておきましょう!
CASE1外壁材と塗料があっていない
これは、未熟な塗装業者に依頼した場合に起こるトラブルです。例えば、窯業サイディングに弾性塗料を利用して塗装を行うことや、最近増加している『光触媒・無機・フッ素』などがすでに付着している機能性外壁材へ塗装工事を行うというパターンです。
窯業系サイディングには、断熱性の素材が組み込まれ耐熱性に優れる物があるのですが、こういった外壁を弾性塗料に塗り替えると、蓄熱・通気性がないという特長から、塗膜が膨らみ塗装剥がれの原因となるのです。また、機能性外壁材は、そもそも塗料が密着しにくいので、施工後すぐにはがれてしまう…というトラブルが発生します。
■ 対処法
塗装業者でも、未熟な業者であれば、外壁材や塗料の知識を持っていないことがあります。したがって、あなた自身が、自宅の外壁にどのような素材が利用されているか知っておく必要があるでしょう。また、複数の業者に調査を依頼するのも良いでしょう。
CASE2屋根塗装工事後に雨漏りが…
屋根塗装工事におけるトラブルとしては、塗装工事が原因となり雨漏りしてしまう…という事例があります。これは、スレート屋根の塗装工事で、『縁切り』と言われる「屋根材と屋根材を塗料が埋めてしまった場所をきちんと切る」という作業を行わなかった時に多いです。この場合、屋根内に侵入した雨水の逃げ道がなくなり、最悪の場合、雨漏りに発展するのです。また、雨漏り修理のために塗装工事を依頼した場合に、雨漏りが直らないということもあります。これは、塗料の効果が切れている、屋根材が割れているなどと言った、単純な原因が雨漏り理由だと判断して塗装工事を行った結果です。しかし、本来雨漏り原因は、非常に複雑で目に見える部分以外が原因となっていることも少なくないのです。したがって、せっかく塗装工事したのに、全く雨漏りが止まらない…というトラブルも少なくありません。
■ 対処法
縁切りに関しては、見積上に「縁切りの項目があるか?」をまず確認しましょう。最近ではタスペーサーという道具が使われる場合もありますので、項目にそれがあれば縁切りがなされるということです。雨漏り修理に関しては、まずはっきりとした雨漏り原因を特定してもらうことが必要です。原因の特定なしに塗装工事を行ったのでは、結局見た目を直すだけになってしまうので、必ず原因特定後、どのような工事が必要か提示してもらうようにしてください。
CASE3一式やパックの塗装工事に注意!
最近では、「外壁塗装が今なら一式で70万円!」「屋根塗装一式で40万円」などの宣伝文句をよく見かけるようになっています。これらの一式売りやパック販売には注意が必要です。
なぜかというと、一見安価に工事ができそうに見えても、状況によっては必要な工事が入っていない…逆に不必要な内容が入っている…など、建物にとっては最適なメンテナンスにならないことが多いのです。
■ 対処法
建物のメンテナンスは、きちんと建物の状況を点検してもらったうえで、必要な工事をしてもらわなければいけません。こういった一式・パック売りは、それぞれの劣化状況に合わせることができませんし、強引ともいえる『お客様無視の売り方』になることも少なくありません。建物のメンテナンスは、細かな見積書があってこそなので、細かな部分まで一から見積もりしてくれる業者に依頼しましょう。
塗装工事は業者選びが重要!
今回は、外壁塗装や屋根塗装などの塗装工事において、よくあるトラブル事例とその対処法をご紹介しました。建物というものは、長く維持しようと考えた場合、定期的な再塗装が必要になります。したがって、本稿でご紹介したようなトラブルは、誰にでも起こり得るものだと考えておいた方が良いでしょう。
特に塗装工事というものは、建物のメンテナンスの中でも高額な部類に入るものですので、失敗してしまった時の負担はかなり大きいものだと考えられます。また、塗装の劣化は、建物の雨漏り原因となりますので、きちんと建物の状態にあった塗料と施工方法の選択をしなければいけません。
現在、外壁塗装や屋根塗装の必要性を感じている方がいれば、ぜひゼファンまでご連絡ください。ゼファンでは、現地調査の段階からプロの職人がお伺いし、建物の状況を点検いたします。きちんと状況説明をしたうえで、お客様の要望・ご予算に最適な塗料選びからご提案いたしますので安心ですよ!
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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