こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、外壁塗装工事のトラブルを避けるために、悪徳訪問販売の外壁塗装業者がよく利用するトーク例をご紹介したいと思います。建物の外壁は、美観保持や防水性を持たせるため、塗装が施されています。こういった外壁塗装は、一度施工すれば一生持つようなものではなく、定期的なメンテナンスと再塗装が必要になるものです。使用する塗料によって、再塗装が必要になるタイミングは異なりますが、常に紫外線や外気にさらされ続ける場所ですので、一般的には7~10年程度に1度の頻度で、外壁塗装工事に入るというお宅が多いでしょう。
それでは、自宅の外壁を「そろそろ塗装しなければいけないかな?」と思った時には、塗装業者をどうやって探していますか?例えば知り合いのツテの業者や現在では、インターネットで検索すれば、地域の業者がすぐに出てきますので、自ら業者を探すという人も多いことでしょう。しかし、この外壁塗装業界は、訪問販売による営業方法を採用している業者もかなり残っており、訪問販売の巧みな営業トークで契約してしまうという人も少なくないでしょう。実際に、住宅のリフォームトラブルを見てみると、外壁塗装の訪問販売はトラブル原因の1位になっているほど多いので、注意が必要です。
もちろん、訪問販売の全てが『悪徳』だというわけではありませんが、上手な営業トークでいつの間にか悪徳業者と契約してしまっていた…なんてことは珍しくありません。したがって、悪徳訪問販売の営業マンが、どのようにして入り込んでくるのかは、知識として持っておいて損はありませんよ。
知っていれば怖くない!注意したい訪問販売のトーク例
それでは、訪問販売による外壁塗装で、よく利用される営業トークをご紹介していきましょう。訪問販売による営業の場合、営業マン自体は施工に参加するわけではありませんので、塗装に関して詳しい知識を持っていないということが多いです。したがって、訪問販売による営業手法は、基本となる『営業トーク』に沿って話を進めることがほとんどで、トーク例を知っておけば危険を察知することもそこまで難しくないのです。ここでは、一般的によく利用されるトーク例をご紹介します。
CASE1この地域〇軒限定でモニターとして安くします!
これは、さまざまな業界で利用される『モニター商法』と呼ばれる手法ですね。この営業手法の場合、「〇〇地域に弊社の実績としてモデルとなってくれる家を探しています。今なら〇軒限定で安く外壁塗装ができます。」などのトークになります。話を聞いているうちに、他の家で工事が決まったので、あと1軒だけしか安くできませんなどと、「お得感」や「限定感」を煽り、その場で契約を迫ってくるようであれば、特に注意が必要です。
訪問販売の営業マンが『〇〇地区で〇軒』や『モニター価格』などの言葉を利用して、即決を迫ってきた場合は、即決はせずに信頼のおける人に相談するか、他の業者と相見積もりしましょう。
CASE2今、キャンペーン中で安く工事ができます!
これは、訪問販売の常套手段ですね。例えば、「創業〇周年キャンペーンで、〇〇万円値下げしています!」や「〇〇地区限定でキャンペーン中なんです!」など、もっともらしい理由をつけて意味不明な値引きをする営業手法です。
誰でも値引きは嬉しいものですが、こういった場合、元々の金額が高く設定されているため、業者には何の痛みもないのがほとんどです。単純に「キャンペーン中だけ安くなる」という感情の揺さぶりによって契約をとる手法ですので、即決はせず他の業者の話なども聞くようにしましょう。
CASE3今だけ足場代が無料です!
これは、上記のキャンペーン商法と似たようなものなのですが、工事の中で特定の作業費を無料にして安く見せるという手法です。キャンペーン商法は、意味不明な値引きですが、こちらは「近くで工事していて、その足場をそのまま利用すれば足場代が無料にできる!」など、信ぴょう性のありそうな話を持ち出してお得感を出すわけです。
当たり前ですが、この場合、見積書などに『足場代=0円』などと記載されますが、実際には他の工事項目部分が通常より高くなっていることがほとんどです。つまり、本当に足場代を無料にしているわけではなく、他の部分にのせて総額は変わらない工事になるのです。このパターンも、他の業者に相見積もりをとるなど、即決はやめましょう。
CASE4「今すぐに塗装しないと危ないですよ!」など恐怖心を煽る
訪問販売の営業マンの中には、「今すぐ塗装しないと、防水効果がなくなっているので雨漏りします!」などと、恐怖心を煽って契約をとろうとする人も多いです。もちろん、外壁にチョーキングが起きて、防水効果がなくなっていれば、近いうちに塗装工事は必要といえます。しかし、必要以上に恐怖心を煽るようであれば疑ってかかった方が良いでしょう。
外壁や窓枠を起因とする雨漏りは、意外と多いのも事実ですから、あまり外壁塗装の状態が悪くなる前に、信頼のできる業者に点検してもらうことをオススメします。状態が悪いまま放置していると、訪問販売の営業が入ってくる口実にもなります。因みに、屋根修理の訪問販売も、「今すぐ直さないと雨漏りしますよ!」などの恐怖心を煽る営業手法が多いので注意しましょう。
CASE5保険で修理ができるから!
最近では、高齢者が住む住宅を中心に「火災保険などの損害保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」などといった訪問販売が増えています。このパターンは、保険申請の代行まで行うから、何の負担もなく家を直すことができるというトークが中心のようです。
当たり前ですが、建物の修理に保険を利用する場合には、さまざまな適用条件がありますので、工事を行ったはいいものの、保険が下りなくて、結局自己負担しなければいけなかった…などということも珍しくありません。さらに、業者によっては、自分で行うと言った保険申請について、後から多額の保険申請代行費用などといった、もっともらしい口実で請求してくることも多いので注意が必要です。
自宅の修理に保険が利用できるかどうかは、自分が保険会社に連絡し、状況説明をしたうえで、保険が本当に適用できるか確認しましょう。申請自体もそこまで難しいものではありませんので、自分で行いましょう。
即決や意味不明なキャンペーンには注意!
今回は、外壁塗装工事の訪問販売で、よく利用される営業トーク例についてご紹介してきました。本稿でもご紹介しているように、訪問販売での営業では、『今だけ値下げ』『今工事しないと危険』『地域で〇軒まで』など、その場で契約を迫るための何らかの限定条件が付けられていることがほとんどです。したがって、訪問販売で悪徳業者と契約するのを防ぐために、最も有効な手法と言えるのは「その場で契約することは絶対にやめ、他の業者や信頼できる知人に相談してみる」ということでしょう。訪問販売では「今なら数十万円の値引きが可能!」などと営業をかけてきますが、本来、約30坪の外壁塗装で80~100万円前後が一般的なことを考えると、そこまでの値引きをしてしまうと業者に何の利益も出ないどころか大赤字になってしまうのです。つまり、意味不明なキャンペーンや値引きというのは、元々値引き分が提示価格にのっており、その分だけ値下げされていることがほとんどですので、顧客にとって特にメリットはなく、即決する必要などないのです。
もちろん、本稿でご紹介したような、悪徳な営業は一切しない訪問販売業者もたくさんいますので、「訪問販売は全て悪だ!」などと考える必要はありません。しかし、執拗に契約を迫ったり、その場での決断を強要してくるのであれば、高確率で危険な業者といえるため、いったんは断るようにした方が良いと思います。
ゼファンは、自社職人および専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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